日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

3月13日

2014-03-13 | 震災

日曜日になったが先生と子供達はまだそばにいた

Dsc00920

主要な道路は繋がったという話を聞く

それとともにたくさんの情報が入ってきた

H橋が落ちた
O橋も壊れた
駅も役場もY中学校も焼け落ちた
町の中央部は全滅だ

その多くはデマであったのだが
それでも事態は深刻だった

家の無事だった保護者が子どもの引き取りを求めてきたので
親が直接来た時に限って引き渡すこととする
そのチェックに追われる一日

120名だった児童の三分の一が家に帰り
80名が学校に残った

道路が繋がったかと思ったらテレビ局の取材も入る
先生たちも自分の家族が心配だったが
子供達から離れるわけにもいかないので
順番に自宅を見てくることを許された
この日はM市方面の4人が交代で出発

W先生は家に行ったが家族には会えなかったそうだ
無事だという消息は得てきたという
途中でケータイの繋がる場所を発見したということが
久々に明るい情報

私たちは明日、自宅を見に行ける


保護者の一人から話しかけられる
「先生、先生のご両親をT中学校で見た人がいるよ
 無事でよかったね」

震災後初めて
涙がこぼれた

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