日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

長鎖脂肪酸(分子模型)

2007-06-05 | 分子模型図鑑

脂肪酸の続きである

鎖の長くなった脂肪酸の紹介をする

 

ラウリン酸

Photo_195

炭素数12

ココナッツやヤシの油に含まれる

石鹸やシャンプーに良く使われる

 

ミリスチン酸

Photo_196

炭素数14

ココナッツやヤシの油に含まれる

石鹸やシャンプーに良く使われる

パルミチン酸

Photo_197

炭素数16

豚や牛の油に多く含まれる

石鹸やシャンプーに良く使われる

 

ステアリン酸

Photo_198

炭素数18

豚や牛の油に多く含まれる

石鹸やシャンプーに良く使われる

最もポピュラーというべき脂肪酸

 

今日の脂肪酸は説明がほとんど同じだった

それもその筈

生物の体の脂肪には

様々な長さの脂肪酸が混然としているからだ

炭素数が全て偶数なのは

生体内で合成される際に

2個ずつ鎖が長くなるからなのだ

炭素数が奇数の脂肪酸は自然界には

まず存在しない

 

例えば炭素数17の脂肪酸があるが

マーガリンを作る際にできてしまう脂肪酸で

その名もマルガリン酸という

 

石鹸に使われる訳は

長い炭化水素の部分が油と仲良く

右側のカルボキシル基の部分が水と仲良く

水と油の仲を取り持つその性質による

Photo_199

取り持ち方はこんな感じだ

コメント
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