座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

中秋の名月

2023年09月29日 | その他

今夜は満月。また旧暦8月15日でもあり俗に言う『中秋の名月』であります。

他の季節に比べて空気が澄んでいて、月の高さもちょうど良いために昔からこの時期が観月の好適期と言われています。

神道では『月読命(つくよみのみこと)』という夜の神様がおられますが、お月見は「神様を祀る行事」というよりは古来より「純粋に月そのものを拝む、愛でる」という行事であったようです。確かに満月というのは瞬く星や眩しい太陽よりも、何か目が離せなくなるような神秘的な存在感があります。

肝心の天気は時折陽が差すものの基本的には曇り空。また夜には雨が降るかもしれないそうです。

雲で月が見えなければ「無月」、雨が降れば「雨月」と呼んでそれも味わうべきものらしいのですが、折角ならば晴れて欲しいですね。今晩の天気はどうなりますでしょうか。


境内樹木の剪定

2023年09月28日 | 境内の様子

涼風の日々から一転、今日はまた熱中症が心配になるほどの陽射しの厳しい一日になりました。

そのせいか境内を行き来するご参拝の方の姿も控えめに感じます。

境内では職人の方によるイチョウなどの境内樹木の剪定が行われました。混雑している日ではなくて幸いでしたが、職人さんは暑くて大変だったかと思います…

境内に数ある木の中でもイチョウの葉は平たい割に水分が多くて重たく、落ち葉の時期は掃き集めるのが大変です。

今回の剪定で大分枝を下ろしていただきましたので、風も通るようになり、落ち葉も目減りして有難く思います。

早朝から夕刻までの長い作業になりましたが、本日は誠にご苦労様でございました。


境内整備

2023年09月26日 | 境内の様子

特に朝晩が過ごし易くなってきて秋が感じられるようになりました。

境内にも徐々にドングリなどの木の実も落ちてくるようになり落葉も日増しに増えてきています。

境内の砂利も毎日の清掃で厚いところと薄いところと高低差が出来てしまったので均等にする作業をしています。

金属製のトンボで均していきます。

七五三などご祈願者が多い時は砂利の移動も頻繁なのでこまめに行う時もあります。

日中も30度まで気温が上がらないせいか以前のように大汗を掻く様な事はなくなりました。

朝の清掃や境内の作業を行う時の涼しさで今は秋を実感しています。


安産戌の日

2023年09月25日 | 

今日は戌の日。戌の日には安産祈願の方が多く来社されます。

安産祈願は胎児の健全な発育を願い、腹帯を締め、安産を祈願する御祈祷です。一般的には妊娠五か月目の戌の日にすることが多く、なぜ戌の日かというと、犬のお産が軽い(安産)ことにあやかりたいという願いからだといわれております。

もちろん戌の日以外も安産祈願は受け付けておりますのでご都合がよろしい日にお越しください。

ご祈願にお越しの際は新たに購入された腹帯がございましたらご持参いただき、受付時にお渡しくださいますと御札等と一緒にお祓いさせていただきます。

 

〇10月の戌の日

・10/7(土)、10/19(木)、10/31(火)


彼岸花

2023年09月24日 | その他

ほんの数日前までは真夏日が続いていましたが、お彼岸に入ってから急に涼しくなりました。

毎年不思議に思うのですが、こう極端な気温の振り幅があっても彼岸花は決まった時期に咲くものですね。車で道を走っていても所々に彼岸花が咲いているのを見かけるようになりました。

彼岸花は「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」とも呼ばれ、この秋のお彼岸の時期に一斉に花を咲かせます。

他の野の花とは似つかない線画のような花は独特の風情があってお彼岸が特別な時期であることを皆に知らせるようです。

ただこの彼岸花には毒があります。花・茎・根に至るまで有毒で、“お彼岸の時期に咲く花”とまた“口にすると彼岸⇒あの世に行ってしまう花”という意味もあるとか。

モグラなど害獣を避ける意味で田畑の周りに植えられていることも多いと聞きます。

近づいて手折りたくなる方もいるかもしれませんが、お取り扱いには十分お気を付けください。


秋分の日

2023年09月23日 | 

今朝は少し肌寒く、漸く秋の訪れを実感することができたように思います。

本日は、皇居の皇霊殿では秋季皇霊祭が斎行されます。

この日は、明治12年から昭和22年まで「秋季皇霊祭」という祝祭日でしたが、昭和23年からは現在の「秋分の日」に改称されました。

秋分の日は太陽が秋分点を通過する日であり、昼と夜の長さがほぼ同じになります。

季節の変わり目ですので体調に留意してお過ごし下さい。


祝詞作文

2023年09月22日 | 境内の様子

午後になると段々人の出入りも落ち着いてきますので、今後奉仕する神事の祝詞作文や清書を行っておりました。

度々こちらにも書いておりますが、祝詞は決まった詞を読み上げるのではなく、『このような理由で今日神事を執り行うに至りました、つきましてはこのような願事を申し上げますのでご加護をいただきたく…』とその神事のために作文した文章をご神前に読み上げるものです。

作文に当たっては祝詞例文集や先輩の祝詞を参考にはしますが、多くの場合その神事にまつわる事情や自分の好む言い回しを織り込んで作文します。そのため神主によって、また同じ神主でも表現を改善したりして書くたびに違う文章になったりもします。


秋雨

2023年09月21日 | 境内の様子

今日の天気は降ったり止んだり。

特に昼頃には嵐めいた雨脚と強風になりましたが、基本的には霧雨です。朝の内には蒸し暑いだけだったこの天気も、午後まで降り続くとようやく涼しいと感じられるようになってきました。

予報でも今後は30℃を下回る日が多いようです。

神社の神職はいつも通りの白衣袴で調整のしようもないのですが、皆様はすっかり薄着半袖に慣れてしまったのではないでしょうか?

お彼岸に入り暦の上では秋の半ば。暦と現代の天気は多少のズレがあるとはいえ、そろそろ次の季節の服装を用意しておいた方が良さそうです。


彼岸入り

2023年09月20日 | 

今日は暦の上での『彼岸入り』。

『彼岸』というのは仏教に由来する言葉ですが、仏教伝来以前からこの時期は先祖を偲ぶ時期であったといいます。

『暑さも寒さも彼岸まで』という言葉がありますのでこの厳しい残暑も少し和らいでくれると良いのですが…

先祖を偲ぶという事は、一時仕事の手を休めて過去と未来に思いを馳せるという事でもあります。天気の不安定な時期とも重なりますので、皆様も心と体を十分に休めてお過ごし下さい。

 


参集殿に水彩画展示(夏)

2023年09月19日 | その他

4月の下旬より参集殿控室外に水彩画の展示を行っております。

お書きになったのは座間市内を中心に活動されている絵画グループ『同好会 水彩・そよかぜ』の皆様。当初は春の桜満開の頃の絵を展示しておりましたが、先日夏の境内を描いたものに入れ替えて下さいました。

同じ緑を基調とした絵でも濃く力強い緑、明るく煌めく緑と描く人のとらえ方が違っていて面白いものですね。

展示場所は以前と同様に、参集殿に入って右の階段を上がってすぐの所にあります。手前に「ここから控室」と看板がありますが、絵をご覧になりたい方はご自由にお入りいただいて大丈夫です。

 

ただしこれから段々と七五三の季節になり、参集殿には多くの方が出入りすることになります。

時期は未定ですが、破損等を防ぐために折を見て絵画を片付けるお約束になっておりますので、ご了承くださいませ。


境内の稔り。

2023年09月18日 | 境内の様子

三連休も今日が最後。敬老の日は祝日の大安ということで神社にはお宮参りや七五三などで御祈願に来社される方が午前中早い時間にかけて多くありました。

今年は例年のこの時期よりたくさんの落ち葉があって毎朝かなりの量になります。

先日ご紹介した境内のバケツ稲や銀杏の実、どんぐりなど境内の木々にはたくさんの実がなっています。

今日ご紹介するのはいちいの実。

以前もご紹介しましたが、葉はとげとげした堅い葉です。春に花を咲かせますが、花はあまり見たことがありません。

アーモンドのような実から昔は油を抽出していたこともあるそうです。

たくさん落ちてくると爽やかな香りが漂い出します。

実りの秋を迎えて境内では次々と木々が稔りを迎え、朝晩が過ごしやすくなってくると秋の色もグッと濃くなってきます。


出張祭典

2023年09月17日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

出張祭典は「建築関係の出張祭典」と「神葬祭、年祭等の出張祭典」大きく二つに分かれ、本日は、地鎮祭、50日祭、埋葬祭のご奉仕がございました。

出張祭典は神饌等の準備の関係で予約制となります。地鎮祭等では当社準備として祭壇、神饌、玉串、大麻(おおぬさ)、切麻、鎮物、注連縄、紙垂、竹を準備し、お施主様には日本酒一升瓶1本、砂をご準備いただいております。砂がご準備できないときはご相談ください。

建築関係出張祭典の種類は下記のような祭典がございます。記載されている以外のお祓いは神社へ相談ください。

地鎮祭(じちんさい) 「とこしずめのまつり」や「じまつり」ともいいます。工事を始めるに当たって、その土地の神様に奉告し、土地を祓い清めて敷地の安定と工事の安全を祈念いたします。また、竣工後、その建物に災いが起きないように、神様のご加護を願います。
 
上棟式(じょうとうしき) 棟上(むねあげ)式ともいいます。棟木を上げるときに行う神事です。その土地の産土神(氏神)・建物の守護神・工匠の神を祀り、上棟まで進んだ感謝と竣工までのご加護を祈願します。

 

竣工式(しゅんこうしき) 落成式ともいいます。建物が無事に完成したことを奉告し、感謝の気持ちを捧げ新しい建物の堅固安全を祈願いたします。

 
家祓い(入居清祓・新室祓い) 火の神様・水の神様・氏神様へ建物完成の奉告と新居がいつまでも堅固でありますよう御祈願を致します。部屋をすべてお祓いし、特にご家族の健康のよりどころとなるキッチンや災いを招きやすいトイレやお風呂などの水まわりをすべてお祓いいたします。
 
井戸(池)祓い 生命を養う井戸、生き物の住まう池に関わる工事は、古来より丁重に行われてきました。水の神様・井戸の神様へこれより工事を行う旨をご奉告し、工事に際しての障りがないよう祈願いたします。
 
その他出張祭典建物解体前のお祓い、神棚入魂祭、開店のお祓い等、上記以外のお祓いもおこなっております。
お電話にてご相談下さい。

銀杏の落実

2023年09月17日 | 境内の様子

境内には大きく育ったイチョウの木が数本あり、今朝の清掃の時にもう実を落としていました。ずっと暑い夏が続いているような気がしますが気が付けば9月も後半、もうすぐ御彼岸という頃です。

この木は数年前に大きく剪定して以来ほとんど実をつけてこなかったのですが、もう体力は回復しつつあるとみえます。

イチョウは暑さ寒さや病虫害にも強く、剪定無しでも真っすぐ美しく伸びる上にいざ剪定しても弱りにくい樹木です。

加えて水分を多く含むことから燃えにくく、一説には関東大震災の折りにも延焼を留めたイチョウがあったことから全国的に植樹が広がったとも。

寿命が長く縁起の良い木でもあり、神社や寺院に多く植えられているのは縁起物としての側面もあるようです。

 

ただ境内にイチョウを持つ側としては秋の大量の落ち葉、そして銀杏の落実というのは困りものでもあります。

どちらも地道に片づけをするほかはありませんが…

そして参拝者の中には時折銀杏の実を拾って持ち帰る方もいるようですね。

神社としては落ちている実を拾っていかれる分には全く問題ありませんが、中身の種子だけを採って臭いのする外身を境内に捨てていくようなことはされませんよう、また食べ過ぎると中毒になりますので、昔の人の『銀杏は自分の年の数以上は食べない』という言葉をご参考にされますようお願いします。


境内のバケツ稲その(4)

2023年09月16日 | 境内の様子

9月に入っても日中はまだまだ暑い日が続いています。

昨日の雷雨の名残か今日は湿度が高いようでとてもムシムシしています。

境内のバケツ稲も順調に育っています。このお米はもち米なので通常のお米の稲とは少し違いがあるかと思います。

お米が稔っている証拠に穂が垂れています。

稲の葉が黄色く紅葉し始めると収穫に時期になります。

この稲穂は収穫すると11月23日に斎行する新嘗祭の神饌となります。

暑さ寒さも彼岸までと言われるように今月後半にはこの暑さも和らいでくるのでしょうか。


長月十五日月次祭 斎行

2023年09月15日 | 神社祭事

本日は午前7時より月次祭を斎行し、国の隆昌と氏子崇敬者の弥栄をご祈念申し上げ致しました。

修祓


宮司一拝


献饌


祝詞奏上


玉串拝礼


神職よりお話

9月も折り返しですが日中の気温は30度を超え、未だ夏のような日が続きます。
長引く暑さで疲れも出てくる頃かと思いますので、くれぐれもご自愛ください。