本日も昨日と同じく寒い一日となりました。さて今日は、御神籤(おみくじ)についてお話させて戴きます。そもそも御神籤の起源とは、国の重要な事柄を決める際に、神様の意志を占うために籤引きによって決めていた事からきていると言われております。また、現在の御神籤のかたちは個人の吉凶を占うために行われており、このような形になったのは鎌倉時代初期頃からだと言われております。
今年のお正月の御神籤掛けの様子
よく御神籤を引いた後、読み終わった御神籤はどのようにすればいいのか?このように御神籤掛けに結んで帰るべきなのか?大切に持ち帰るべきなのか?悩まれる事があると思われます。では”結ぶ”とはどういった事なのでしょうか?古くから日本では、魂を結び籠める事で願いが成就すると考えられてきました。そして、御神籤を結ぶという場合は、”叶いそうな願い”や”実らぬ願い”と出た結果を何とかして成就しますように、という意味があります。しかし必ずしも結ばなくては、いけないというものではありません。御神籤の結果が良くも悪くも、これからの自分を神様に占って戴いた結果なので、それを肝に銘じ、これからの生活で気を付けて戴く為に、お守りとして持ち歩いて戴いても結構でございます。
まだ今日みたいに寒い日があるかと存じます、皆様におかれましてはお身体ご自愛下さいませ。