まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

美術館を散歩する

2023年07月09日 | 日記

久しぶりに上野を歩いた。
久しぶりに国立西洋美術館を覗いた。
とくに観たい展覧会があった訳ではなかったが
たまには散歩がてらに絵を見るのもの悪くないなと思いつつ
500円だけを払ってのんびり所蔵展を鑑賞した。

最近はやたらにバカ高い「特別展」ばかりで
安い値段で気軽に絵を愉しむなんてことも少なくなったなあ。
などと文句をいいながら常設展の内部をグルリ。
モネ、ピカソ、ルノアール、ルーベンス、ゴーギャンなど
世界屈指の名画たちをわずか500円で心ゆくまで堪能できて大満足。
そんな常設展ある休憩室で見かけた一組の夫婦の後ろ姿。
まさに夫唱婦随の美術館散歩といった感じで
ああ、いいなあ、二人とも絵が好きなんだなあ・・・
まさにそこらを気軽に散歩でもするような軽やかさがあって
夫婦の信頼感のようなものを感じた。



木槿咲く

2023年07月04日 | 日記

白地にピンクのあざやかな花が咲き始めました。
その名も「木槿」(むくげ)です。
この花が咲き始めると「ああ、夏が来たなあ」と
決まって思ってしまいます。
お隣の韓国では国の花である国花にもなっていて
ムグンファと呼ばれています。

朝に咲いて夕方には散ってしまう「一日花」です。
以前、二度ほど韓国を旅したことがあって
かつて朝鮮が「朝の鮮やかなる国」と呼ばれたように
ソウルでもプサンでも夏はこの花が決まって風に揺れていました。
もちろん日本でも昔から馴染みの花で
芭蕉や一茶たちも有名な俳句を残していますねえ。

   道のべの 木槿は馬に 食われけり (芭蕉)

   それがしも その日ぐらしぞ 花木槿 (一茶)

 

木槿は生活に根ざし心に根ざした鮮やかな花です。

 


ああ、七夕飾り

2023年07月03日 | 日記

自転車で走っていると・・・
森の中に色とりどりの祭り飾りが見えて来た。
そろそろ夏祭りの季節だからさもありなんと思いつつ
よくよく見るとこれは「七夕飾り」ではないか。
そうかそうか、もうすぐ七夕だ・・・

今どき埼玉の片田舎にそんな風習が残っているとは。
いや、田舎だからこそ昔ながらの行事が今も残っているのか。
そう思うと何やら嬉しくなって来た、
最近は都会では「鯉のぼり」もトンと見かけなくなったし
将来を担うはずの子供たちの「情操」はどうなってしまうのか!
と文部省に訴えたいような気分になって来る。

近くの幼稚園児たちだろうか。
七夕飾りの「短冊」にも元気いっぱいの文字が踊る。
と思いきや・・・
「おやのきゅうりょうが上がりますように」なんて切実なものもある。
「びんぼうではありません」と断わり書きまである。
子供自身が書いたのか、親が書いたのか・・・
格差社会のひずみが「いじめ」に拡大しないわうに祈りつつ
文部省にはすぐに対処を願いたいものである。(笑)