めったにないことですが・・・
懐かしくほのぼのとした気持ちになる夢を見ました。
今までに何度も訪れたことがある街です。
長い人生でも何度となく転機となった原点の街です。
いつもは寝覚めの悪い夢ばかりなのに
あまりの懐かしさに思わず涙が出そうな夢でした。
街の夢を見るなんて初めてかも知れません。
広島県は尾道の街です。
漁船が行き交うのは尾道水道、その対岸は向島。
日本で一番小さな「海峡の街」です。
大学の頃に初めてこの風景に魅せられてて以来
悩み多き青春の日々、恋多き青年時代、仕事に明け暮れた作家時代
事あるごとにこの街を訪れては思い出を刻みました。
家人と内緒で婚前旅行(?)を愉しんだのもこの街でしたねえ。
千光寺のロープウェイに揺られ林芙美子の文学碑を歩き
大林監督の尾道三部作の舞台を何度もめぐりました。
尾道は「坂の街」としても有名ですが
坂の途中に出逢う猫たちの風情にも心癒されたのものでした。
その愛する尾道の街もすっかり遠くなってしまって
夢でしか出会えなくなってしまったことが
何とも残念でなりません。
皆さんにとって思い出の街、忘れられない街はありますか?