天高く馬肥ゆる秋だが
天高く円安にも歯止めがかからない。
ついこの間150円を突破した時も驚いたが
あれよあれよという間に147円台の後半をつけて
150円も時間の問題になって来た。
肥えるどころか痩せる思いで天を仰ぐ人も多かろうと察する。
32年ぶりの円安水準だそうである。
円の価値が下がるとことは国の価値が下がることだから
自分に直接の被害はなくても面白くない。
最近やたらと増えだした外国人観光客が面白くない。
円安に狂喜乱舞で爆買いに走る連中を見ていると胸くそが悪い。
インバウンド消費復活で政府は大歓迎らしいが
この国は観光業者だけで持っているのではない筈である。
輸出関連の中小業者は軒並み泣いている。
そんな円安危機に何の策も講じることも出来ぬまま
相変わらず大規模金融緩和を繰り返す日銀の黒田某には心底腹が立つ。
この円安不況を招いたのは明らかにアベノミクスの失敗で
それと二人三脚だったお前も同罪だと怒鳴りたい。
そうしている間にも国の価値はドンドンと際限なく下がり続けけ
一ドル200円台すらやって来るのではないか。
天高くため息ばかりの秋の空である。