真摯に謙虚に丁寧に・・・

人間は、とくに政治家は
すべからくそうあって欲しいと思う。
多少のミスがあっても批判の矢面に立たされたとしても
それさえあれば有権者も最後は信頼してくれる。
真摯に謙虚に丁寧に・・・
政治家にとっては何よりの美徳だと思う。

久しぶりに国会中継で岸田首相を見た。
どんな質問にもそつなく答えるが相変わらず面白みがない。
そつなく答えつつ「検討する」を繰り返す。
政治家の検討するは「やる気がない」と同意語らしいが
岸田首相はその答えが多いので「検討使」と揶揄されているらしい。
売り物だった」聞く耳」も最近は看板倒れで
国葬の強行以来、すっかり耳を閉じてしまったように見える。
その代わり最近の口ぐせが「真摯に謙虚に丁寧に」のフレーズである。
どうせ官僚の入れ知恵だとは思うがやたら数が多い。
たしかに質問を神妙な顔で聴いている姿は「真摯」にも見えるが
ご指摘は当たらない！とすぐに反論する様子は
とても「謙虚」な対応とは思えない。
この人の「丁寧な」説明というのはつまり同じ答えを
丁寧に繰り返すけだだからどうしようもない。
ほんとうに国民に答える気があるのか？
ただただ呆れて失望するばかりだったがその矢先に
「長男を首相秘書官に」というニュースが入って来たまた呆れた。
早くも公私混同。身内びいきの声が聴こえる。
真摯に謙虚に丁寧に説明して欲しいものだ。

蕎麦＆銀杏

帰り道にちょっと道草です。
久しぶりに日本そばを食べました。
どうですこの色と艶。
そばの実も一緒に挽いた黒っぽい粗挽きそばで
のどごしも香りもなかなかのものです。
店主によると残念ながら新そばではありませんでした。

とくにそば好きというわけではありませんが
ときどき無性に食べたくなります。
もともと「そば屋て一杯」というライフスタイルですから
何やら急に冷え込んできたこの季節
ついつい熱燗で日本酒飲が飲みたくなります。
お酒のつまみはもちろん・・・

ほどよく塩味がきいた「焼き銀杏」です。
こちらはまぎれもない新物で
この間までイチョウの木にぶら下がってた実を
そのまま産地直送した採れたてです。
どうですこのルビーの輝き。
待ちに待った熱燗の季節を五臓六腑で味わいました。
蕎麦と銀杏。
まさしく至福のひとときでした。