花散らしの雨のあとは
よりによって雪とは思いませんでした。
せっかくの国民の祝日で仕事もお休みだったのに
最初は冗談かと思いました。
春分の日に雪が降った記憶はありません。
世の中は思うようにならないことばかりだと言うのに
想定外のこともあるんですねえ。
やけくそでイルカの「なごり雪」を歌ってしまいました。
その雪まじりの悪天候の中
冷蔵庫が空っぽになっていたので近くのスーパーヘ。
見るとメタセコイヤの冬木立の手前に
今を盛りと咲き誇る満開の白い花が目に飛び込んで来ました。
なんだっけ、白梅にしては豪勢だし、まさか桜・・・
近づいてみると桜ではなくハナモモでした。
日中友好のために北京から贈られた「碧桃樹」という花桃で
日本ではここにしか咲かないめずらしい種類とか。
団地の高層棟を背に高々と屹立しています。
中国にある伝説の「桃源郷」はこの花が咲く場所だそうです。
そんな説明版を読みながら
以前にも写真を撮ったことをやっと思い出しました。
清楚で美しい花びらですねえ。
ピンクではなく白いハナモモはめずらしいそうです。
ちょっと緑がかったこの花色が「碧桃樹」の由来でしょうか。
降りしきる雪の白さと相まってなかなかの風情でした。
なごり雪は今日で最後にして欲しいものです。
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