降りしきる雨の中で
紫陽花の写真を撮っていたら
雨脚が強くなって全身すぶ濡れになってしまいました。
一応、傘はさしていたのですが・・・
わが身もビショビショなら
木々も雨の水滴に濡れてビショビショ状態です。
でも、なかなかキレイですねえ。
犬みたいに思わずブルブルと身震いしたくなってしまいます。
こういう状態を古い言葉で「しとど」と言います。
しとどに濡れる・・・なんて表現します。
ちょっと生々しい表現で
汗で濡れた女性の横顔なんかを連想してしまいます。
私は若い頃から大の汗っかきで
真夏はTシャツがすぐにびっしょりと汗ジミになったものですが
最近はどういう訳かあまり汗をかかなくなりました。
枯れる年頃になって来たのでしょうか。
雨粒がキラキラと綺麗です。
雨や汗だけでなく「涙」もしとどと言いますねえ。
涙でしとどに濡れた瞳、なんて言います。
そんな愁嘆場は経験がありませんが
泣き疲れて寝てしまった子供のつぶらな瞳を見たりすると
ちょっと羨ましいような気持になります。
そう言えば「悲しさ」にしろ「嬉しさ」にしろ
最近は泣くという行為そのものがめったになくなって来ました。
たまにドラマを見てこみ上げて来ることはあっても
実生活で泣くことはめったにありません。
これもやはり年のせいでしょうか。
雨にしとどに濡れたせいでしょうか
今日はちょっと風邪気味で鼻水にしとど濡れています。
メタセコイヤとモクレンに雨露
わが袖 小袖 濡るるぞ しとど
鼻水は色気ないな~~・・・
おっさんやった。orz
おっさんで申し訳ない。