ドイツのメルケル首相が
テレビ演説で国民に結束を訴えかけていた。
あくまでも静かな口調ながら威厳を感じさせつつ
一人一人に心をこめて語りかけていた。
まさしく「国民のお母さん」という印象だった。
新型コロナの中心がヨーロッパに移り
ドイツ国内でも感染者が一万人を超えたと言う。
まさしくパンデミック状態で
首相自らテレビを通して訴えるのも異例のことだと言う。
彼女は演説の中でこの危機を「第二次世界大戦以来の試練」と位置づけ
国民の理解と協力を訴えかけていた。
確か彼女は旧東ドイツの出身だったと思うのだが
その彼女が「ベルリンの壁崩壊」以上の衝撃だと言うだけに
その危機感は余程のことである。
演説の全文はネットにも掲載されているようだが
決して思いつきや独りよがりではない
的確な分析を踏まえた対策や心がけを真摯に訴えていた。
何より国民一人一人を包み込むような
母のやさしさに溢れた素晴らしい演説だった。
以前から「肝の座った政治家だなあ・・」と感心していたが
どこかの首相とはえらい違いである。(笑)
年齢も私より一つ下と聞いて驚いてしまったのである。
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