ただいま午前3時半。
最近はいつもこの時間に目が覚める。
外はまだ真っ暗で窓を開けると厳しい底冷え。
何気なくカレンダーに目をやると1月17日だ。
そうか、またあの日がめぐって来たのか・・・
阪神淡路大震からもう29年の歳月が経つと言う。
神戸の東遊園地には大勢の人が集まり
今年も竹灯籠に鎮魂と追悼の灯りを点すのだろうか。
最近はすっかり観光化したらしいが
神戸の人たちが復興への願いをこめたルミナリエは健在だろうか。
それにしても自然災害とは何と非情であることか。
3・11の記憶すらいまだに色あせないのに
今回は予想だにしなかった正月元旦の能登半島大地震。
朝市通りのオバチャンたちの屈託のない笑顔も
輪島塗の職人さんたちの細やかな仕事ぶりも一瞬に灰塵と化し
今もって正しい被害の実情すらわからぬという。
それにしても我々は自然災害の前ではなんと無力であることか。
鎮魂と追悼の手を合わせるばかりである。