いよいよ「電撃フットワーク」ツアーもファイナルということで、ラストを飾るのは、まだ北海道でプータローをしていた頃、後にバンド名となる「野狐禅」という言葉を著書の後書きで教えてくれた大槻ケンヂ氏が、別の著書で「M」として紹介していた、昭和25年創業、その佇まいもレトロな渋谷の有名店「ムルギー」の玉子入りムルギーカリー。
まず驚くライスのそのフォルムは、登山が大好きだったという先代が、エベレストをイメージしたそうで、ボリューム満点。
そのエベレストを切り崩し浸して行くルーは、サラサラとしている割には濃厚なコクがある。ひな鶏を13種類のスパイスで1週間煮込んだそうで、具はほとんど煮溶けており、適度な辛さと甘味が絶妙なバランス。チョコンと添えられたチャツネを溶かしいれると、また違ったコクと甘味が加わる。
大槻氏のコラムで触れられていた、印象的なキャラクターの先代は既にお亡くなりになってしまったそうで、今はその奥さんと娘さんのお2人がお店にいるようだ。その関係もあってか、以前より(これでも?)明るく開かれたお店になったようだ。また、ネットでの風評を見るに、味にもいささかのばらつきがあるようだけれども、まあ、この独特のカレーのこと、そんなこともあるだろう。この唯一無二の味とお店と存在感、願わくば、次に来たときも、こうであって欲しいな、と思う。
※追記 (2006/02/01)
もう一度「ムルギー」にて、同じカレーを食べてみましたが、変わらない美味しさでした。
「ムルギー」(渋谷、神泉)
東京都渋谷区道玄坂2-19-2
03-3461-8809
11:45~15:00、16:00~20:00
木曜日:11:45~15:00
定休日:金曜日
★★★★
でも今もお店が健在だそうで 今度日本に帰った時には是非また寄ってみるつもりです!!
なんだか、北海道時代、暗い部屋で大槻氏の本を読んでたときのことを思い出す、なんとも因縁深いカレーです(笑)。
それでも、やっぱり一生行かないんだろうな、なんて思っていた渋谷のカレー屋さんに、こうして通ってるワケで、人生、何がどうなるのか、さっぱりわかんないです(笑)。
すごく勉強になりました!!
当社でやったお店など色々とブログで書いてるんでぜひ遊びにきてくださーイ。ではでは。
伊部タカヒロでした。
インパクトのあるムルギーカレー大好きです。
「ムルギー・・・玉子入り・・・ですね」って勝手にメニューを決めつける先代に会いたかったなぁ。残念。
ところで、私がここ最近で一番そそられているのがこのカレー。ゆで卵大好き!ご飯盛りつけるとこ見てみたい。ルーがなんともいい色合い。
すべてが私の食欲をそそります。
でも、渋谷なんて一生行かないんだろうな・・・