【名古屋港】猫と窓ガラス

　地下鉄名港線の終着、名古屋港駅近くにあるバー「猫と窓ガラス」にて、猫窓カレー。
　港へと続いている国道は、日曜の夜ということもあって閑散としている。人通りもなく、なんだか寂しげな雰囲気の中、目指すお店は、煌々と明かりを照らしていた。
　アジア系の調度品が並ぶ落ち着いた雰囲気の店内で、カレーを注文。こちらは、基本メニューはなく、お酒もつまみも食事も、「こんなのが食べたい」「こんなのもできますよ」という感じで、お任せで作ってくれるそうだ。
　「カレーが食べたい」「こんな感じだったらできるよ」といった感じでオーダーが通り、ビールを飲みながら待つこと数分、カレーが完成。
　ココナッツベースのチキンカレーにはクリームが回しがけしてあったり、フライドオニオンが載っていたりと、どこかカフェめし風。かと思えば、砂肝とキノコとトマトのカレーは、しっかりお酒のアテになりそう。がっつりいただきつつ、ビールにも合う、非常に美味なカレーでした。


「猫と窓ガラス」（名古屋港、築地口）
愛知県名古屋市港区名港2-10-11
052-654-3125
月～土：18:30〜26:00
日曜日：18:30〜25:00（フード限定）
https://nekomado.jimdo.com/
★★★

【名古屋】タンドゥール

　名古屋駅の地下街にある老舗のインドカレー店「タンドゥール」にて、インドカレー辛口、750円。
　名古屋メシという言葉もすっかり定着した昨今、名古屋駅界隈には、きしめん、ひつまぶし、味噌煮込みうどんに手羽先、モーニングをウリにした喫茶店などなど、さまざまな飲食店がひしめいている。そんな中、数少ないカレー専門店として30年以上にわたって営業しているのがこちらのお店だ。
　名古屋駅からおもむろに地下街に入るも、土地勘がないと本当に迷う。それでも地図を頼りにミヤコ地下街へたどり着くと、なんともレトロな佇まいのお店があった。
　中央の厨房をぐるりとカウンターが囲むようなスタイルで、メニューはインドカレーの他は、サラダと瓶ビールのみ。辛さだけを伝えると、ものの数十秒ほどでカレーが出てきた。

　よく煮込まれてほろほろになったチキンと、みじん切りの玉ねぎがどっさりのカレーからは、芳醇なクミンの香り。玉ねぎの甘味やトマトの酸味、チキンの旨みと、クミンなどのスパイスの主張がそれぞれしっかりあって、口当たりの良い甘さにつられて食べ進めていくうちに、じわじわと辛さがやってくる感じがたまらない。
　シンプルだけど、これだけで長年やってこれるだけの完成度がある、また食べたくなるインドカレーだ。


「タンドゥール」（名古屋、近鉄名古屋、名鉄名古屋）
愛知県名古屋市中村区名駅4-9-10 ミヤコ地下街
052-586-2855
11:00～20:00
定休日：なし
★★★

【高岳】南洋の父

　名古屋は高岳駅近くにあるスリランカカレーのお店「南洋の父」にて、チキンとパイナップルのハーフ＆ハーフ、880円。
　すぐ近くを名古屋高速が走るこのあたりは、住宅街なんだろうか、オフィス街なんだろうか。繁華街と言うほどではないものの、大通りは交通量も多く、さほど背の高くないビルやお店が点在している。
　そんな一角のビルの半地下にあるこちらのお店に一歩踏み入れると、外の喧騒とは打って変わって穏やかなヒーリングミュージックが流れており、アジアンテイストの漂う落ち着いた雰囲気に、早くも南洋の旅に出た気分になる。
　「南洋の父」なのであろうマスターが一人で切り盛りしているこちらのお店は、スリランカを旅行中にスパイスに魅了されたというマスターが、まだアーユルヴェーダという言葉が広まる前から、その教えに基づいた、心と体に優しいカレーを考案して出しているのだそうだ。

　定番のカレーが数種類と日替わりのカレーが2種類。その中から2種類をチョイスするのが基本スタイルのようだ。
　チキンカレーは、手羽元がドンと入っているが、スプーンですぐにほぐれるほど柔らかく煮込まれている。スパイスカレーを標榜しているだけあってスパイスがしっかり効いているものの、どちらかと言うとベースの優しい旨みが前面に出ており、あくまでスパイスは引き立て役といった印象を受ける。とてもスッキリした味わいで、胃にも優しそうだ。
　そしてパイナップルのカレー。写真で見てもわかるとおり、パイナップルがどっさりゴロゴロと入っている、印象的なカレーだ。食感も残っており、確かにパイナップルなのだが、スパイスともちゃんと調和しており、甘味と酸味をスパイスで楽しむカレーになっている。
　どちらも辛さはさほどでもないが、食後のハーブティーをいただく頃には、なんだか体がポカポカと温まっているような気分になる。


「南洋の父」（高岳）
愛知県名古屋市東区泉2-1-4 スプリングビル B1F
052-937-6195
11:30～14:00、17:30～21:30(L.O.21:00)
定休日：水曜日
★★★★

【ささしまライブ】金沢ロイヤルカレー創

　ささしまライブにある金沢カレーのお店「創」にて、オムカレー、730円。

（詳細は後日）


「金沢ロイヤルカレー創」（ささしまライブ、米野）
愛知県名古屋市中村区平池町4-60-14 ラ・バーモささしま1階
052-571-7644
11:00～22:00
定休日：火曜日
★★☆

【名古屋】スコンター

　名古屋駅から程近く、タイ料理レストラン「スコンター」名駅店にて、グリーンカレーのランチ、900円。
　アジアンテイストが溢れるエキゾチックな雰囲気の店内は、全部で70席とゆったりした大きさ。
　本場タイのレストランで経験を積んだというシェフが腕を奮う。
　鶏肉とタケノコ、ピーマン、こぶみかんの葉など具沢山のグリーンカレーは、辛さもほどほどでとても美味。　


スコンター名駅店（名古屋）
愛知県名古屋市中村区名駅3-16-14
052-583-8899
11:30～14:00 (L.O. 13:30)、17:00～24:00 (L.O. 23:30)
定休日：なし
http://www.sukhontha.jp/
★★★★

【今池】Bsy cafe

　地下鉄池池駅にも直結している今池ガスビルの地下にあるカフェ「Bsy cafe」にて、ポーチドエッグキーマカレー、800円。

「Bsy cafe」（今池）
名古屋市千種区1-8-8　今池ガスビルB1
052-732-1122
11:00～22:00
不定休
http://www.gasbldg.net/tenant/gourmet/gu_imaike/entry-140.html
★★★

【名駅】WAVE

　名古屋駅構内、うまいもん通りの中にあるカレー屋さん「WAVE」にて、ビーフカレー、880円。

（詳細は後日）

【吹上】Abbey road

　吹上にある喫茶店「アビーロード」にて、チキンカレー、980円。
　その店名が示す通り、店内に流れているのはビートルズ。こじんまりとした小さな喫茶店のように見えるが、お店に入ると、カウンターの奥にもスペースがあり、そこは、すぐ近くの環状道路を走る車の音も完全にシャットアウトされ、厳かに流れるビートルズに包まれて、とてもゆったりとした時間を過ごすことができる。
　メニューはコーヒーなどのドリンクと、カレーのみ。
　チキンカレーは、大き目のお皿に盛られてやってくる。ゴロンと手羽元が2本。カレーはコショウ系だろうか、ほろ苦さのあるスパイス感が効いた、本格的なインド風カレー。自家製と思われるピクルスも美味。


「Abbey Road（アビーロード）」（吹上、今池）
愛知県名古屋市千種区今池南30-19
052-732-3063
11:30～22:00
定休日：火曜日、第1・第3月曜日
★★★

【名古屋】矢場とん

　名古屋名物の味噌カツ、そのルーツでもある、名古屋のとんかつ店「矢場とん」にて、とんかつカレー、1260円。
　創業は昭和22年、歴史ある味噌カツのお店は、今でも行列を絶やさない人気を誇っている。わらじとんかつや鉄板とんかつといった、ならではのメニューが並ぶ。
　カレーは、昔ながら、という言葉がぴったりくるような、甘めのハイカラなポークカレー。とんかつ以外にも、小さめな豚肉やじゃがいもなどの具材がコロコロ入っている。
　追加で味噌だれをもらうこともできるので、カレーと一緒に、はたまた味噌かつとしていただくこともできる。


「矢場とん」矢場町本店
愛知県名古屋市中区大須3-6-18
052-252-8810
11:00～21:00
定休日：月曜日（祝日の場合は翌日）
http://www.yabaton.com/
★★★

【名古屋】Cafeロジウラのマタハリ 春光乍洩

　名古屋駅の太閤口からほど近く、店名が示すとおり、まさに路地裏にひっそりと隠れ家的な佇まいのカフェ「ロジウラのマタハリ 春光乍洩」にて、タイカレー、800円。
　このあたりは古くからある下町のようで、新幹線駅から徒歩数分とはとても思えないような、のんびりとした雰囲気が漂っている。古びた映画館の斜向かいに出されている看板を目印に店に入ると、そこはアジアンテイストに溢れた明るい雰囲気のカフェ。カウンターと、テーブルが4席ほどのこじんまりとした空間に、落ち着いた感じのレゲエなどの音楽が流れていた。

　ランチメニューには、日替わりのタイカレーや、マタハリカレーなんていうメニューもあるようだが、カフェタイムだったので、タイカレーを注文。
　ココナッツミルクベースのタイカレーは、桜海老が入っているのが珍しい。見た目にも鮮やかで、海老のテイストも良く合っている。他にチキンに茄子、ジャガイモ、そこにパクチーが添えられている。クセが無くてとても食べやすい、日本人向けのタイカレーで美味です。
　夜はライブ等も行っているらしく、この雰囲気ならバーとして楽しむのもアリだろう。


「cafe ロジウラのマタハリ 春光乍洩」（名古屋、中村区役所）
愛知県名古屋市中村区椿町9-21 真弓ビル1F
052-451-8533
水～土：11:30～22:00（ラストオーダー 21:00）
日曜日：11:30～21:00（ラストオーダー 20:00）
定休日：月曜日、火曜日
http://cafematahari.com/
★★★