先日 <神経難病における音楽療法を考える会> に出席した。この会は毎年開催され今回で3回目、趣旨は「筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病などの神経難病をもつ患者さんに対して音楽がどのような効果をもち、音楽療法として用いることができるかどうかを考える会」である。
「神経難病」は薬の治療では限界があるといわれている病気が多い。音楽療法の分野でも世界的に「神経音楽療法」が盛んに研究されその成果があらわれていることから、この数年音楽(療法)が積極的に治療に取り入れられるようになってきた。
介護老人保健施設リハビリテーション科にいる私も、何人かパーキンソン病(症候群)の対象者がいる。発声と呼吸法を中心に<小声症状の改善>、リズムを取り入れた<安定歩行の獲得>や<歩行距離の伸長>など、PT(理学療法士)やST(言語聴覚士)のアドバイスを得ながら訓練を行なっている。この週末は《にわかST》になるために、どっさり『言語訓練』の本を借りてきた。訓練を効果的に行なうために、個人にあわせた曲作りや突然思いついて夜中に吹き矢を作ってみたり・・・、私もまだまだ模索状態である。
昨日神経内科のドクターから「Nさんの発言が聞き取りやすくなりましたよ」と言われ、ちょっと嬉しかった。Nさん自身も「最近は人としゃべるのが億劫ではなくなった」と笑顔がみえる。帰りがけには介護スタッフから「先生の訓練は週1~2回だから、その間を毎日フロアリハビリでやりたい」と積極的な提案があり、バスを見送ってフロア用課題を作る。
今のいちばんの悩みは、
効果の持続と日常生活への汎化 である。リハビリ訓練ではいい結果がでてもそれが毎日応用されているかどうかは必ずしも一致していない。病院と違い生活の場でもある施設での訓練の方向性を探っているところだったので、明日から始まるフロアリハビリとの連携を大事にしていきたい。
「神経難病」は薬の治療では限界があるといわれている病気が多い。音楽療法の分野でも世界的に「神経音楽療法」が盛んに研究されその成果があらわれていることから、この数年音楽(療法)が積極的に治療に取り入れられるようになってきた。
介護老人保健施設リハビリテーション科にいる私も、何人かパーキンソン病(症候群)の対象者がいる。発声と呼吸法を中心に<小声症状の改善>、リズムを取り入れた<安定歩行の獲得>や<歩行距離の伸長>など、PT(理学療法士)やST(言語聴覚士)のアドバイスを得ながら訓練を行なっている。この週末は《にわかST》になるために、どっさり『言語訓練』の本を借りてきた。訓練を効果的に行なうために、個人にあわせた曲作りや突然思いついて夜中に吹き矢を作ってみたり・・・、私もまだまだ模索状態である。
昨日神経内科のドクターから「Nさんの発言が聞き取りやすくなりましたよ」と言われ、ちょっと嬉しかった。Nさん自身も「最近は人としゃべるのが億劫ではなくなった」と笑顔がみえる。帰りがけには介護スタッフから「先生の訓練は週1~2回だから、その間を毎日フロアリハビリでやりたい」と積極的な提案があり、バスを見送ってフロア用課題を作る。
今のいちばんの悩みは、
効果の持続と日常生活への汎化 である。リハビリ訓練ではいい結果がでてもそれが毎日応用されているかどうかは必ずしも一致していない。病院と違い生活の場でもある施設での訓練の方向性を探っているところだったので、明日から始まるフロアリハビリとの連携を大事にしていきたい。