Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法士の職業病?

2006-07-18 21:11:05 | 音楽療法
昨夕、右手薬指に突然の痛み。
仕事で一日中ピアノを弾いていたがそのときは何でもなかったし、突き指も打撲もまったく覚えがない。でも指がドックンドックンして痛みがある。とりあえず湿布しか思いつかないので湿布したが、朝になっても状況は変わらず。「今日はピアノが弾けるかな」と心配しながら出勤。仕事先のクリニックでドクターに「職業病でしょう」と痛み止めを処方してもらい、ナースが応急処置としてテーピングをしてくれた。痛くても弾かなければならない。

お昼にベテランPT(理学療法士)のC先生が「その指どうしたんですか?」と心配してくれたので、「実は・・・」と話したら、いきなり肘をつかんでその近くをグーッと押す。「キャーッ、いたァーい」と私の叫び声に周りがびっくり! 「ここがかたすぎる。手首の柔らかさに比べここがかたすぎる。この疲労の蓄積が末端にでるんですよ」と、またまた強烈マッサージが加わる。声が出ないほど痛かったが、なんだかすっきり気分になってきた・・・。「職業病ですね。毎日ピアノを何時間も弾いているから」との宣告。

音楽療法士にとっての職業病は? 
まず声がでなくなる。最近はその前にわかるから自制しているが、大学病院の耳鼻咽喉科にかけこんでステロイドを点滴ということも何度かあった(決してお勧めはしないけどとにかく効く)。声楽出身の私は歌っている分には喉をいためることはないけれど、しゃべりが入るととたんに喉をやられてしまう。大きな声で無理に発声するので声帯に結節ができ、それが声に影響する。歌えるけどしゃべれない、そのコントロールが大変だった。

それから腱鞘炎(けんしょうえん)や今回のような指の痛み。ピアニストには笑われそうだが、気がついたら今日は朝からずっとピアノを弾いているなんてこともしばしば・・・、音大生時代こんなに練習したことあったっけ?というくらい弾いている。

「いたた」と思いながら、なるべく'4の指=薬指’は使わないように弾く(隣の中指を使っても痛さは同じ・・・)。雨のうっとしい一日だが、「音楽療法の先生はいつも明るくていいわ」「ひまわりのよう」とおだてられ(ほめて育てられるタイプ?)、何だか痛さも吹っ飛んできた。

ホントはまだまだかなり痛いけど、明日も楽しく仕事できそう!