Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

療育音楽療法クリスマス

2011-12-12 22:50:09 | 音楽療法

「おはよ~」、元気な声がきこえる。今日は 東京YWCA・子どもたちの音楽療法クラス。 ここは調布市国領、自然豊かな、まるで高原の森の中にいるような贅沢なお庭を見ながら、療育目的の音楽療法を行なっている。

10時から未就学児クラス。いちばん小さなAちゃんは3歳、初回は一人で走り回っていたが、半年を経てずいぶん落ち着いてきた。「皆と一緒」が心地よくなってきたようだ。Bちゃんはもう3年目、すっかりお姉さんの貫禄で、さりげないサポートができるようになっている。見学体験を経て新入会のCくんはとても活発、「ミュージック大好きだよ」。Dちゃんは電車を乗り継ぎ1時間半かけてやってくる。表情も動きもとてもよくなり、笑顔がすてき。Eちゃんは朝起きたときからノリノリだったそうで、その姿を見ているだけで楽しい。風邪が流行っている、Fくん、Gくん、Hちゃんがお休み。

11時からのクラスは小学生以上、幼少の頃にくらべて発達の様子がいろいろである。小学生、中学生、高校生という幅広い年代が、お互いにいい作用をしている。学校では居場所が見つけにくく、また緊張して表情もかたい子どもたちだが、ここでは明るい笑いの渦。コミュニケーション抜群で、人を思いやる気持ちがそこここに感じられる。また楽器演奏や歌唱を通して、ソーシャルスキルを身につけ、言語や身体能力向上をはかる。

12月はクリスマス。毎年、松永り香さん(女優) をお招きして、自作の紙芝居を上演していただく。

 

保護者、実習生(ルーテル学院大学・臨床心理を学ぶ学生さんたち)も加わって、クリスマスの紙芝居上演。最後はみんなで ♪ジングルベ~ル ジングルベ~ル すずが~なる とベルをならしながら歌った、<音楽療法クリスマス>。