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Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

北欧情景とカンテレ

2010-12-18 22:34:31 | カンテレ

写真家・長谷川朝美さんと私のカンテレとのコラボでクリスマスコンサート。

北欧のクリスマス、冬、そしてオーロラの世界。スライドショーの1枚1枚に「ワァ~」「すてき」と声が上がり、時には感嘆のため息も・・・。

スライドショーのバックには、フィンランドのクリスマスの歌をアレンジした曲を。そして後半は、森と湖の曲、フィンランディアを演奏。

コンサートの後は、夕闇のお庭でキャロリング。キャンドルの光の中で、クリスマスの讃美歌やキャロルを次々に歌った。

2010年12月18日、東京YWCA板橋にて。


教会のクリスマスの飾り

2010-12-16 19:26:30 | カンテレ

カンテレ市ヶ谷クラス会場は、教会集会室をお借りしている。もともと 東京YWCA(東京キリスト教女子青年会) というキリスト教団体で始まったクラスだが、所属していた砂土原センターが閉鎖されてしまった。その後の行き先を探していたときに、地域で関係のあった 日本基督教団牛込払方町教会 が快く引き受けてくださり、現在に至っている。

12月のクラスの教会。ちまたはイルミネーションが輝かしいクリスマスだが、教会は厳かな雰囲気。 

教会のお玄関には、こんな飾りが。 

教会員がとうもろこしの皮で製作した、クリスマス飾り。

 

礼拝堂内にはクリッペ(イエス・キリストの降誕のシーン)が飾られている。

 

プロテスタント教会は、シンプル。クリスマスの本質を考えるとき。

教会のクリスマス礼拝は19日(日)午前中、賛美礼拝(キャンドルライトサービス)は24日夜に行われる。厳かにクリスマスを迎えるときが、静かに近づいているころ。


カンテレコンサート in 山梨

2010-12-10 22:53:59 | カンテレ

新宿から、中央線特急<あずさ>で1時間ちょっと。甲府(山梨)で、クリスマス・カンテレコンサートを弾く。

フィンランドを音楽と写真で紹介しながらのコンサート。プログラムは<冬の情景><森への誘い><クリスマスの微笑み>の3部構成で、私は真新しい19弦を弾く。

クリスマスキャロルは、パイプオルガンと一緒に。

「北の国の美しい音色」とはじめて聴くカンテレにうっとりのお客様。

クリスマスのあたたかいひとときをを過ごした。


カンテレコンサート with 北欧の写真

2010-12-08 07:01:08 | カンテレ

写真家・長谷川朝美さん とのコラボで、カンテレコンサートをする。

 

長谷川さんの写真は、北欧のクリスマスやオーロラを中心にした冬景色。「これが撮りたくて・・・」のオーロラは、1週間以上同じ所にねばって滞在して、やっと撮れたという。空はまるでオーロラのカーテン。「カンテレのバックで写真」とおっしゃる長谷川さんと、「いえいえ、写真のBGMにカンテレ」という私。どちらもたっぷりお楽しみいただけます!

<東京YWCA クリスマス in 板橋>

日時:2010年12月18日(土)午後2時~5時半
場所:東京YWCA板橋センター (都営三田線志村3丁目徒歩5分)
プログラム:クリスマスメッセージ、コンサート、キャロリング+お汁粉

クリスマスコンサート:午後3時~ 出演:長谷川朝美(写真)、桑島実穂(カンテレ)
会費:500円(茶菓つき)
予約申し込み:17日(金)まで、03-5914-1854(東京YWCA板橋)


19弦・半音操作つきカンテレ

2010-12-03 20:21:55 | カンテレ

首を長~くして、待ちに待っていたカンテレがやっと来た!  

中型19弦を、すべて半音操作レバーつきに買い換えた。特注でお願いしていたが、ビルダーの体調不良も重なってなんと半年以上かかってしまった。

 

半音レバー。基本は♯系だが、♭系にするには別な器具で操作する。

16弦(11弦+低音5弦)よりさらに広がりのある響きがする。大形(26弦以上)とはまた違って、様々なテクニックを駆使して作り上げる音の世界。11弦クラスのSさんが、「低音がほしい」と早速同じものを注文した。「すぐできる」との返信、Sさんは心待ちにしている。ユーロもお安いし、お買い時かしら・・・。


音楽の姿勢

2010-11-28 07:26:26 | カンテレ

・・・あなたの音楽に臨む姿勢が評価されているのだと思う。楽しく優雅に。人の心に入り込むのではなく、自分の心と人の心の架け橋としての音楽を楽しみながら表現する。「自分本位」なのに「他人本位」。音楽を楽しむ正しい姿勢がそこにある・・・

先日の <クリスマスの微笑みⅤ> コンサートを聴いてくださった音楽評論家からメッセージをいただいた。

この日はカンテレ演奏だった。3種類の大きさのカンテレを弾き、フィンランドの曲を中心に私のオリジナル曲や即興も含めてたっぷりお聴きいただいたコンサート。弾きながら、「私は音楽が大好き。カンテレが愛しい」と何度も実感しながら演奏。身体が楽器の声楽家でもあるが、私自身ではなくカンテレという楽器を通して表現する音楽がまた楽しい。指先から奏でる音はもちろん私だが、なにかもっと違うものに揺り動かされているような思いも。

コンサートが終わり、ますますカンテレが好きになっている自分を感じていた。
そこへこの嬉しいメッセージ、それはすてきなクリスマスプレゼント!

カンテレランチは北欧メニューで

2010-11-27 23:50:49 | カンテレ

今日は5弦カンテレクラス。このクラスは 日本フィンランド協会カンテレ倶楽部 のメンバーも多く、話題はいつもフィンランドのこと。Yちゃんがクラスに入ってくるなり、「モーニングは東京駅中のデンマークカフェでオートミール食べてきた!」。「どこどこ? 帰りに行こ!」

カンテレクラスは東京駅八重洲口近く。今日は、伝統的な奏法を駆使した上級編のむずかしい曲に挑戦。指のポジションはいわゆる<10弦型>で、奏法は和音奏を取り入れた独特のテクニック。「憶えたらこの方が弾きやすい」と頑張った。

そして「さァ、ランチ」と駅めざしてまっしぐら。行き先は、東京駅八重洲南口を入った 京葉ストリート にある 《マダムブロ》。北欧の料理研究家イェンス・イェンセン監修のデンマークスタイルのカフェで、メニューはサラダやサンドイッチ、有機コーヒーなど。

サーモンのオーブン焼き

ローストポークサンドイッチ

ローストポーク

お店は北欧のシンプルなつくり。デンマーク色のチェアが暖かさを添える。


<クリスマスの微笑みコンサート>のご案内

2010-11-19 20:22:42 | カンテレ

<クリスマスの微笑み>コンサート も今年で5回を数える。「ひと足早いクリスマスをご一緒に・・・」と、出演者もお客様も忙しい12月より少し早めの11月23日に、毎年日程を定めて開催している。

今回はレギュラーの ギタリスト・坂野直人さん が、国際コンクール審査員が重なってしまい、残念ながら「ご欠席」。今年は、朗読・松永り香さん と私のカンテレ演奏でお届けするプログラム。コンサート後は、ワインとケーキでおもてなし(毎回これが目的で来場なさるお客様も多し!)。

 

クリスマスの微笑みⅤ

とき:2010年11月23日(休)14時開演 

ところ:Salon 'd TOSHIN (東京駅八重洲口、地下鉄日本橋駅)

出演:松永り香(朗読)  桑島実穂(カンテレ、歌)

チケット:3000円、ペアチケット5000円 (要予約)

お問合せ:music-fuga@n07.itscom.net

 

北極圏に近い北部フィンランドの森は、もうすっかりクリスマスツリー気分


カンテレは故郷の音色

2010-11-17 07:46:19 | カンテレ

駐日フィンランド大使夫人アンナ・グスタフソンさんの取材にご一緒した。民族叙事詩『カレワラ』を中心に話をすすめたいので、カンテレ演奏をしてほしいとのご希望で、5弦カンテレを携えてでかける。

東京都港区は各国の駐日大使館や海外機関が多く、外国人の居住率が高い。特にフィンランド大使館のある麻布・広尾周辺を歩いていると、「ここは日本?」と思うほど。港区の広報誌に、区内にある大使館の国々の文化や芸術を紹介するコーナーがあり、その取材だった。

「この絵が大好き」と、フィンランド人画家ハロネンがパリ留学中に描いた<望郷のフィンランド>を見せながら話は始まる。その絵は、画家自身がカンテレを弾いて、故郷フィンランドを想うシーン。アンナさんご自身は、東京の街中で車を運転しながらいつもカンテレCDを聴いているとおっしゃる。

 取材は、カレワラ神話によるフィンランドの国の誕生から、ワイナモイネンのカンテレの製作とその音色、そして最先端のIT産業にいたるまで話は進む。「今のフィンランドは本当に豊かになった。戦後の貧しい時代は前しか見ていなかったが、今こそ古いものへの振り返り、そしてカレワラに始まる伝統文化の継承を大事にしていきたい」ともおっしゃる。

 5弦カンテレを奏でるワイナモイネン(カンテレビルダー、Jussi Laasanen 所蔵)

私はカンテレで<カレワラサベルマ(カレワラの代表的なメロディ)>を演奏。聴きながら、「kotiikava (ホームシック)」と涙ぐまれ、そして「カンテレは私の故郷の音色です!」

私の宝物・手作りの民族カンテレ


カンテレで故人を偲ぶ

2010-11-15 22:08:33 | カンテレ

昨年クリスマスの頃亡くなられた<山ちゃん母> の1年の記念会が行われた。山ちゃんは、通称・フィンランド族でカンテレ仲間。その母様もフィンランドが大好きで、「夏にはフィンランドに行きたい!」の希みの前の、突然のご逝去だった。

カトリック高輪教会で執り行われた命日ミサでは、献花で、ご遺族の好きな聖歌をラテン語で歌わせていただいた。

教会地下にある墓地にはいつもお花がいっぱい。

 

そして記念会は、 北欧料理の老舗・ストックホルム(赤坂見附)  ここも母様が大好きなお店のひとつで、美味しいもの好きな母様を偲ぶには相応しいお料理が並ぶ。

 

この日のために作曲した故人に献げる曲、<母の微笑み>を16弦カンテレで。その他にもフィンランドをイメージしたオリジナル曲を3曲演奏した。

賑やかに、華やかに、美味しく、そして奏で・・・。<山ちゃん母>に思いを寄せる、楽しい夜はふける。


山手の丘で奏でる

2010-11-13 23:56:18 | カンテレ

母校 の<ティータイムコンサート> でカンテレを演奏。

 

横浜・山手の丘にある学校の歴史は古く、アメリカ改革派教会の女性宣教師によって始められた教育は、今年140周年を迎えた。ミッションスクールと言われるキリスト教主義学校は、礼拝が中心。その中で用いられる讃美歌やオルガンにより音楽が奏でられ、音楽教育は早くから導入された。 音楽学部 は少人数で、贅沢なほどの教授陣や環境に恵まれている。 

 

コンサート会場は満員。はじめて聴くカンテレの音色は、暖かい秋晴れの陽射しのゆるやかな風を受け、癒しの音楽だったよう。その多くが同窓生、先生方、学生などの音楽専門のお客様、私の緊張は高まる。「いい音楽」と心地よく聴いてくださる皆さんに、フィンランドの香りをお届けした。

窓から見える景色は、教会の塔、洋館、海・・・。異国情緒たっぷりの山手の丘に、森と湖、そしてオーロラの世界を奏でた午後のひととき。


カンテレ交流会開催

2010-11-07 19:56:41 | カンテレ

今年も《カンテレ交流会》を開催。私の教えるクラスの生徒さんたちの発表と交流の場。参加は<日本フィンランド協会カンテレ倶楽部><カンテレ市ヶ谷><東振フーガ教室><アンサンブルプオルッカ>などの皆さん。

 

昨秋のフィンランド演奏旅行を思い出しながら、26弦でフィンランドの曲を。

 

フィンランド民謡を歌いながら、11弦で。

 

「高齢者でも楽しく!」を合言葉に、5弦アンサンブル。

 

5弦+26弦

 

Sさんご夫妻のアンサンブルはさすが。「お互い密かに練習しています」とおっっしゃるが、息の合った演奏にうっとりため息。足元の盲導犬ハックは会友、毎回レッスンでも聴いているご主人様の演奏、「今日はいいね!」

 

カンテレオーケストラ:カレリアの丘を演奏。

小型~大型までのソロのほかに、5弦アンサンブル、10弦アンサンブル、様々な大きさのカンテレの組み合わせや他楽器とのコラボ、歌ありなど、今年は多岐にわたるプログラム。生徒さん中心の会だが、私もアンサンブルやデュオ、歌、タンバリンや音積み木、16弦ソロで参加。「先生、楽しそう~」、いちばん楽しんでいるのはこの私かも・・・。

 

今年のゲストレクチャー、「ロマ(ジプシー)の音楽」。 ヨーロッパ音楽の根底にあるロマ音楽、フィンランドのペリマンニ音楽(農民楽師音楽)と共通することも多い。

by 篠原章氏

この会は演奏発表だけではなく、様々なカンテレを体験すること、そして親睦交流も大きな目的のひとつ。懇親会は手作りケーキ、お料理、ワインが食べきれないほど並ぶ。早速情報交換、「5弦ってシンプルでいいわね」、「大きいカンテレを弾いてみたい」・・・ そしてフィンランドグッズ抽選会で盛り上がる。

お仕事や学業、所用で欠席の方もいたが、総勢40名の大盛会!

「決意新たに頑張りま~す」「もっと練習して上手くなりたい」・・・。

向上心はますます高く、来年の会が今から楽しみ。

 

カンテレ倶楽部有志の方々から、こんなすてきなお花をいただきました。


CD録音

2010-10-27 22:25:25 | カンテレ

スタジオにこもって3時間、CD録音をする。



このたび  写真家・長谷川朝美氏  とiPadアプリを製作することになった。長谷川さんの北欧の幻想的な写真と私のカンテレ音楽。写真にあわせたオリジナル曲も作り、大型や小型カンテレで演奏。休憩なしで3時間、緊張もしたが、音楽に集中できる環境に幸せを感じるきらきらした時間だった。

このアプリはクリスマスシーズンに向けての発売を予定している。お楽しみに!


カンテレは祝祭音楽

2010-10-23 23:20:04 | カンテレ

結婚式でカンテレを演奏。



フィンランドの民族楽器カンテレは、それぞれの地域によって発展が違うが、私が最初に住んでいた地域は、民族音楽は農民楽師から始まった。いわゆるペリマンニといわれる祝祭音楽だが、その楽器のひとつとしてカンテレも演奏されていた。お世話になった家族のお父さんの家系には、民族カンテレで有名な奏者がいるし、お母さんの家系は地元で何百年と続く地主だが、やはりカンテレが大事にされ、結婚式やお祝い事では必ずカンテレが演奏されていたという。

結婚式の会場は、自由学園明日館(目白) 。 建築家の新郎が選んだ会場は、フランク・ロイド・ライトの設計による古い建物。







木の温もりがカンテレの音色を優しく広げ、そしてあたたかい響きがホールにこだましていた。高い窓から満月が覗く今夜の曲目は、フィンランドの結婚祝歌とオリジナルのお祝いの歌。お腹にいたときから可愛がっているいとこの娘へのお祝いを、心をこめて奏でたひととき。


カンテレ・秋のプログラム

2010-10-16 22:27:18 | カンテレ

 

秋はカンテレ演奏の機会が多い。それぞれのプログラム構成を考えてみる。

カンテレを初めて聴くお客様が多数のコンサートでは、トークが入るので、カンテレの説明をしながらフィンランドの曲を弾くことが多い。民謡、国民的叙事詩『カレワラ』に基づいたもの、<カレリアの丘>や<私のカンテレ><コネヴィスタ教会の鐘>などカンテレの曲、そしてフィンランドといえばシベリウス。小型から大型カンテレまでアレンジした<フィンランディア>。

そして季節にちなんだ曲はフィンランドのものや、誰でも口ずさめる日本の音楽教科書系の馴染みの曲。先年16弦にアレンジした<日本の秋>は、「あかとんぼ~ちいさい秋みつけた~里の秋~紅葉・・・」と続く。

最近は自作曲も弾いている。10月は3回大きな本番(演奏)があるので、それにあわせて<LOKAKUU>(10月)。来月の フィンランド族でカンテレ仲間  ・ 山ちゃん母 の記念会のために、母さまをイメージしたメロディーを作った。また母校でのコンサートには<山手の丘>。

秋、カンテレのイメージは広がる。