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Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

<今日はカンテレデイ>開催!

2012-03-24 23:31:31 | カンテレ

「フィンランドのくらしとデザイン展~への招待」 という全国巡回の展覧会が渋谷で開催されている。毎日テーマを決めてのフィンランド体験、そして今日は<カンテレデイ>。11時、14時、16時、18時それぞれ1時間のプログラムで、前半はコンサート、後半は体験ワークショップの内容。

カンテレコンサート。

 

体験ワークショップ。

「わぁ、楽しい~」「弾けちゃった」「前から興味をもっていました」・・・会場に用意した14台の5弦カンテレ、順番待ちするほどの大賑わい。お待ちの方はエアーカンテレ(?)で指の練習。30分も練習すると曲が弾けるようになり、「では皆で仕上げです」と全員合奏。ポルカと子守唄の2曲を弾いて、ご満悦のお客様。

イベントは28日まで、まだまだ たくさんのプログラム がある。会場は展示販売も行なっているが、こんなにフィンランドグッズが揃うのは珍しい。展覧会の企画担当者がフィンランドまで何度も出かけて集めてきたレアものばかりで、「初めてみたぁ」と私たちフィンランド族もその種類にびっくり。フィンランド好きには見逃せない! 是非お出かけください。


カンテレでフィンランドを体験しませんか!

2012-03-21 23:13:25 | カンテレ

Bunkamuraギャラリーで開催中の「『フィンランドのくらしとデザイン展』への招待」、毎日大盛況の賑わい。テーマを決めてのイベント初日は<ムーミンデイ>、ムーミンとミイがやってきた。トークはフィンランド在住の森下圭子さん。長いお付き合いの圭子さんは、「ムーミン大好き!」でフィンランドへ飛び、そのままず~っとフィンランドに住み続けている。

そして24日(土)は<カンテレデイ>。フィンランドの伝統民族楽器・カンテレのコンサートと体験ワークショップは、11時、14時、16時、18時の4回。民族叙事詩『カレワラ』に登場するカンテレの起源である5弦カンテレを10台用意し、皆さんにフィンランドの音色体験をしていただく企画。

 

森と湖の国フィンランド、心にしみいるカンテレの音色。ワイナモイネンの奏でるカンテレは、鳥獣木々、老若男女、この世のすべてのものを酔わしめたと、『カレワラ』に書かれている。心地よい響きは、最近ではヒーリングミュージックとしてもよく取り上げられる。

土曜日の午後はカンテレを弾いて、フィンランドをお楽しみください。お待ちしていま~す!


<祈り 3・11> カンテレのための小曲

2012-03-11 20:03:22 | カンテレ

今日は3月11日。日本国中、きっと世界の人々もあの一年前を想いおこした一日。静かに振り返り、犠牲になった方々に祈りを捧げ、そして新しい希望へと心をつなぐ、あの惨事からちょうど1年たった2012年3月11日。

そして今日はカンテレクラス、10(11)弦のグループレッスン。この日を憶えて、曲を作った。<祈り 3・11>。地震の発生時刻はカンテレを演奏中。静かに黙祷を捧げる人、想いをこめてカンテレを演奏する人・・・、皆で「そのとき」を共有し、分かち合う。

 

私ができることはそう多くはないと思うが、何ができるかを考える。少額ではあるが毎回のコンサート収益を捧げている。またこの曲を書くことで、そしてクラスの皆さんは演奏することで、その想いを伝えることができる。ともこさんは「カンテレってどんな音? とよく聞かれるから、この曲を暗譜していつも弾こうと思う」と言っている。「どうぞ、著作権はこのクラスだから」

様々な想いの一日、3月11日。


中型カンテレの魅力満載

2012-03-09 07:11:54 | カンテレ

フィンランドのカンテレ奏者、小型・中型カンテレを得意とする Arja Kastinenさん の曲は、魂にしみいる音楽。好きな曲が多く、カンテレクラスでもよく取り入れている (この引用ブログの後日談だが、Arjaに皆の感想を伝えたら、「ステキ!」と返信があった)。また即興にも優れた才能をお持ちで、形式や音進行に拘りなく奏でられる曲は、本当に素晴らしい。

Arjaの新しいCD 「The Last Gathering」 が発売された。

 

http://www.youtube.com/watch?v=KiuMA-BcpRw&feature=player_embedded#!

カンテレ仲間の千恵さんがブログで紹介している が、千恵さんの日本語訳の詩が心を揺さぶる。このCDには、千恵さんが見え隠れするが1曲もおさめられている。Arjaファンの私は見逃すことなく、フィンランドのニュースをチェックした時点で入手した。

大型コンサートカンテレに負けない魅力の、Arjaの演奏。両手にいい具合におさまる自由自在の中型カンテレを、ますます心から愛でたいと思う。


新しいカンテレ-19弦

2012-02-21 23:48:45 | カンテレ

フィンランドへ注文していたカンテレができあがったと、写真が送られてきた。「心をこめて作りました」と製作者Jouni のメッセージが添えられている。

M子さんの19弦カンテレ。15弦+低音4弦が魅力的な音楽を醸しだすこのカンテレは、最近ちょっとしたブームになっている。

もうフィンランドを出発したので、今ごろは空を飛んでいる? 待ち遠しい・・・。


今夏のカンテレコース in フィンランド 

2012-02-20 23:23:00 | カンテレ

フィンランドでは夏の間に、たくさんのカンテレコース(キャンプ)が開催される。日本カンテレ友の会で発表された。

<クフモ国際カンテレキャンプ2012>Kuhmo, Sommelo 2012 
日程:6月26~30日
講師: Anu Alviola ja Vilma Timonen
費用: 250€ユーロ(講師料、コンサート入場料)
Information: http://www.runolaulu.fi/2012/

<第41回イロマンツィカンテレコース>The 41th kantele course and kantele <カンテレ制作コース>building course in Ilomantsi
カンテレコース 日程:6月9~17日   費用:365ユーロ(講習料、宿泊+食費)
カンテレ製作コース 6月10~17日    費用120ユーロ(講習料)

講師:Alviola Anu, Eskelinen Senni, Honkonen Ulla, Jauhiainen Ulla-Sisko, Kurki Aino, Lehto Valtteri, Pesonen Salla, Takkinen Tiina, Teirikangas Saija , Vartainen Jenni,Äijälä Heidi
 (製作コース)Leinonen Aaro ja Okkonen Erkki
 
Information about the kantele course
Saila Kinnunen p. +358 50 324 6889
 
Information about the kantele building course:
Erkki Okkonen p. +358 40 525 9756 tai erkki@okkonen.fi

<スオラハティ/アアネコスキ 5弦カンテレコース> 5-stringed kantele course in Suolahti, Äänekoski
日程:7月28~29日 
費用:190ユーロ(フィンランドカンテレ協会Kanteleliitto会員) or 220€ユーロ(一般).  (講習料、コンサート入場料、宿泊費+食費)講習料、宿泊+食費)
講師: Arja Kastinen.

<第38回ラハティカンテレコース>The 38th kantele course in Lahti
日程:6月10~15日 
費用330ユーロ(講習料、宿泊+食費)
講師: Johanna Aho, Anu Itäpelto, Noora Laiho, Laura Linkola ja Aino Meisalmi-Minkkinen.
 
Information: eevi_holsa@hotmail.com
 
Address: Siikaniementie 210, 16730 KUTAJÄRVI. www.siikaniemenkurssikeskus.fi
 
<第15回ヴェシムジーッキ・成人&子どものためのコース>
日程:7月10~15日 
費用330ユーロ(講習料、宿泊+食費)
講師:Susanna Heinonen (コンサートカンテレ、5弦カンテレ)
カンテレ以外に、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽、ギターのコースもあり 
 
Address: Vesimusiikki c/o Rannanmäki
Vanha sotilastie 3, 00850 Helsinki
 
Information: www.vesimusiikki.com
 
 
<クヌーティラ ノキア カンテレコース>Kantele courses in Knuutila, in Nokia
子ども:6月47日、成人:6月18~21日
講師: Marja Turu, Liisa Lilvanen ja Noora Laiho.
宿泊、食費はHotel Aitta .

Information:
Marja Turu, p.+358 50 5736273 / marja.turu@gmail.com

以上、興味のある方は直接お問合せください。


新雪にみとれる

2012-02-19 23:35:01 | カンテレ

明るい陽射しで目が覚めた。陽射しと思いカーテンをあけたら、太陽はまだのぼっていなかった。明るいのは雪、昨夜は吹雪いていたので、新しい雪がたくさん積もって、外は真っ白になっている。

日本カンテレ友の会総会は10時~、役員は早め集合だったので、ホテルを8時半にチェックアウトした。会場までの道は、まだ雪かきされていないところもあり、サクサク音を立てながら雪を選んで歩く。札幌の友人は「今年は私たちも寒いし雪が多い」と言っていた。

午後は北大卒業のカンテレ生徒kukkaさんに、雪の大学を案内していただく。広い大学構内、学生たちは自転車で雪道を移動する。大きなシャベルで巨大カマクラを作っている学生、角に集まって話しているグループ・・・。生まれも育ちも、そして今も横浜に住んでいるkukkaさん、「冬の北海道の雪は癒される~、心が落ち着く」と。街中と違い、降った雪はそのまま積もっている。真っ白で、美しい。昨日はただ寒いだけと思っていた私も、心が静かに洗われる思いで雪を感じている。フィンランドの冬を想いおこす。静寂のなかにピリッとした空気と音、そしてゆらゆら優しい風も感じる。


札幌は雪。

2012-02-18 23:27:52 | カンテレ

日本カンテレ友の会役員会、総会のため、週末は札幌へ。

着いたところは、雪降る北国。吹雪く雪が顔にあたり、痛い。気温はマイナス5℃。「おぉ、さむ~!」

夕食は、一緒にきているカンテレ生徒さんたちと「北海道の美味しいもの食べたい」。札幌のカンテレ仲間も一緒に、海の幸を味わう。

見事なほっけ。肉厚で、とにかく大きい。

アルコールは、珍しく日本酒をいただく。北海道の地酒、名前に魅かれて<熊ころり>。


森と湖のカンテレ

2012-02-11 07:50:32 | カンテレ

フィンランドのカンテレ音楽をご紹介。ラジオ番組の音楽プログラムで、カンテレビルダーで演奏家でのある Rauno Nieminen がフィンランドの東部・カレリア地方の小さな村でカンテレを語り、奏でる。

http://yle.fi/radio1/musiikki/kanteleen_kielin/

KUUNTELEをクリックすると音楽スタート。

 

夏の夜の静けさが伝わってくる。湖のほとりにポツンと昔ながらの燻すサウナ、森はシ~んと静まり返る。風のざわめきがかすかに聴こえる、それがBGMの世界。そんな想いをカンテレにのせて・・・。

フィンランドのラジオ1では、2012年はカンテレがテーマのひとつになっている。毎週火曜日の夜、民族音楽コーナーの中でカンテレが取り上げられる。


カンテレも大型化?

2012-02-07 20:10:37 | カンテレ

お付き合いの長いフィンランドのカンテレメーカーから新しい大型カンテレが発売された。写真が送られてきたので、ご紹介。

弦の数は40本。

「わァ~」と思っていたら、フィンランド人のカンテレ奏者から「新しい友だち」とカンテレの写真が送られてきた。

 

伝統民族楽器のカンテレの起源は何千年前の神話の世界、民族叙事詩『カレワラ』で優雅に奏でられた素朴な楽器。最近はプロの演奏家もふえ、また趣味の世界でもおおはやりとか。馬の尻尾で作った5弦から、いまや40本をこえる弦の世界。そこから広がる音楽も、また楽しみ。


カンテレは森で弾きたい

2012-02-05 23:06:57 | カンテレ

 

10(11)弦カンテレクラス。Arja Kastinen の「KAKI SE KUKKUU」が今日の課題。フィンランド語でKAKIはカッコウ、KUKKUUは音のとおりカッコウが鳴いていること。3声のアンサンブルが醸しだす音楽は、フィンランドの森を彷彿させる。

むこうから「かっこ~」。鳥はどこにいるのかしら、何度も何度も、やさしい「かっこ~」が聴こえる。「これはフィンランドの森だ! 今年は雪が多いらしい。寒くて、毎日誰かが今日は-35℃とメールしてくる・・・」と話もはずむ。今日のメンバーは全員フィンランド経験者。心はすっかりフィンランドにとんでいる。

「カンテレは、やっぱり森で弾きたい」と、森の妖精気分のカンテレクラス。


カンテレ、ただ今入院中。

2012-01-16 22:59:17 | カンテレ

カンテレクラスのkukkaさんのカンテレが、壊れてしまった。

接着が「パリ~ン」とはがれている。何が原因かわからない。フィンランドに修理を出すか迷ったが、繊細な楽器を何度もやり取りするのはちょっと心配。そこで、以前カンテレメンバーだったMさんに相談。設計・建築家のMさんは、カンテレに詳しく、弦のメンテナンスもお願いしている。「これは重症、時間をかけてゆっくり治しましょう」

似た症状のもう1台、こちらは軽症だが・・・。

M家の書斎に入院中。「接着がまだ弱いので、今月いっぱい養生しましょう」との連絡に、退院が待ち遠しい。