朝、外で大きな音が聞こえた。お玄関を出て下をみると、マンション前の建物の取り壊しが始まっていた。しばらく前から「危険、上から物が落ちてくることがあります」と貼り紙されていた建物。
通勤途中に覗いてみる。古い木造建築で、居酒屋とピアノバーがあり、半年前までは営業していたような・・・。
夕方には、外側の作業はすっかり終わっていた。
今、もっとも注目されている武蔵小杉駅近の一等地。今度はマンションかしら。
朝、外で大きな音が聞こえた。お玄関を出て下をみると、マンション前の建物の取り壊しが始まっていた。しばらく前から「危険、上から物が落ちてくることがあります」と貼り紙されていた建物。
通勤途中に覗いてみる。古い木造建築で、居酒屋とピアノバーがあり、半年前までは営業していたような・・・。
夕方には、外側の作業はすっかり終わっていた。
今、もっとも注目されている武蔵小杉駅近の一等地。今度はマンションかしら。
息子の帰宅が遅い。社会人2年生の息子、終電はとっくに終わっている時間の1時半、2時、2時半、と毎日(毎晩)タクシー帰り。私も深夜になることはよくあるが、終電が目安だから、遅くても夜中の1時には帰宅している。「最後かな」と静かにお玄関をあけても、また今夜も息子の靴がない。
そして先週も毎日2時過ぎ、今週も同じ。同級生ママに話したら「うちもよ」。「疲れた~」「調子悪い~」とたまに愚痴っているが、「明日は遅めだから起こさないで」という朝もあり、適当に調整しているらしい。
お布団に入る前に、お玄関と息子の部屋の電気をつける。<お玄関開けたら真っ暗>というのは淋しいかなという親心。息子の部屋のすぐ近くで寝ている私、ガタガタと音がすると「お帰りなさい」と声をかける。夜中に「何も食べてない」と言われたときは、内心「エ~ッ!」と思いながら、眠い目をこすりながらお肉をいためている母。そして笑顔で「どうぞ~」。
どんな時間に寝ても、朝は4時起きの私。遅ければ3時間、2時間睡眠になっている。お布団に入れば3秒で爆睡型で寝起きも抜群の私だが、最近ちょっと寝不足気味。う~ん、ノー残業デイがあれば、私も寝不足解消デイになるかも・・・。
今朝の最低気温は0℃、最高が7℃と聞き、とたんに身体が冷えてきた。胃病以来、ど~んと体重がおちてから寒さが身にしみる。ほっておくと筋肉がほぐれにくくなり、背中や胃が大騒ぎするほど痛くなる。脂肪がおちると、いちばん応えるのは寒さにちがいないと確信。
身体の中から温めようと、この冬は<生姜と唐辛子>のお世話になっている。食生活もお風呂の入浴剤も<生姜と唐辛子>。食はもともと辛いもの好きなので、唐辛子系が得意。お風呂は唐辛子系より生姜系の方が温まるようで、今は生姜系を愛用している。
「フィンランド族なのに寒さが苦手?」と不思議がられるが、苦手ではなく寒さが勝手に襲ってくるだけ。フィンランドに行けば-20℃でも平気だし、寒い中で食べるアイスクリームほど心地よい食べ物はないと信じている。
昨日購入した<生姜黒糖シロップ>を早速お湯にとかして飲んでみた。
ポカポカ温まるゥ!
小学校のクラス会があった。2年前に卒業何十年ぶりに学年全体会があったが、今年は6年3組がクラス会を開くというので、1組だった私も「まぜて~」と出席。
「元気だった?」と、そのひと言で気持ちはもう小学生の雰囲気。卒業以来はじめてという顔もあり、「もしかしたら、・・・ちゃん?」 目の前の食事もお酒も進まず、ただただお喋り。二次会はカラオケに行ったが、まず1曲目は校歌。それからは歌っている人を気にせず、またお喋り。そして最後は、「歌手が歌って」とマイクが回ってきたので、皆で<ふるさと>を合唱。
時間はとっくに真夜中をすぎているのに、さらに三次会。やっと「お腹すいたね」と注文したが、やっぱりお喋り。なつかしい夜はふける。
忙しくなってきた! 日常の忙しさを知っている方々は「これ以上?」と驚くが、いつもの1.5倍のこの時期。少々の疲労感を感じるので、解消策に「寝ます宣言」。7時間寝てすっきり。いつもは3~4時間睡眠だから、なんと贅沢な時間。
これからますます忙しくなる、1年中でいちばんハードな季節。たっぷり睡眠で元気回復、そしてまたワイワイ楽しく仕事の日々。
やっぱり時間が足りない、「どうして一日は24時間しかないの?」
また忙しくなってきた。
目の前にも頭の中にもやる(べき)ことが山積み。
どう片づけようかと思い悩む。
でも私の優先順位と日程(期限)は必ずしも一致しないから、
これがまた難問。
「寝ない」はできないから、夜と乗り物ではしっかり眠る。
爆睡型は3時間睡眠でこなせる。
それを差し引いても、やっぱり足りない時間。
忙しくなると思うことはいつも同じ、
せめて30時間にならないかしら・・・
我が家は8階。北・東・南角に位置するが、北側は駅、東側は高層タワーマンション群、南側は神社。幸いベランダ側に大きな建物はないので、ずっと向こうの景色も楽しめる。西方向には富士山。夏の間はかすんでいたが、キリッと寒くなった今頃から、朝焼け富士山と夕焼けシルエットが美しい。
朝の富士山
朝日をあびて。
雪の帽子をちょこんとのせて(11月2日)
雲の上に頭をのぞかせて(11月4日)
夕焼け空
やっと向こうのマンションからずれてきたので、日没が見られるようになった。
ギラギラ燃えながら陽は沈む
あっという間に
そして夕焼けシルエット
(いずれも11月4日)
美味しさとその歴史で名が知られている趣きのあるお蕎麦やさん。そんなに広くない店内はいつもこんでいる。その日も仕事帰りのサラリーマンで大賑わいだった。
「どうぞ」と案内されたテーブルには老夫婦、「失礼します」と座ったら、「どうぞどうぞ」とご自分の周りを寄せてくださる。80歳くらいのご夫婦、ご主人はひと粒残さずご飯もの(上には何がのっていたのかしら?)を食べ終わったところ、まだお蕎麦を食べている奥様に「ゆっくりでいいよ」と優しく声をかける。
私は鍋焼きうどんを注文。寒い夜だったので、待ち遠しい。鉄鍋の蓋をあけるとふわ~ッと湯気が立ち上る、「涼しくなりましたからねぇ」と私より先に奥様。「そうですね」と食べ始めると、「ここは美味しいですよ」「よくいらっしゃるんですか?」「ええ、ほんとうに」と二人で頷き合う。しばらくして「さあ、行きましょうか」と帰り支度を始める。「ゆっくりでいいよ」とまたご主人、そして「お邪魔しましたね」。「いえ、こちらこそ。どうぞお気をつけて」「ありがとう。美味しくどうぞ」
見とれてしまうほどすてきなご夫婦。あんなふうに二人で歳を重ねられるのは、どんなにいい人生を歩んできたのかしら・・・と思う。質素な装いに中にもきちんとした上品さを感じるお二人、労わりあう気遣いがやさしい。一緒にいた友人と、帰り道は「いいなあ、あの雰囲気」とこの話ばかりだった。
このお蕎麦やさんは神田淡路町の<まつや>。
都心の一角に江戸風情が残る街、金木犀が香る秋の夜。
ゆっくり新聞を読むのは日曜日が多い。先日も仕事はお昼からだったので、久しぶりに隅から隅までじっくり新聞に向き合う。
「いかに、自分で人生を楽しませるかが、人生の基本よ」
落合恵子<積極的その日暮らし>(朝日新聞)は、私の愛読コラム。この「人生の基本」は、ハリウッドの大スター・かのシャーリー・マクレーンが小森のおばちゃまこと今は亡き映画評論家の小森和子さんに伝えた言葉らしい。
さて私は? と考えてみる。持参可能、あるいは持参可能以上のこの能力、私は結構いけてる気がする。落合さんは、時間と場所限定のご自分流の楽しみ方を紹介していたが、私は、どちらかというと時間と場所を選ばない楽しみ方が多い。
友人にこの話をしたら、「ポジティヴ思考のあなたに、わざわざ『いかに自分で人生を楽しませるか』を提言することはないわね」とあっさりかわされてしまった。その通り! 毎日毎時、人生を楽しんでいる私がいることは、私自身がいちばんよく知っている。私の人生を楽しむ味の素は、音楽とフィンランドとバラエティーにとんだ多くの友人たちと関わりある周囲の人たち。私の人生、まだまだおおいに楽しみたい。
ある雑誌の座談会記事を読む。出席者は本の達人たち、児童文学評論家、翻訳家、哲学者、編集者など。子どもの頃から本好きの方々ばかりで、私もまったく同じ思いで共感した。
憶えている最初のクリスマスプレゼントは絵本、『銀河鉄道の夜』。それはシリーズものも最初の1冊で、その後毎月絵本が届いた。小学生の頃から両親の行きつけの本屋さんで<つけ>で買うことを許されたので、学校帰りに寄っては本を買っていた。本屋さんのおじさんも「これが面白いよ」とか、手に取った本を「それならこっちがおすすめ」と小学生の私を相手に真剣にアドバイスしてくれた。私も「この間の本はこうだった」と感想を言って話し込んだ懐かしい思い出。残念ながら大型店の出店で、この本屋さんはおじさんの代で終わってしまった。
実家は何度も床を補強したほどの量の本がある。中学生になると、哲学・宗教や社会学の専門書が多い父の本棚からこっそり借りて、手当たり次第読む。なぜかテスト前になると分厚い本を読み、母親に叱られた思い出も。またわからないなりにも評論も読んだ。ある時期「ちょっと大人っぽく」と爪先立ちするほどの背伸び読書もしたが、そこで培われる背伸びがいい経験と感覚を養い、そして今にも繋がっていると思っている。
はまったのはやはり<文学>。日本の古典から近代まで、またヨーロッパやロシアの作家もほとんど読んでいる。高校生の頃、友人たちと競って読んだトルストイ、ドストエフスキー、シェークスピア、ヘッセ、ゲーテ・・・、。本ではいろいろな人に会える、日常会えないような人間に会うこともできる。また時空に限定されないので、どこへでも飛んでいかれるし、また遡れる。いつか行ってみたいあの場所、サンクトペテルブルクは私の永遠の都。
今や<電子書籍>の時代。でも本は生き残るし、意識して生き残さなければいけない文化だと思う。「映画はみない」と断言する私、それは「ただ本が好きだから」。私にとって本は食べ物だから生きる糧でもあり、本が身体に積み重なっていく感じを覚える。ジワジワ老眼の昨今だが、まだまだめげない。
友人と荷物管理の話になる。4人家族でマンション住まい、夫ドノは単身赴任中、上の息子ちゃんは「趣味のヴァイオリンの練習を思う存分やりたい」とこの夏一人暮らしを始めた。同居の息子ちゃんは仕事で飛び回っているので、帰宅は夜中になることもある。生活は彼女といまや主役となっている3匹のわんちゃんのM家。
彼女は、数年前母様が病気で急逝され、残された荷物を片付けるのに忙しかった。そのしばらく前に長年住んでいた家(彼女の生まれ育った実家)を処分し、娘の近くの小さなアパートに移り住んでいたので、その時点ですでに生活は整理されていた。その大胆な決断に私は多いに感動したのだったが・・・。「片づけに疲れたァ」と何度も言っていたが、有効利用できそうなものはあちこちにお届け。私も仕事場に真新しい電子レンジや、グループホーム入居者様に上質な衣類や日常品、とたくさんのダンボールをいただいた。それでも最後は「もう、見ないで捨てる」。そしてこの夏、息子ちゃんの部屋があいた。「どうするのぉ?」と興味津々の私に「そこまで私のモノが進出したら大変」。「そうよね・・・」
わが身を振り返る。今の住まいに引っ越したときは<シンプルにすっきり暮らす>と決めたはずなのに、それには程遠い生活。ぐる~りと見回すと、ピアノの上は楽譜やコピーや本が山積み、リビングテーブルの左側には情報関係、右側は郵便物・・・。とりあえず置いておく場所がありすぎて、整理されないまま山が高くなっている。「この山にも分類があり、秩序あり」と言ってはいるが、「このへんにあるはず」と探し物も多い。
<時間をかけて徹底的に片づける>と彼女のアドバイス。時間がない私は無理! でも身近なところから片づけようと思い、まず「いつか使うかも」は捨てることにした。「エ~ッ、このゴミの山、なにィ?」家人の驚く声。このくらいではまだまだ・・・。
『朝日新聞』の「GLOBE」(月2回、月曜日発行)の1面に人の特集がある。様々な方面で成功した人を取り上げていて、なかなか興味深い。そこに<self-rating sheet・自己評価シート>、「自分にどんな力が備わっているのか。何が強みなのか。編集部が用意した10種類から、本人の自信がある順番に並べてもらう」というのがあり、この主観的な評価が面白い。
その10種類は、
1運、2協調性、3決断力、4行動力、5語学力、6集中力、7持続性・忍耐力、8体力、9独創性・ひらめき、10分析力・洞察力。
さて私は・・・
1独創性・ひらめき、2行動力、2決断力(2と3は同時)、4集中力、5協調性、6語学力、そのあとは並列。つまり持続性・忍耐力は好きでないし、分析力・洞察力はあまりないに等しい。ましてや運はまったく気にしていない。体力は2年半前の胃の大病以来とても誇れない(それまでは体力には自信ありだったのに)。
この結果、自分で認識しているとおり。「人の考えないことまでひらめき、と同時にそれを実現するために全速力で走って行動し、同時に決断」がまず私の誇れること。この勢いについてこられない人もいるようで、特に仕事が一緒だと「ちょっと待って~」となることも多い。集中力は興味のあることにはピンポイントまで集中、協調性は人並みにあるつもりで、語学力はフィンランド語は特技で英語はそこそこ困らない程度。
皆さんの自己評価はいかが?
カンテレ仲間のとも子さんと小学校からの幼ななじみ・和子さん。お針仕事がすばらしく、お針をさわるのも不得意の私は何かとお世話になることが多い。最近はコンピュータミシンを導入されたので、刺繍がすてき。
最初はとも子さんの10弦用カンテレ袋に感激し、「私もほしい」とお願いしたのがもう10年近く前のこと。それからカンテレがふえるたびに、移動用や保管用に布ケースを作っていただいている。カンテレテーブルや大型の36弦や26弦の相談をしたときは、しっかりした布地や裏地つき、そしてカーブをご主人様が計算してくださったこともある。また演奏旅行や海外おでかけのためには、数台同時に持ち運びできるような工夫もしてくださる。
カンテレケースだけではなく、身の回りに<和子さんグッズ>は多い。エコバッグ、ペットボトル袋、お弁当袋、CDウォークマン入れ、一眼レフカメラ袋・・・。どれも毎日大切に愛用しているものばかり。
そして今日とも子さんが「和子ちゃんから」とくださったのは、バッグインバッグ。バッグの中に入れて仕分けして使うものだが、小さな工夫がたくさんありとても便利。帰り道の電車で早速入れかえて使いはじめている。
もうひとつデジカメ袋。以前いただいたのは白い袋。毎日持ち歩いているので何となく汚れてしまい、もう数回洗っている。そのことをとも子さんが話したら、「洗ってまで使ってくださりうれしい」と、新しいのをくださった。今度はブルー、大好きな色。きっと汚れが目立たないようにとの細やかなご配慮。
とも子さんは新たに大きな16弦を購入。今日のクラスでご対面、セミハードケースが重いので、肩にずっしりくる。早速「和子ちゃんに作ってもらうヮ」。きっとすてきなケースができることでしょう、私も楽しみ!