カンボジアの今年9ヶ月間のキャッサバ輸出が昨年の倍近くになったとのことです。それでも2万2千トンですからベトナムの200万トンから見ると単位を間違えたのではないかとも思える数値です。
カンボジアのキャッサバは、現在は主にタイとベトナム向けですが、8月に中国企業との間で輸出合意文書に調印がなされ、中国への直接輸出が始まるとのことです。
中国は年間650万トンをタイから、200万トンほどをベトナムから輸入しており、カンボジアから100万トンほど輸入したいとの意向です。
カンボジアの昨年のキャッサバ収穫量は378万トンとのことですが、中国の消費減速と9月に入ってからの価格急落、タイの洪水被害等の状況が重なる中、来年のキャッサバ需給はどうなるのでしょうか？
Cassava exports jump 94%
カンボジアのキャッサバ輸出は今年の9か月間、昨年同期比で94%急伸した。農業分野には最近の洪水によって大きな痛手を負ったにも関わらず－商業省の統計数値が示している。
1月から9月までのカンボジアの乾燥キャッサバと生キャッサバの輸出数量は22,652トンで、昨年同時期は11,656トンだった。
この増加は国際的な多目的作物需要の拡大によるものと商業省のChan Tharo氏は述べた。キャッサバ生産の拡大は昨年の価格上昇に因るもの。
中国中国食品工業（集団）公司〈China National Food Industry (Group) Corp〉とカンボジアのLy Ye Rubber Co Ltdは、キャッサバ売買輸出に関する取り決めに調印した。
農業森林水産省、工芸作物部Khan Samban部長は、カンボジアは今年末までに中国にキャッサバを直接輸出することができるようになった、と語った。
バンテアイ・ミンチェイ州マライ地区のマライ・トレーディング社長Sorm Yin氏は、洪水の影響を受けた農家もあるが、この地区の輸出は増大していると語った。
「地区の調査では20%の農場が被害を受けた」。生キャッサバの価格は現在95ドル/トンである。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011101952198/Business/cassava-exports-jump-94.html
http://jp.xinhuanet.com/2011-08/17/c_131055169.htm