GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

日曜日は猛暑

2008-07-14 02:29:14 | 天気
毎週、土日は暑くて堪りません。週末にはあれこれ調べものをしようと思いつつ暑さに負けて実行できた例がなく、それでもウィークデーには幾つかの課題を週末用に残す癖が抜けません。土日が殊更暑いわけではないのでしょうけど、昼間の仕事でエアコン生活を送ってしまっている今は、これまで以上にエアコンなしの気温が体力を消耗させるように感じます。きょうは日本も35度を超える猛暑だったそうですからここで暑さを嘆いても同情をかうことはできそうもあませんが。

午前中は新書版を一冊持って薄暗いカフェで読みました。20年近く前に書かれた「ODA援助の現実」とのタイトルで確か一度は読んだ筈ですが内容は初めて知る思いで、忘れてしまったと言うより当時の問題意識が希薄だったからなのでしょう。

カントー橋建設のODA248億円は2007年度全出資額の7800億円の約3.2%を占める規模になるようです。この大プロジェクトが崩落事故以来10ヶ月も止まったままというのは、事故自体の責任に加えて更に問題を広げてしまっているようです。アプローチ道路の建設は今年早々に再開とのニュースがありましたが、最近の報道では甚だしい遅れだとのこと。

先週カントーからビンロンに渡るフェリーを利用しましたが、夕刻のラッシュ時のせいもあって乗るまでに1時間以上も待たされました。

この橋の完成によってカントー市を始めホウザン、ソクチャン、バクリュウ、キエンザン、カマウ各省の道路交通が短縮されることになるわけで、おそらくその完成を前提として各省での工業団地建設の計画も進められていたのだと思います。カントーフェリーの待ち時間も乗用車はまだ恵まれている方でコンテナトラックなどは図体がデカイだけに更に長時間待たねばならない様子でした。

予算の名称は政府開発援助であっても実質的にはゼネコン救済事業みたいなものですからベトナムへのODAが多いか少ないかにはあまり関心がありませんでしたが、ODA改革として外務省が述べている内容が果たしてどれだけ現実的なものであるのかは、橋崩落事故や「PCI」社の汚職問題を巡って明らかにされるべきものです。

> 3) チェック体制のさらなる強化と不正防止
 事前、中間、終了時、事後それぞれの段階での評価とモニタリングを充実させ、適切な案件管理を行います。また評価結果は企画立案にきちっとフィードバックするシステムを確立させます。不正を未然に防止する策を充実させるとともに、不正が起きた際には厳格な対応をとります。
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/gaiko/oda/nyumon/hayawakari/hayawakari_3.html#1

夜9時頃になってようやく雨が降り始めました。これで寝苦しい夜からは解放され、ほっとしますが出来ればもう少し早めに降って貰えれば・・・


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