GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

猫と過ごした一夜

2014-10-09 20:35:40 | 動物・昆虫

来週末には此処を引き払うので、猫たちに住み着かれても可愛そうなことになってしまいます。それでも追い返すのも気が引け、猫たちの気紛れに委ねることにしました。夜中に出て行くかもしれないのでドアは開けたまま寝ることに。しかし、まだGo Vapに住んでいた時、やはり近所の野良猫が出入りしたことがあって夜は二階のベランダの戸を開けて寝ていたところ、早々に泥棒に入られて財布と携帯電話を盗まれたことがありました。それだけに同じ過ちは勘弁、とばかり一応ドアは猫の通れる隙間を開けて針金と鍵で固定し、尚且つ寝室には施錠しました。

しかし、長いこと一人暮らしを続けて来た身にはたとえ猫であっても来客者が宿泊するというのは初めてのことなのでどうも落ち着きません。夜中に何度も目を覚ましたので様子を窺いました。親猫が外に出てしまい仔猫3匹だけで寝ていたり、あるいは仔猫がカエルを捕まえて食べていたりで何やら騒々しいものがありました。

    

先月末頃からこのカエルが住み着いていて、暫くは台所の束ねたホースの隙間にジーとしていました。一週間ほどで姿が見えなくなったのでてっきり外に出たものと思っていたところ、寝室のハンガーに吊るしておいた洗濯したズボンを穿こうとすると中から床にペチャと落ちて来ました。日本のトノサマガエルよりやや大き目のこのカエル、寝室でウロチョロされるのは落ち着かないものがあるので捕まえようとしましたが、子供の頃のようには行きません。加齢による反射神経の衰えのせいかも知れませんが。それ以後もトイレの水を入れたバケツの中にいるところを見たりもしてはいました。たぶん仔猫の餌になってしまったのはこのカエル。

    

朝起て見ると4匹仲良く身を寄せていました。床には何とネズミの亡骸2体や内臓、カエルの手足などが散乱していました。一匹の亡骸を良く見ると身体は見事に皮だけになっていました。昨夜のもち米炒めの残りを朝食に与えると、きれいに平らげて悠々と親猫を先頭に家から出て行きました。草叢を仔猫がまるでウサギのように飛びはねながら。