GOVAP便り

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薪割り

2014-01-24 22:08:10 | 生活

国道沿いのカシューの木を眺めていると道路の向かい側で子供が薪割りをしているのが見えました。仕事に夢中でズボンがずれ下がって半ケツ状態。近づくと人の気配を察してかズボンは引き上げられました。庭先での薪割り仕事はしばしば目にします。子供や女性の姿が多いようで、頼まれもしないのにお節介にも手伝ったりすることも度々。この時も庭のカシューやアボカドを見せて貰っていたのですが、流石に子供では無理だろうと思える大きな株に斧を振り上げた時には代わって斧を握りました。

14年前、ベトナムの中部フエで半年ばかり暮らした時、郊外では薪が主要な燃料として家庭で使われてるのを見て驚いたことがあります。「まだ薪を燃やしてるんだ・・・」と思ってしまい、小学生低学年の頃に薪での風呂焚きをさせられたことを思い出しました。前近代的遺物を見る思いだったのですが、その時は勿論14年後に自分が薪で湯を沸かす生活を送るようになるなどとは想像も出来ませんでした。今や薪ストーブなどは化石燃料を使わないという意味でエコロジカルなトレンディーの趣さえあるようです。

そのような信条で薪を使っているわけではなく、できることならぷのプロパンガスボンベでガスコンロを使いたいわけですが、ガスコンロを置く台を調達できずにいるためです。

    

家の台所スペースは、40ドルで電動ドリルを買って水を使えるように配管し、ステンレス流しも買いました。が、それを設置する台がここでは売ってません。取り敢えず塩ビパイプを切って組立ました。主に燃料はカセットボンベ。ベトナム同様に人々はカセットにガスを再充填して使っています。韓国製のカセットボンベが1個1ドルで売られており、4個ばかり買いました。思いがけなく早く使い終わってしまい、5回目にはボンベを振って確認したところガスが半分ほどしか入っていません。どのボンベも同様で、文句を言うと「わかったわかった」とばかり充填してくれました。

    

再充填料は一本につき2,000リエル(0.5ドル)。この町の多くの家ではガスボンベやカセットコンロに薪や炭も併用して使っているようです。