GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

明日は中秋節

2012-09-29 14:43:54 | 天気

今週のプノンペンは恐らく今年一番の雨量ではないか、と思ってしまうほど雨が続いています。昨年の今頃は洪水のニュースが続いていたわけですが、今年のプノンペン市内の雨は昨年以上のような気もします。そんな自分の感覚は正確さを欠くものであるとは思いつつメコン河の水位を見ると、やはりベトナム国境付近では320cmほどで、昨年の480cmよりまだ160cmも低い状態でした。

        

それでもベトナムの水文気象予報センターが、2000年のメコンデルタ洪水に匹敵する災害となる可能性を指摘し注意を促しているとも報道されていました。

2011年のメコンデルタにおける洪水は20名以上の死者をもたらし、250kmの堤防、55kmの省道・国道を破壊し、2万7千ヘクタールの田畑が被災し、内1万ヘクタールは100%の損害だった。2000年の記録的な洪水被害では539名が死亡(300名以上が児童)、負傷者212名、89万世帯、13,793教室、383医療施設が浸水した。9,457家屋は全壊し6,200世帯が移転を余儀なくされ、50万人以上が緊急援助を必要とした。農業や養殖、インフラや環境破壊も極めて大きく、総被害額は4兆6千億ドンと推計されている、とのことです。

眩しい青空が突然黒い雲に覆われ激しい雨が一時間ほど降るスコールとは異なり、この時期の雨は何時降りだすかもわからない曇天が続き、降る時間も当てがつきません。

明日の晩の中秋月は見られそうもない空です。