ベトナムに居た頃、キエンザン省のラクザーからハティエンまでは90km離れており、一つの省の中でこれだけ町が離れているのに驚きました。100mも走れば隣の省に出ててしまうのが常です。
ところが、ココン州をほぼ横断する国道48号線は162kmあり、しかも山道で民家やガソリンスタンドは少なく、道路標識も殆どなく、町らしい町は国道4号から分岐してからココンの町までは皆無でした。
この道路で目安となるのは橋ですが、何処も似たような風景で一つ一つに特徴はありません。ココンの町のココン橋を含めると大きな橋は合計5ヶ所。
町から南東に向かう48号には、国道4号に出るまでに4つの橋がありました。どの橋にもタイの国旗が付けられていました。
1- Phum Daung Bridge
2- Tra Peang Roung Bridge
3- An Dung Toeuk Bridge
4- Sre Ambel Bride
山が多くそのため川も多いということでしょうか。河口に近いためかどれも緩やかに流れる川です。橋の上から上流方向の景色を眺めと、川を遡ってみたくなります。しかし、川沿いにバイクで走れるような道が見当りません。
Phum Daung 橋の上から見た上流
Tra Peang Roung 橋付近の店。買ったばかりのガソリンの入った瓶を持つご婦人、左手にはナタを持っていました。
An Dung Toeau 橋付近の集落
Sre Ambel 橋。ここから国道4号まではほぼ平坦で10数キロです。
長距離を走ると必ず外国人のツーリングを見掛けます。この日もアメリカンスタイルの大型バイク5台のグループに軽々と追い越されました。
プレアビヒアへ行った時はドイツナンバーを付けたバイクと食堂で一緒になりました。
100km以上の距離を走ると250ccではちょっとキツイ、と思うこともしばしば。しかしこの日の帰り道、大きな荷物を載せた自転車ツーリングの欧米人と3回すれ違いました。この山道を自転車で走れる太腿の筋肉が羨ましい。