GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

平米535円の家賃

2008-03-24 02:24:25 | 生活
前日のカラオケはやはり負担だったようで、土曜は朝から頭が重く微熱が続きました。バイクで走ると排気ガスにむせ、道路の凹凸による振動が脳天に響きます。首の後ろ上が熱っぽく、こりゃ風邪じゃなく「くも膜下出血」などとの思いも過ぎりましたが、若山や水田さんほどデリケートな脳でもなく、気管支や肺の方がダメージが大きいので、それはなさそうな話です。今週作った未収金の請求書ファイルを読み返していると誤りに気付きました。集中力を欠いて仕事をしても結局二度手間でろくな事がありません。

二人で借りることを前提にした今の家は一人では広過ぎだし家賃負担も耐え難い・・・などということを彼方此方で喋っているので知り合いが安い部屋を紹介してくれました。家賃は今の1/4。それが実現すればTVも変えるし、月に2・3度日本食店に足を運ぶことも可能です。が、場所は何とNga Tu Ga。ゴーバップを通り過ぎた先の12区で、しかもラブホテル街の代名詞のようなところです。しかし、まぁ折角紹介してもらったわけだし、見るだけは見ておこうと思ったわけですが、身体が付いて行きません。昼で仕事を切り上げ、途中で家でちょっと休むつもりが、案内役のTruocさんを待たしたまま夕方まで眠り続けてしまいました。

行ってみるとラブホテル街を折れ、さらに2・3km走ったところで夜バイクで走るには危険そうな感じの寂れた場所。20㎡ですから12畳位の広さはあり、我慢できないこともありません。しかし、家賃の安さ以外に気乗りする要素は何一つなく、どうにも決めかねているとそこの大家の家族の一人が「営業許可がないから外国人だと公安が来た時拙いわよ」ということで一件落着。

借りられなかったことで僕が困ってると思ったのか、Truocさんは「私が探してあげるから・・・」とのことでしたが、そんな言葉も聞き流して別れて家に戻ると直ぐに電話が来て、Nuyen Van Luong通りの近くに新築で20㎡、170万ドンの家があるけど、とのこと。今度は今の家から5分足らずの位置ですから直ぐに見に行きました。

今の家が150㎡で400万ドンですから、それと比べこの家は1㎡当りでは8.5万ドン(535円)で今の3.2倍になる計算。ということは、貧乏人ほど実質的には高い家賃を支払わされているということになりそうです。こんな現状では「社会主義」の名が泣くだけだぜ・・・などとも思いつつ、とりあえず前に見た家の後だけに何処かほっとできるものがありました。何しろ問題は今支払っている家賃を半分以下にすることなわけだし。