12/13(日)は八千穂高原スキー場で滑ってきました。前日のアサマから移動してきました。
私は八千穂高原スキー場は初めて訪れました。小諸からクルマで50分くらい。標高1600メートルとそこそこの高さにあります。この時期は人口降雪機によって硬くパックされたハードバーンですが、そのため午後になっても緩まずに、適度な斜度は練習にはうってつけのバーンでした。
(こんな感じで、フラットで幅広で真っ直ぐな斜面は基本練習にうってつけ)
この日は40オヤジさんの所属クラブの練習会に参加させて頂きました。泊まり合宿ではなくて日曜日一日だけの練習会。これもまた面白い形式だと思いました。2班に分かれて、私は40オヤジさんが講師の班になりました。
さてこの日の練習テーマは、前日彼と一緒の取り組んだ内容そのものでした。大切なポイントをまとめます。
(1) 山回りでしっかり外向傾を取る。これにより板に圧をためる。
(2) 山回りから切り替えに向かう際に、太ももを起こす(立てる)動きを使って、板を真上から踏める高いポジションを取る。
(3) 切り替え時にストックは出来るだけ遠くに突くようにする。これにより(2)の高いポジションを取る助けになる。
(4) フォールラインから山回りで外スキーを走らせる。そして(1)の外向傾により板のたわみを作った後、それを解放させながらスキーを走らせてゆき、(2)の動きに持ってゆく。
前日のアサマでの練習では雪面コンディションが悪かったせいもあり、「ん~??」といまいち感覚が掴めませんでしたが、この日の好コンディションのお陰もあり、「んっ!!」というしっかりした実感が掴めた気がします。自分の滑りのイメージが明確に変化してきていることを感じました。
なお、この(1)~(4)のポイントには重要な前提条件があります。それは、これまでのグランジャー練習でも何度も指摘しているように、「乗れているポジション」にいることです。外れているポジション、特に後傾ポジションではポイント(2)のような、高いポジションから板をしっかり踏むことが出来ません。「乗れているポジション」はすべての基本だということも改めて実感しました。
乗れているポジションに乗った上で、さらに(1)~(4)のような体の使い方をすると、板が「ぎゅ~ん」と走る感覚が得られます。さらにもう一つ、次のような体の使い方をすると有効ではないかと思いました。
(5) (4)で作った「走るスキー」の勢いを利用して、(2)の「高いポジションで乗れているスキー」を谷回りにおいて山側に向けてずらして押し出す。
以上の点を踏まえて、さらに練習を積み重ねて滑りのレベルを高めてゆきたいと思います。
帰りは須玉ICから帰りましたが、下道が長い長い。1時間20分くらい掛かりました。これがちょっと欠点ですが、基礎練習には適したゲレンデだと思いました。
最後になりましたが、2日間の練習で重要なポイントを教えてくださった40オヤジさん、そしてご一緒させて頂いたクラブの皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
顔とウエアだけ似のナンチャッテ井山です(汗)。滑りも井山さんに少しでも近づけたらいいなー。頑張りマース。