この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

第2回スキーマスターズ技術選@軽井沢

2013-02-18 21:06:35 | スキー技術選

先週末は軽井沢プリンススキー場で行われたスキーマスターズ技術選に参加してきました。昨シーズンは正指導員検定会直前だったので、検定会向きの滑りを壊さないようにこの大会ではあまりがっつり滑らないようにしたのですが、今シーズンは心置きなく自分の滑りを出すことができます。

軽井沢のバーンは硬くて締まっているのですが、なぜかスピードが乗りません。人工雪の雪質せいか?と思っていたのですが、数日前に降雪があり、それを圧雪したバーンでもやはり板が走りません。浅間山から吹き下ろす逆風のせいもあるかもしれませんが、軽井沢のバーンのスピードの乗らなさ加減は本当に不可解です。

さて大会当日は風も弱まり、綺麗に圧雪されたバーンが用意されました。文字通り言い訳の出来ない絶好のコンディションです(笑)。



(完璧に整地された大会バーン)


1種目目 小回り
今シーズンから取り組んでいる新型小回りで挑戦です。しかし練習段階からどうも乗れてない感じがしていました。上体と下肢の運動がうまくマッチングできなかったことがまず原因の一つ目。二つ目は、新型小回りは板をたわませることで加速してゆくタイプですが、軽井沢の斜面では板を踏むと逆に失速。三つ目の原因は両脚の同調ができず見栄えが悪し。得点は250点といまいち。

2種目目 大回り
こちらも今シーズンから取り組んでいる改良型大回りでチャレンジ。上体をしっかり運動することで板にスピードを乗せることで失速を防ぐ作戦。他の選手よりも大きな弧を描いて滑りましたが、むしろ動きすぎと判定された模様。得点は246点と全く評価されず。ビデオを観ると切替時の運動精度が改善の余地ありでした。

3種目目 フリー滑走
大回りのビデオを見て自分でも動きすぎだと感じたので、今度は少し上体の動きを抑えめにして滑ってみましたが、得点は250点と平凡。

総合成績 クラス10位/全体40位
滑りは着実に進化しているのですが、都マスターズ選でなかなか成果が出ません。滑りの方向性は間違っていないと思うのですが、まだまだ完成度が低く、運動の精度をもっと上げないといけないと実感します。また現在開発中の自分の滑りは板の性能を引き出すダイナミックな滑りなのに対して、マスターズ選の観点はエレガンス。特に軽井沢のような緩斜面では自分の長所が活きないと思います。マスターズ選にアジャストしたエレガントなタイプの滑りを開発する必要性を感じました。

そんなことを感じながら、どうにかして軽井沢の走らないバーンをエレガントに攻略できないかな~と思って他の上手い選手の滑りを見ていたらちょっとひらめきました。大会終了後にそれを試してみたのが下の滑りです。



減速要素の少ないエレガントな滑りですね~(笑)。新型小回りがハイスピード対応のターボ車だとすれば、この滑りは走る性能を活かしながらも消費エネルギーの少ないエコ車とでも呼びましょうか(笑)。見ていた仲間からも「それを本番で出せば良かったのに」と高評価をもらいました(^^;)。

成績はいまいちの軽井沢大会でしたが、来シーズンに向けて明るい材料を見つけて終わることができました。


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