先週末は東京都スキーマスターズ技術選の第1戦に参戦してきましたので報告します。場所は初訪問の上越国際スキー場でした。
マスターズ選で求められる表現要素は「エレガントな滑り」ですが、これまで私の追求してきた滑りはどちらかというとその反対の「アクティブ」だったり「ダイナミック」だったりしたので、それが原因してか、この大会での成績が伸び悩んでおりました。昨シーズンのオープンマスターズ選での惨敗のあと、エレガントに滑るにはどうしたらよいかを考えましたが結論は出ませんでした。結局、ジャッジの観点などというものはあまり気にしないようにして自分の滑りに徹し、点数が出なかったらそれをありのままに受け止めることにしよう、という結論に達しました(笑)
さて、大会当日は大雪。昨シーズンのガーラ湯沢での大会を思い出しました。不安定な足下、走らない板、視界不良という悪条件で、滑りがアピールしにくいコンディションです。
(新潟特有のドカ雪の大会となりました)
一種目目は大回り。ずっと一貫して取り組んでいる板の走りを引き出すポジショニングと運動に、青木美和キャンプで教わった張り付き系の要素を加えて滑りました。結果は全選手中トップの259ポイント。この大会で初めて種目別1位を取りました。
二種目目は小回り。ジャンピング系の滑りはマスターズ選では評価されないということはさんざん思い知っているので(笑)、やはりここ最近取り組んでいる張り付き系の小回りで滑りました。雪が柔らかいのであまり板を踏みすぎないように注意したのですが、最初の数ターンこそ良かったのですが横幅をアピールし過ぎて途中で失速。結果は254ポイントといまいち伸びず。
三種目目はフリー滑走。競技を中断してピステンを入れるという力業でゲレンデ状況は好転。得意のフリーですので思い切り気持ちよく滑りました。結果は260ポイントと全選手中2位の高得点。
総合成績は773ポイントで7組中2位。強敵揃いの7組で念願の初表彰台に上がることができました。全選手の中でも2位の得点で、1位の50オヤジさんとの差はわずかに2ポイント。クラブリーダーのもっちゃんが1点差の3位。我が所属クラブで表彰台独占。尊敬し目標としてきた憧れのスキーマニア達とようやく肩を並べることができました。
(これをもらうためにこれまで努力してきました ^^)
マスターズ選に参戦して5シーズン目でようやくエレガントな滑りという観点で評価してもらえました。上体のパワーに頼りすぎないようにして板にもっと仕事をさせるという、今シーズン取り組んでいる滑りをしてみたら、結果的に高評価だったというのが素直な感想です。振り返ってみると、エレガントな滑りというのは僕がいま目指している効率よく板の走りを引き出す滑り方の延長線上にあった、ということかもしれません。
スキー人生でまた一つ目標をクリア。ここまで来たらトップを取ってみたいという欲が出てきたかな(^^;)。モチベーションが上がりましたので、また練習に励みたいと思います。
猪谷千春さんの名前の入った賞状を貰えるのは幸せです。
会長さんは日本のスキーアルペン種目で唯一メダルを取った伝説の猪谷千春さんなのですね。
すみません、せっかくブログにコメント頂いていたのに、自分の事にばかり集中していて当日はM.Oさんのことすっかり忘れていました(汗)。。。
これで技術選の面白さ・楽しさに覚醒されたのではないでしょうか。
これからも一緒に楽しく参加しましょう。またよろしくお願いいたします!
強豪揃いの7組で堂々の2位、おめでとうございます。実は閉会式でたむらぱんさんが表彰されているのを拝見してお声をかけようと思ったのですが、ついかけられず、失礼いたしました。
私も6組女子で2位になりました(ゼッケン6番)。同組の参加者は3人で、大回り243、小回り245、総合滑降250という成績でしたのでレベルが違いすぎますが…。
初参加でしたが、アドバイスどおり楽しく滑ることができました。伝説の名選手、猪谷千春さんとお会いできたことも嬉しかったです。
佐野さんの滑りは僕の目標であり、憧れです。どうやって佐野さんの滑りに近づけるか、これまでどれだけ考えてきたことか。
特に、八方で偶然お会いしたときに受けたアドバイスが強烈に印象に残っております。佐野さんのお陰でどれだけ上達できたことかしれません。
佐野さんも、怪我を治して万全な体調で三月のマスターズ選に参戦できることを祈っております。
佐野さんと一緒に戦えることを、本当に心待ちにしております。今後ともよろしくお願いいたします!