公民館の男の料理教室で、ホタテ料理を作ることになった。
まず、貝殻の外側をたわしで洗う。 海藻などがこびりついているからだ。
ホタテ貝の中ほどの隙間をこじ開け、スプーンの頭を差し込み、身を殻から剥がす。 スプーンの先で殻から身をそぐのだ。 スプーンの先が見えないから、なかなか出来ないのだ。
同じグループの三人は、簡単に身をきれいに剥がした。 しかし、俺はなかなか出来ない。 何度も殻の中をつついているうちに、身がグシャグシャにくだけてしまった。 どうやら、俺は殻の中が見えないので、スプーンの表と裏を間違えて、殻から無理に身を剥がそうとしていたようなのだ。
見かねた先生が、ご自分で剥がした身と、グジャグジャになった俺のものと交換してくれた。
これを塩でもんで水洗いをすると、寄生虫や雑菌がとれるとのことだ。 塩の量は適当というから、量は決まっていない。 塩袋の中へ三本指を入れてつまんで行く人と、こぶしで握って行く人など、塩の量はさまざまだ。 塩が多ければ水洗いの時間を長くして塩分を取ればよいとのことだ。
俺は寄生虫が怖いから、塩を多めにした。 貝の身を塩でもんだ。 余計な塩分を水で充分に洗い落とした。 そして貝殻に戻して記念に写真を撮った。 もちろん貝がらも塩で消毒しておいたよ。
フライパンに4人分のホタテを並べて炒めた。
あらかじめ、シメジとエノキタケの炒めものを作っておいたお皿に、ホタテを載せて出来上がり。
料理教室が終わったけれど、俺は満足しない。
殻から貝柱などの身を一人で剥がせなかったからだ。
家で復習しようとして、殻付きホタテ貝をスーパーで探した。 女房の分と二つ買おうとした。
1店目と2店目には無かった。
3店目のスーパーで、ただ一つだけあった。 大きい貝だ。 一つ250円だ。
4店目のスーパーには売っていなかった。
5店目で、やっと殻付きホタテガイを見つけた。
10個ほどあった中から、口をしっかり閉じている貝を一つ選んだ。 小さい貝だ。 一つ133円だ。
さて、貝の口を開けて、身を剥がすことに挑戦だ。
まず、ネットで調べた。 そしたら、スプーンではなく、食事用のナイフで、殻から身を剥く動画を見つけた。 貝の蝶つがい側の隙間2か所に、ナイフを差し込んで身を剥がすのだ。
俺はこの方法をまねて身を剥がした。 この方が簡単だ。
あとは、料理の先生から教わったように、塩でもんでから、フライパンで炒めた。
あらかじめ、シメジとエノキダケを炒めておいた二つのお皿にホタテを並べた。
一つのお皿には大きなホタテ、別のお皿には小さいホタテだ。
女房にも食べてもらうことにした。
俺はダイエットをしている女房に気をつかい、もちろん小さい方を食べてもらったよ。
女房は、もう一度食べてみたいという。
小さい方を食べたので不満だったのかな?
今度は同じ大きさのものを買って来なくっちゃ。
やれやれ、主夫は気をつかうなあ。
ダイエットのことを考えてあげたり、ホタテの大きさも、同じものを探さなければならないのだ。
ダイエット中の奥様に気を遣うあたりさすがです。奥さまンも十分わかってくださった上で「もう一度食べたい」アンコール」私には小さいのをくれてと言わない心使い。見事でした。
早速全国のみなさんに判定をお願いしましょう。有難うございました。
女房の体重が俺より重くならないように、主夫は
コントロールに努めますよ。
私、夫には一回も言えないかもしれないですT_T
ヤッコや納豆を和える位が関の山ですヽ(´o`;
すけつねさん、もうこれは本格的なお料理ですね☆~
女房にごちそうすれば、何か良いことがあるかも?
蝶つがい側からナイフで剥がした方が 簡単でしたか! 復讐!!いやいや復習のかいがありましたね^^
食い物の恨み・・・・弱冠有りの視線を感じましたか~
キャハ!我が家とは違いますよね、奥床しき奥方でいらっしゃいますもの~~ ね(^_-)-☆
恐ろしきは食い物の恨み。
女房料理の今夜のおかずで復襲されるかも。
料理教室の先生も感激でしょうね。きっと。
4つのホタテに箸が写っていないのを見て、皆さん成長されたのだなあと思いました。抑えてなくとも自分のものが分かるようになったのですから・・・・。ゆかいなお仲間にもよろしく。
食べものと奥様への愛情が文面からひしひしと感じられます。
うふふ・・・って笑ってしまいました。
フライパンの柄の方の左が俺のホタテ。
お皿に分けるまで油断なく見つめてます。
なにしろ、先生に剥がしていただいたのだから、
一番カッコいいのだ。