男の料理教室で ヘルシークッキング
今回の男の料理教室は、ヘルシークッキング。
健康診断でメタボ、メタボと言われてきた俺だから、喜んで参加した。
今日はわずか一時間で、4種類の料理を作るという。
まずは、コンニャクの生姜焼き。
コンニャクは胃腸をするっと通り抜けるだけだから、ヘルシーなのだ。
二つ目はコールスロー。
聞いたことのない名前の料理だが、ニンジン、玉ねぎ、キャベツを千切りしたものにドレッシングをかけるだけだ。 野菜サラダと同じではないか?
三つ目はサトイモの煮物、四つ目は、かにと豆腐のかきソース煮。
これも、ヘルシーなのかなあ?
数が多いので、俺は緊張感を持って先生の説明を聞いた。
4種類もの作り方を1度に聞くのだから、俺の頭から聞いたばかりのことが、するっ、するっと落ちてしまうではないか。
だから俺は一つだけ、しっかり覚えようとした。
コンニャクの生姜焼きだ。
コンニャクを1.5センチぐらいの厚さに切る。 これに豚肉を巻きつけるのだ。 つるつるすべって巻きにくいのだ。 コンニャクに細長い肉をテイネイニ、テイネイニ巻いていく。 そして、小麦粉にまぶす。 これをフライパンで焼く。
先生は大さじで三つ入れてといいながら、鍋に直接ビンから醤油をドボッと入れた。 計量スプーンを使わないのだ。 さすがは先生だ。
そういえば、俺の女房も計量スプーンを使ったことがないなあ。 その点は先生と同じだ。
先生は酒を200ccと言いなががら、まず、1合カップで一つ鍋に入れた。 それから、あと20ccと言って、カップに適当に酒を入れ、鍋に移した。
しかし、俺がカップをじっと見ていたら、40ccくらい入っていたなあ。 いいかげんだなあ。
四つの料理が出来たので、ご飯でいただくことにした。
いつものように、調理台をテーブルにして食べるのだ。
まず、俺は俺の作った「コンニャクの生姜焼き」を食べることにした。
箸でつまんだ。 そして眺める。 コンニャクが豚肉で巻かれ、美味しそうだ。
俺はうれしくなって、口へ入れようとしたとき、悲劇がおきた。
コンニャクが豚肉からするっとすべり落ちてしまったのだ。 調理台の上なら良いのだが、床に落ちたのだ。 くるくるまるまった豚肉だけが箸に残った。
残念! ヘルシーなコンニャクが食べられない!
俺の分のコンニャクの生姜焼きは、もう一つある。 俺は今度は落とすまいとして、テイネイニ、テイネイニ箸でつまんだ。
そして、緊張感を持って、口元へ運ぶ。
あれっ!! 誰かさんの口ぐせが俺に移ったようだ。
やれやれ、料理は気持ちまで疲れるなあ!