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雑草の驚くべき生命力、ブラモルパーク2016年8月28日ブログ
その後もミドリガメの観測スポットの倒木の前をしょっちゅう通ってカメの出現を期待してるんですが、空振り。
昨日の天気のいい午後、近所の友達といっしょに、ブラモル・パークのカフェによる道々、ダメでもともと、行ってみました。
いた!
おじいさんが教えてくれた通り、いつもいっしょだという、キラー・3テラピンズ(ミドリガメ)!
上の写真のどこにいるか、わかりますか。
クローズアップ、右の2匹。
左の1匹。
おじいさんは「ティーカップの受け皿くらい」と言っていたけど、右端のを除いて、もっと大きそう。
カモの卵やヒナを食べるという、悪評高いカモ食いカメ。
1990年ごろ、イギリスでも大人気だったアメリカのカトゥーン(テレビアニメ)、ニンジャ・タートル人気に便乗して、ミドリガメが大量に輸入され、子供のペットとして大流行しました。
子供たち、カメの世話、っていうか、すぐ臭くなる水槽の掃除なんて、しませんよね。
たとえ親がうけもっても、育ちすぎたカメ、たいていの家庭で、もてあましたはずです。
あきられて、もてあまされたペットのカメが川や池に大量に放された、というか、捨てられたそうで、社会問題になりました。
当時のテレビ報道をおぼえています。
チェスターにある水族館に引き取られた生きたミドリガメが、「イギリスの自然や生態系におよぼす悪影響」というような啓蒙的な展示に使われているのも見ました。
イギリスの自然や生態系におよぼす悪影響の実例がうちのすぐ近所で出来している事実を17年ブラモルに住んでてしりませんでした。
あくえいきょうかなー?
はっきりいって、のんびり、ゆったりカメの生態には心がなごみます。
カモのヒナだって食べなきゃ生き残れなかったんでしょう。
大量に放された熱帯産のカメの多くは寒さなど、イギリスの環境に適応できず、死んじゃったそうです。
たくましく生き残ったこの3カメ、今では充分イギリスの自然の一部、と化してると思います。
あたたかい目で見守ってやりたいっ!
教えてくれたおじいさんも、実は、1960年代、新婚時代に妻と二人で、当時人気のペットのミドリガメを飼っていたそうです。
知り合いにも飼っている人が何人もいたとか。
おじいさんちのカメは一年で死んでしまったけど、知り合いの飼っていたカメがどうなったか記憶がないそうです。
ブラモルパークの池には、1960年代に放されたと思われる、池の主のような、50年もののカメがどこかに静かに生息しているという噂があるんだそうです。
ディナー・プレート(直径30センチ)の大きさ、見た人がいるとか、いないとか・・・
こうなると、都市伝説というか、ネス湖のネッシーみたいな存在ですね。
見たい!
そういえば、私も子供の時、ミドリガメを飼っていました。死んだかどうしたか、記憶にありません。
同行の友達と写真を撮っているとまんなかの一匹が、とぽんと池に飛び込みました。
静かな池に水紋が広がって、芭蕉の句がうかびました。
古池やカワズ飛び込む水の音
日本人なら、カメが長生きすることをみんな知ってますよね。カメは万年ってくらいだから。
イギリス人はカメが100年近く生きるってことを知らない人が多いんです。
同行の友人は、すごくびっくりしていました。
驚異の雑草、タネをつけ始めました。
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