イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

これぞ、イギリスの犬!その名もイングリッシュ・ブルドッグ

2016年09月23日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
ブラモル・パークBramhall Park の中のカフェ・レストランに来た、ヘクター、3歳。


いままで、「イギリスの犬」のカテゴリーに登場しなかったのが不思議なぐらい、イギリスらしい犬!
イギリスの犬といえばこれ!!

イングリッシュ・ブルドッグ

日本では、ただ、ブルドッグって呼んでいますね。
イギリスでは、今人気のフレンチ・ブルドッグや、アメリカン・ブルドッグなどと区別するために、イングリッシュをつけてイングリッシュ・ブルドッグと呼ぶのが普通です。

イメージが強烈でよく知られているわりには実は、あまり見かけません。

もちろん見たのははじめてではありませんが、カメラを持っているときにこんなにじっとポーズをとってもらえる機会は今までありませんでした。

飼い主の食べている、カンバーランド・ソーセージが気になるようです。


秋晴れ、空が青くて念願のブルドッグの写真が撮れた!


どんどんいきます。



物悲しい憂い顔、充実したどっしり体型、温かみのある毛色、ぞくぞくするぐらい魅力的ですね。





もとは闘犬です。

交配を重ね、人間が思うままにデザインした、闘犬として最も完成された体型を定着させた、品種改良の行き着く先がこのイングリッシュ・ブルドッグだとか。

体の特徴は、数倍の大きさの雄牛(ブル)と戦うのに都合が良いそうです。
顔が平べったいのでウシの横腹に噛み付きやすく、角で突き上げられても傷つくのは、たるんだ皮膚だけ。
背が低く、胴体が平べったいので噛み付かれにくく、ひっくり返されにくいのだそうです。

闘犬が禁止されて久しい今、なーんの得にもならない特徴です。

重心の低さが歩行困難をひきおこし、つぶれた鼻がスムースな呼吸を妨げています。
たるんだ皮膚のシワの奥はかぶれて皮膚病になりやすい。

もちろん、身勝手な品種改良に対する批判の声もしばしば聞かれます。

動物愛護の最先進国イギリスのマスコット的存在のブルドッグ、皮肉です。

魅力的だと思うのは間違ってるのでしょうか・・・?


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする