マンチェスターの高級ショッピングエリア、セントアンズ・スクエア Saint Ann's Squareの建物群の外壁を飾る動物モチーフについて書いた9月7日の記事のリンクをはりました。↓
マンチェスターの高級ショッピングエリアを見下ろすヒツジ、イルカ、ライオン、またライオン2016年9月7日ブログ
セントアンズ・スクエアの周りにはたくさんの個性ある古い重厚な建物が林立しています。
建物の詳細には見飽きることがありません。いつも新しい発見があります。
スプリング・ガーデンズ Spring Gardens という名前の通りにあるこのオフィスビルは、19世紀半ばに建造されたロマネスク様式の楽しい外観が見どころです。
中世、14世紀ごろのヨーロッパ大陸風のロマンチックな中世建築のマネですね。
有名な観光名所、ロンドンの自然史博物館がニセ・ロマネスク様式の好例です。
自然史博物館の規模を思いっきり小さくした、あまり話題にならない控えめな怪奇趣味のモチーフが正面入り口の柱頭を飾ります。
でもなに、これ?
グリフィン?
クローズアップ・・・
じゃあこれは?ドラゴン?ゴブリン?
クローズアップ・・・みんなひとつづつ、微妙に違う。
きつね?上にはドラゴン。
熱心なハリー・ポッターファンにでも鑑定をお願いしたいところです。
キング・ストリートKing Street角のビルです。
入り口近くに、紋章のレリーフがあります。
紋章に動物はつきものです。
建物の装飾にライオンが多いのは、イギリスの王室の紋章にライオンとユニコーンがつかわれているからなんです。
でも、さすがにバッタは珍しいです。
下の鳥は葉っぱをくわえているので、リバプールの市章にも登場するウだと思うのですが・・・よくわかりません。
リバプールのウがくわえているのは海藻だそうです。ウは河の流れる都市の象徴、海藻は海の象徴、海藻を加えているウは河口都市の象徴です。
河口都市出身の名家の紋章かもしれません。
じゃあバッタは!?
この近辺、まだまだ、おもしろい建物が発掘できます。
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