イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ノーザンクオーターの寂れたエリアのアナーキーなストリートアート (もどき?)

2016年06月29日 09時00分00秒 | マンチェスター
マンチェスター・シティーセンターのおなじみノーザン・クオーター Northern Quarter 。    

ヒップ・ホップなこの地域のちょっとはずれ、いまひとつにぎわいに欠けるエリアで見つけた個性的なストリート・アート(・・・・といえるのかどうか)

一階の角にあるTシャツのプリント屋が店開きしているのでかろうじて取壊しをまぬがれたようなボロビル。


上階のオフィス・スペースが空き家なのか、倉庫にでも使われているのか、判然としません。
いちおう、マンチェスター・ピカディリー駅から徒歩5分の「一等地」なんですけどね・・・・

CLAMP DOWN ( 弾圧 )という店名もアナーキーなら、隣の空き店舗シャッターから続く、絵柄もふてぶてしい。




角をまわると、マンチェスターのマスコット、ハチ。(描きかけ?)


アートがここまで荒っぽいと、自分の名前を独自の書体で殴り書きしていく見苦しい「タッギング」も構図の一部になってしまうから、不思議。

ハチの斜め前、裏通りです。
倉庫の扉の、ステンシル・アート。


ハミング・バードは日本語で「ハチドリ」・・・偶然です。

好き嫌いはともかく、繊細で仕上がりは上々。およびでないタッギングも白黒で溶け込む工夫が見られます。

この複雑で興味深い建物のしょぼい表どおりぐちにまわると・・・・・、


(角の扉は防犯用の仮覆いがうちつけられています。おそらく2階、3階の空き家貸し店舗に続く階段があると思われます)

BRUCE LEE, HAKU TORA というあやしげな看板がでています。
HAKU TORA には ごていねいに「白虎」という正しい漢字がそえてあります。

カンフーのトレーニング用品店。

20年以上前に入ってみた時には、ヌンチャクとかカンフー着などといっしょに、時代劇の捕り物帳に出てくる「十手」が売られていました。

ブルース・リーはわかるけど、ハクトラって何?(ビャッコって読むんじゃないの?)




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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ボロビル (八幡@若林の弟)
2016-06-29 10:22:04
日本のボロビルは哀愁しかありませんが、イギリスのボロビルはある種の存在感がありますね。
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ビルの存在感 (江里)
2016-06-30 08:50:42
イギリスにも中途半端に古いボロビルはあります。やっぱり哀愁感とせこさが漂ってます。存在感の秘密は、建物の古さでしょう。
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