イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

またまたハエのお菓子、今度はビスケット

2016年06月28日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
ガリバルディー・ビスケット garibaldi biscuit



まだまだ、ケーキ類とプディング類でお見せするべきものがたくさんあるのですが、ちょっと寄り道して、ビスケット・・・・

カラントがびっしり詰まった丸いケーキ、エクルス・ケーキの、「ハエ・ケーキ」、あるいは「ハエの墓場」というおぞましい別名については、6月12日の本欄に書きました。

リンクを下に添付しましたのでちょっと読んでみてくださいな。↓↓
安らかに眠れ、ハエ・・・エクルス・ケーキの不気味な別名2016年6月12日ブログ

こちらは、別名「ハエ・ビスケットfly biscuit 」 。
「ハエの墓場 flie's graveyards 」という別名は共通です。

つぶれた黒いカラントが、死んだハエを連想させるので・・・・

25年前、イギリスに来て以来の大好物。

ずうっと昔、日本で子供のころに食べた、オールレーズンとかいうお菓子に似ているな、今でもあるのかな、とそのころからず-っと思っていました。

25年たってはじめて調べてみました。グーグル、便利です!

今でも、あるんですね。「カール」と並ぶ東ハトのベストセラーで「イギリスのビスケット、ガリバルディーを参考にしたといわれる」とも書いてありました。


ガリバルディーって、なに?
19世紀にイタリアを統一した、ガリバルディー将軍のことでしょうか?

留学時代の同級生も、かつての職場の同僚も、物知りのうちの夫もしりません。

ガリバルディーのことも、イギリス人は誰も知りません!!
日本で世界史を習った人なら、みんな知ってる。

この機会にこれもグーグルしてみました。

やっぱり!イタリア統一のジョゼッペ・ガリバルディー Giuseppe Garibaldi がイギリスに来て大歓迎を受けた記念につくられたお菓子なんだそうです。


写真は、歴史サイトから勝手に借りました。


160年前です。製造特許までとった、製作者の名まで知られています。

今では一般名化して、スーパーや製菓会社が多数、製造販売しています。
どれも、長い短冊状の平べったいビスケットが5つに割れるよう、筋をつけて売られています。


ぐちゃぐちゃに潰した干しカラント(野ブドウの一種)が、2枚のビスケットの間にぎっしり挟まっています。


東ハトの「オールレーズン」は、レーズンがビスケット地にちりばめてあったようにおぼえていますが、これは、カラントのサンドウィッチ。

バターの効いたビスケットは、かすかにしっとりしていて、「オールレーズン」に歯ごたえが近いと思います。

ハエ・ケーキ=エクルス・ケーキより、さっぱりしています。

裏。

ハエの死骸が覗いています。





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コメント (5)
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