昨日の続きです。

写真はうちのネコ、母リヴィー(黒白)と息子ティブ(グレーのブチ)。
要するにネコ自慢と思っていただいて差しつかえありません。

日本ではワクチン接種計画が最近急速に進んでいると聞いてとても心強く思っています。
それと同時に、ワクチンが危険だと信じている「ワクチン懐疑派」ともいうべき人の存在が話題になっているとも聞きました。
心配です。
順番が回って来たらワクチンを受けるべきだ、と私はおもいます。

イギリスでは昨日までに128,593人のコロナ死者をだしています。
(日本の死者総計は...14,990人ですね)
人口が6800万人で13万人近い死者を出しているイギリスではコロナ・ウィルスのパンデミック対する感じ方が日本とは違うのがお分かりいただけると思います。
「パンデミックは存在しない(人々をコントロールするためのでっち上げである)」、「ワクチンは生体認証システムに利用される」、
等々の荒唐無稽な「陰謀論」に近いデマはともかくとして、「日本ではワクチンが必要ない」と主張している人たちの言い分は、理解できます。
コロナ死者の総数が毎年インフルエンザで死ぬ人の総数をずっと下回っているんですって?
前回私が「日本人はあまりせっぱつまっていないように見える」と書きましたが、せっぱつまっていなくても全然おかしくないはずです。
...これまでは。

イギリスではワクチン開発から承認まで9カ月、異例のスピード達成でした。
通常、開発に2~3年、承認までに倍の臨床試験期間が必要とされているのに とにかくあっという間に実用化されてしまったのですから、副反応や後遺症が不安な人がいて当然です。
イギリスでも当初かたくなに拒否していた人種的、文化的少数者のみならず、コミュニティなどの縛りのない多数派(白人)にも「どうしようか?」と言っている人はいたようですよ。
実際血栓やらショック症状やらで亡くなる人も出ているわけですから。
だから、なぜか感染者数と死亡者数がイギリスに比べて極端に少ない日本で、100%安全性が保障されているわけではないワクチン接種を拒否する人たちが一定数いるのは不思議ではないと思います。
自宅で仕事をしている、あるいは人の行き来がない田舎に住んでいる自分が感染するとは思えない。自分は若くて健康なのでたとえ感染しても重症化する可能性は極端に低い、などコロナの危険と、皆無ではないワクチンの危険をはかりにかけて決断した人たちですね。

12月に、ちょうどケアホームの入居者と職員から接種が始まったのとほぼ同時に今ではすっかりどこかに消え失せた「アルファ・ヴァリアント(=当時ケント・ヴァリアントと言われていた英国変異株)」の蔓延がものすごい勢いで始まりました。
年明けには1日の新規感染者数は8万人越え。
従来の株より70%も感染率が高いと言われる「ケント」にバーっと囲まれちゃった恐怖はイギリス(の特にここ北西部、ロンドン周辺)にいなかった人たちにはわからないと思います。
感染者と濃厚触すればほぼ確実に感染、感染すればうちの夫を含めた既往症のある人たちや高齢者はかなりの確率で重症化すると言いますし、もう「ワクチンは危険かもしれない」なんて言ってられなくなったのです。
イギリスでは血栓などで死ぬ確率はコロナに感染する確率にくらべるととてつもなく低く、選択の余地はほとんどなかったのが事実です。
迷っていた人たちも含めほとんどの人たちがすすんで接種を受け始めた結果、イギリスではギリギリで医療崩壊は起こりませんでした。
ワクチン接種のおかげで実際に、数万人の命が助かったのです。

はい、話を戻せば...ワクチンの安全性に疑問を持っている人は「そもそも日本ではイギリスやアメリカ合衆国、南米,ロシアやインドと違って感染者数が圧倒的に少ないのだから よその国の悲観的な話をされても説得力に乏しい」と思うことでしょう。
...わかります。
ただ、今は状況が変わってきているはずです。
もうすぐオリンピックが始まります。

日本ではワクチン接種の目的が「感染予防」とうたわれていたこともきき、たいへんな衝撃を受けました。
ワクチン接種の目的はあくまで感染しても発症しないように抗体を作ることであって、感染予防ではありません。
私は最初の接種を受ける時に詳しい説明を受けましたし、それが明記してあるリーフレットも手渡されました。
感染予防の効果ももちろん期待されていますが、現在(昨日)全人口の67%が2度の接種を完了したイギリスでも毎日4万人以上の新規感染者を出しています。
(昨日は48,553人でした)

...接種を受けて入国してくるはずのオリンピック選手が来日後に陽性判定されたからって驚くことではないはずです。
接種を受けている選手や関係者は自分たちが発症しないだけで、感染すれば接触した人たちにうつします。
接種者がまだまだ少なく「ワクチン懐疑派」が一定数存在するという日本に海外から何万人もの選手や関係者が来日することが問題です。
無観客で開催するので「密」は避けられて安全なはずだなんて、絶対に信じられません。
イギリスの北西部でデルタ・ヴァリアント(インド変異株)をインドから持ち込んで最初にばらまいてしまった人たちは空港ですぐに結果のでるコロナ判定テストを受けて陰性だったので隔離なしに入国できちゃったのですから。
今ではアルファ・ヴァリアント(ケント)よりもさらに感染力が強いデルタ・ヴァリアント(インド)が主流株になっちゃっているイギリスです。
感染者数が激増中なのに死者が激減しているのはとにかくワクチンが効いているからです。

私の周りのほとんどすべての人は少なくともワクチンを1回は接種しているはずですが(あくまで私の知る限りですが!)重篤な副反応を起こした人を個人的には1人も知りません。
コロナで亡くなった親しい人はいませんが、個人的に知っている人は数人います。
「コロナは怖れるに足らず。ワクチンの危険性のほうが重大だ」という意見はここイギリス(アメリカ合衆国、南米、インド等々)では通用しません。

科学先進国のイギリスや(特に安全性に関してはビクビク慎重な)日本で承認されたワクチンがそれほど危険だと私にはどうしても思えません。、
日本での接種の是非に関しては、各人が自分で感染、重症化とワクチンの副反応や後遺症の危険度を判断して決めるべきことであって、ストックポート日報がとやかく言うことではないのでした!

写真はうちのネコ、母リヴィー(黒白)と息子ティブ(グレーのブチ)。
要するにネコ自慢と思っていただいて差しつかえありません。

日本ではワクチン接種計画が最近急速に進んでいると聞いてとても心強く思っています。
それと同時に、ワクチンが危険だと信じている「ワクチン懐疑派」ともいうべき人の存在が話題になっているとも聞きました。
心配です。
順番が回って来たらワクチンを受けるべきだ、と私はおもいます。

イギリスでは昨日までに128,593人のコロナ死者をだしています。
(日本の死者総計は...14,990人ですね)
人口が6800万人で13万人近い死者を出しているイギリスではコロナ・ウィルスのパンデミック対する感じ方が日本とは違うのがお分かりいただけると思います。
「パンデミックは存在しない(人々をコントロールするためのでっち上げである)」、「ワクチンは生体認証システムに利用される」、
等々の荒唐無稽な「陰謀論」に近いデマはともかくとして、「日本ではワクチンが必要ない」と主張している人たちの言い分は、理解できます。
コロナ死者の総数が毎年インフルエンザで死ぬ人の総数をずっと下回っているんですって?
前回私が「日本人はあまりせっぱつまっていないように見える」と書きましたが、せっぱつまっていなくても全然おかしくないはずです。
...これまでは。

イギリスではワクチン開発から承認まで9カ月、異例のスピード達成でした。
通常、開発に2~3年、承認までに倍の臨床試験期間が必要とされているのに とにかくあっという間に実用化されてしまったのですから、副反応や後遺症が不安な人がいて当然です。
イギリスでも当初かたくなに拒否していた人種的、文化的少数者のみならず、コミュニティなどの縛りのない多数派(白人)にも「どうしようか?」と言っている人はいたようですよ。
実際血栓やらショック症状やらで亡くなる人も出ているわけですから。
だから、なぜか感染者数と死亡者数がイギリスに比べて極端に少ない日本で、100%安全性が保障されているわけではないワクチン接種を拒否する人たちが一定数いるのは不思議ではないと思います。
自宅で仕事をしている、あるいは人の行き来がない田舎に住んでいる自分が感染するとは思えない。自分は若くて健康なのでたとえ感染しても重症化する可能性は極端に低い、などコロナの危険と、皆無ではないワクチンの危険をはかりにかけて決断した人たちですね。

12月に、ちょうどケアホームの入居者と職員から接種が始まったのとほぼ同時に今ではすっかりどこかに消え失せた「アルファ・ヴァリアント(=当時ケント・ヴァリアントと言われていた英国変異株)」の蔓延がものすごい勢いで始まりました。
年明けには1日の新規感染者数は8万人越え。
従来の株より70%も感染率が高いと言われる「ケント」にバーっと囲まれちゃった恐怖はイギリス(の特にここ北西部、ロンドン周辺)にいなかった人たちにはわからないと思います。
感染者と濃厚触すればほぼ確実に感染、感染すればうちの夫を含めた既往症のある人たちや高齢者はかなりの確率で重症化すると言いますし、もう「ワクチンは危険かもしれない」なんて言ってられなくなったのです。
イギリスでは血栓などで死ぬ確率はコロナに感染する確率にくらべるととてつもなく低く、選択の余地はほとんどなかったのが事実です。
迷っていた人たちも含めほとんどの人たちがすすんで接種を受け始めた結果、イギリスではギリギリで医療崩壊は起こりませんでした。
ワクチン接種のおかげで実際に、数万人の命が助かったのです。

はい、話を戻せば...ワクチンの安全性に疑問を持っている人は「そもそも日本ではイギリスやアメリカ合衆国、南米,ロシアやインドと違って感染者数が圧倒的に少ないのだから よその国の悲観的な話をされても説得力に乏しい」と思うことでしょう。
...わかります。
ただ、今は状況が変わってきているはずです。
もうすぐオリンピックが始まります。

日本ではワクチン接種の目的が「感染予防」とうたわれていたこともきき、たいへんな衝撃を受けました。
ワクチン接種の目的はあくまで感染しても発症しないように抗体を作ることであって、感染予防ではありません。
私は最初の接種を受ける時に詳しい説明を受けましたし、それが明記してあるリーフレットも手渡されました。
感染予防の効果ももちろん期待されていますが、現在(昨日)全人口の67%が2度の接種を完了したイギリスでも毎日4万人以上の新規感染者を出しています。
(昨日は48,553人でした)

...接種を受けて入国してくるはずのオリンピック選手が来日後に陽性判定されたからって驚くことではないはずです。
接種を受けている選手や関係者は自分たちが発症しないだけで、感染すれば接触した人たちにうつします。
接種者がまだまだ少なく「ワクチン懐疑派」が一定数存在するという日本に海外から何万人もの選手や関係者が来日することが問題です。
無観客で開催するので「密」は避けられて安全なはずだなんて、絶対に信じられません。
イギリスの北西部でデルタ・ヴァリアント(インド変異株)をインドから持ち込んで最初にばらまいてしまった人たちは空港ですぐに結果のでるコロナ判定テストを受けて陰性だったので隔離なしに入国できちゃったのですから。
今ではアルファ・ヴァリアント(ケント)よりもさらに感染力が強いデルタ・ヴァリアント(インド)が主流株になっちゃっているイギリスです。
感染者数が激増中なのに死者が激減しているのはとにかくワクチンが効いているからです。

私の周りのほとんどすべての人は少なくともワクチンを1回は接種しているはずですが(あくまで私の知る限りですが!)重篤な副反応を起こした人を個人的には1人も知りません。
コロナで亡くなった親しい人はいませんが、個人的に知っている人は数人います。
「コロナは怖れるに足らず。ワクチンの危険性のほうが重大だ」という意見はここイギリス(アメリカ合衆国、南米、インド等々)では通用しません。

科学先進国のイギリスや(特に安全性に関してはビクビク慎重な)日本で承認されたワクチンがそれほど危険だと私にはどうしても思えません。、
日本での接種の是非に関しては、各人が自分で感染、重症化とワクチンの副反応や後遺症の危険度を判断して決めるべきことであって、ストックポート日報がとやかく言うことではないのでした!