イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ガーデン・ノームによる販促・客引き、効果なし?スーパーマーケット オリジナルの薄気味悪い季節限定バージョン

2018年03月20日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
大手スーパーマーケットのアスダ Asda オリジナルのガーデン・ノーム garden gnome


エスカレーターをあがったところの窓際に「陳列」してあります。


日本では「庭小人」と呼ばれているらしいガーデン・ノーム。


☝ガーデニング・ウェッブサイトから借りた写真です。

イギリス人が非常に好む!今では キッチュさが自国民の自嘲のネタにすら なっている、庭のマスコットです。
19世紀にドイツで量産がはじまったそうです。

もとになったのはヨーロッパ各地の伝説に登場する、土の中に住む妖精小人、ノーム gnome。
地中の金鉱や水脈を探し当てる名人だそうです。

白雪姫と仲良しの7人の小人も中世のヨーロッパ伝説に登場するノームがもとになったキャラクターだそうです。
つるはしを持って金を掘ってましたよね。

赤いとんがり帽子に 派手な色の上着(青か緑が一般的)が制服の 白髪白髭のずんぐりむっくりした おじいさんとして表現されます。
妖精だから耳がとんがっているのです。

上の写真のように ただ突っ立っているもの、キノコに腰かけているもの、寝そべっているポーズが伝統的です。



小鳥を肩にとまらせたり、釣竿を持っていたり、「Welcome」と書かれたサインを持っていたりするのも現在人気のバージョン。
園芸品店はもちろん、ギフトショップなどでも売られています。


一番上の写真です。
定番の「welcome」サインを持った おじいさんノームは、エスカレーターをあがったところで「いらっしゃいませ」とあいさつする日本のデパートの店員みたいな役割をになっているのでしょうか。

春らしい装いの少女ノームに もたせたプラカード、「Gnome Sweet Ghome」は もちろん 「Home Sweet Home」の悲しいダジャレです。
ハウス・ウォーミング(引っ越し祝い)祝いにもらったりしたら、かなり......イヤだと思います。
奥にいる幼児ノーム、かわいくないですね。

売り物です。30ポンド(4、276円)の値札つき。

見覚えがあるでしょう?
はい、クリスマス前にサンタクロースとサンタ夫人、サンタのお手伝い妖精、エルフ Elf のバージョンの写真を載せました。

もう一度。

「Stop here」は、サンタクロースが忘れないで立ち寄ってくれるように、子供のいる家の玄関先や前庭に立てておく看板の決まり文句なのです。
だからサンタクロースの助手である エルフが「Stop here」のプラカードを持つのはおかしいですね。
(それに サンタクロースは 煙突からはいってくるんじゃなかったっけ?)

ほとんど売る気はなさそうですね。

クリスマスのあとに、ヴァレンタインズ・ディ仕様のおどろおどろしいキューピッド・ノームが単体で同じ場所に立っていました。


ヴァレンタインズ・ディ用のロマンチックなギフト用品の販売促進の目的は はたしていなかったと思われます。

どれも顔が薄気味悪いですよね?

シリーズ化決定。


明らかなイースター・バージョンが出現しなかったのが惜しまれます。

現在、イースターグッズの販売促進がイギリス中で進行中です。


今日は、スプリング・エクイノックス(日本の春分の日に当たります。祝日ではありません)です。

ちなみにまだ、キリスト教徒の節制期間、レント中。

どちらも誰も気にしません。

おまけ...

現代版ガーデン・ノーム;比較的穏やかな「攻撃的バージョン」よそのブログから勝手に写真を借りました。
「出てけ」   「武闘派」

お下劣バージョン(例;お尻を出している、中指を一本たてている etc.)も充実しています。

↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (4)
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