イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ひさしぶりに観光案内、ストックポート日報の原点、アンダーバンクの景観保存地域の名物建築

2018年03月27日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺
ストックポート、タウンセンターの景観保存地域の通りのひとつ グレート・アンダーバンク Great Underbankです。




右端の工事中の建物はホワイト・ライオン White Lion、左側に見えている黒と白のハーフ・ティンバーの建物は、スリー・シャイアーズ・ホール The Three Shire's Hall、 どちらもストックポートの名物建築です。

上の二つの建物について書いた先週の記事のリンクです。

歴史的建築物の多く残るストックポートタウンセンターの景観保存地域に掘り出し物!不動産情報...一件は詳細未定

グレート・アンダー・バンクにはもうひとつ貴重な歴史的建造物があります。

ホワイト・ライオンの、となりのとなり、物件名は「グレート・アンダーバンク10番 10 Great Underbank」。



16世紀中ごろに建てられた、豪商の邸宅だったそうです。
現在は、ナットウェスト銀行 Natwest Bank が使用しています。ちなみに、私の口座もここにあります。

銀行ですから 誰でも入れます。
口座がなくても大丈夫。案内の銀行員が声をかけてきたら、「見て回ってもいいですか」と一声かけて見物しましょう。
「ダメ」とは言わないはずです。

歴史的建造物の維持修復費用には、公的基金が充てられているはずです。
歴史的建造物は、観光資源、公共の財産でもあります。

ただし、写真撮影禁止

保安上の理由だそうです。銀行ですから。
見物して回る許可を受けたはずなのに 何か言いたげに つかず離れず ついてくる銀行員がいたら、見物人が写真を撮らないように見張っている、と考えてよいでしょう。


横に鉄骨のつっかえ棒が設けてあって、なんだか危なげです。


外したら、ガラガラっと崩れたりするんでしょうか。

ええっと.... 内緒です。実はずいぶん前にどさくさにまぎれて内部の写真を撮ったことがあります。
以下2枚、スマートフォンで、ではなく コンパクトカメラで。
   



撮ったのは銀行が神経を研がらせるカウンター付近ではなく、高い吹き抜け窓を覆う キャンバスのブラインドにうつる 美しい窓枠の影なので、知って見逃してくれたのかもしれません。

おとがめなしでした。



「景観保存地域」であることを表示する標識です。



グレート・アンダーバンク10番の斜め向かいです。


ブリッジ・ストリートからつづく急な坂(ブリッジ・ブロウ Bridge Brow )をあがると、19世紀の街並みが見事に残っているマーケット・プレイス Market Place にでます 。
ガラス張りのマーケット・ホール Market Hall と、時計塔があり14世紀の内陣の残る教会、セントメアリ―ズ・チャーチ Saint Mary's Church があります。


4年前のストックポート日報に載せたホワイト・ライオンの写真です。


閉店してから数年たった この頃には すでに一階の窓は破壊され、板張りになっていました。

となりの白い建物は17世紀後半の建築、現在は空き家です。
一軒おいて、上記のグレート・アンダーバンク10番(ナット・ウェスト銀行)があります。




↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする