イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

クロッカスが咲き始めたフクロウの木彫りのある空き地、春まで秒読み、イースター前の今日は(イギリスでは)母の日!

2018年03月11日 09時00分00秒 | 英国の木々と草花
おなじみ、木彫りのフクロウのいる、住宅地のど真ん中の空き地です。


2週間前に、スノードロップの花盛り(はちょっとすぎていたかも)の様子をお伝えしたあの空き地です。

リンクを下に貼りました☟

寒さはまだまだ厳しい、春が待たれる2月の末、空き地にすでに咲きはじめている春の花

上の写真には、木彫りのフクロウのヴェーラが逆光で写っているんですけど、よく見えませんね。
今回は特別、ヴェーラのクローズアップ写真抜きでいきましょう。

そうそう...


この空き地は「ケールグリーン自然保護地域」という、行政によって保護されていることを意味する立派な名称があるのです。

まだ、春の訪れを告げる花、スノードロップの遅番が頑張っていますが、今盛りなのは、クロッカス。




イースターの花、黄色いラッパ水仙は準備中。


すでに咲いている、気の早いラッパ水仙もありますが...

この「ケールグリーン自然保護地域」のそばを通るたびに、春の訪れが実感できるのです!
あ~、日本語の常套句!恐縮です。

3月に入ってからの異例の降雪で、連日雪をかぶったクロッカスとスノードロップス、元気に雪の下から顔を出ししっかり初春を謳歌しています。
生命力にびっくり!


ところで、今日3月11日は、マザリング・サンデー Mothering Sunday です。日本風に言えば「母の日」です。
日本では、アメリカのマザーズ・ディ Mother's Day にならって 5月の第二日曜日が母の日に当たるはずです。イギリスでは、ちょっと事情が違います。

マザリング・サンデーは、毎年、レント期間の4周目の日曜日、今年は、今日がそれにあたります。

レントというのは、イースターの6週間前の水曜日(アッシュ・ウェンズディ)からはじまり イースターの前日まで続く、キリスト教徒の悔い改めの6週間=ぜいたく食を戒める節食期間。

イースターは、(これを書くためにグーグルして、いま初めて知りました!!)キリスト教の春分の日、エクイノックス(3月21日)以降最初の満月を過ぎた後の最初の日曜日なんだそうです。ややこしい!
たとえば 4月の第2日曜日、とかもっとわかりやすい日にすればいいのに!...ニケ―アの公会議で決まったんだそうです。(いつの話だ?西暦325年!)

マザリング・サンデーも、キリスト教の重大な行事、クリスマスやイースターと同様、もともとは古代ローマの多神教の祭りとして始まった異教のお祭りです。
シビィルという神々の母を祀り、春の訪れを祝う日だったのだそうです。

イギリスでは、カーネーションを贈る習慣はありません。

「ケールグリーン自然保護地域」に戻って...
もしかしたら、「ヴェーラが見たい!」と思ってくださる読者もいるかもしれません。


2週間前の写真☝

防腐剤か何かを塗りたくられ、不気味な日焼け肌に変貌したヴェーラ。
うちの夫はどけてほしいと通るたびにもんくをたれます。

私は好きなんですけど。


↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。


コメント (2)
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