高級住宅街の中にかやぶき屋根の古い住宅があります。
交通量の多い道沿いで駅、診療所、図書館がすぐ向かいにある、地域の中心地です。
通り過ぎるとすぐブラモール・ヴィレッジ Bramhall Village という商店街です。
牧歌的な農村のコテージのイメージでおなじみのかやぶき屋根の住宅が町の中にあるのがちょっと意外でしょう?
てっぺんで束ねた葦が鳥の形に刻んであるのを見つけました。
グーグルしてみて、いろいろ知らなかったことを発見しました!
かやぶき屋根 thatched roof の資材に英国で現在使われているのはすべて中国、トルコ、東欧などから輸入された葦(アシ) water reed だそうです!
歴史的には葦が使われたのはイースト・アングリア周辺だけ、その他のすべて地域では収穫した後で大量に出た小麦のワラを使ったそうです。
現在、屋根葺きに適した良質の長い麦ワラは手に入りません。
手軽な建築材料だった長い麦わらが新型の農業機械のハーベスターで刈り取ると残らないために、かやぶき屋根は一気に廃れたそうです。
農業機械が普及した1960年代ごろまでは、英国の田舎ではかやぶき住宅が普通にたてつづけられていたらしいというのも驚きです。
交通量の多い通りから道沿いのかやぶき住宅の前の小道を入ると向かいにもう1棟(写真手前)。
3軒続きの長屋です。
かやぶき住宅は現在少なくともイングランドに60,000軒は残っているそうです。
そしてそのすべてが絵葉書や観光ポスターでおなじみの(上の写真に写っているような)白い漆喰壁に黒い梁のハーフチンバー建築が多く建てられた15~6世紀ごろの建築とは限らないみたいです。
田舎に多く残っているのはもちろん農業の副産物だった麦わらが地元で手ごろで簡単に手に入ったためもあるでしょうが、ロンドンなどの大都市では中世以来かやぶき建築を禁止する法令が出ていたからです。
火事を出したら瞬く間に火が燃え移って大変なことになるからみたいですね。
5,60年ごとに葺き替えなければならないので、維持が大変。
他にも、昔は田舎の農村だったらしい普通の住宅街にかやぶき住宅がけっこうたくさん残っています。
そろそろ8月も終わりの週末、ストックポートのショッピングセンター、マージーウェイの広場に作り物の満開のサクラの木がまだありました。

4月15日のストックポート日報で最初に取り上げた、ウィッシュ・ツリー Wish Tree だったサクラの木です。
備え付けのカラフルな荷札のような「短冊」に願い事を書いてポストに入れておくとサクラの枝に結び付けてもらえたのです。
主催者がひとりひとりの願い事がかなうように力を貸してくれるというありがた~い催しでした。
(できることであれば、という但し書き付きでしたが)
電話番号やイーメイルアドレス等の連絡先も残すことになっていました。
夏休み直前に通りかかった時には、サクラの花が見えなくなるほどぎっしりと願い事の短冊が下がっていましたがいつのまにか取り下ろされたようですね。
以前の記事からの転送した5月の写真です☟

ものすごくたくさんの善男善女の願い事はどう処理されたのでしょうか。
...グーグルしてみたら、たったの一件だけヒットしました。
5月に地元の総合病院で働く医療従事者にキャンドルや入浴剤、ネイルケア製品などの詰め合わせを送ることにした、という地元紙のオンラインニュースの記事が見つかりました。
「美容スパー」などでゆっくりとセルフケアをしたいという願い事だったのでしょうか?
パンデミックでの医療従事者の奮闘に報いる意味があったようです
えーっと、それだけ...?
9月も目の前にした夏の終わりに満開のサクラで飾られたスィングベンチ(2人掛けのブランコ)も健在でした。
季節感を本当に何とかしてほしい。

サクラの木にゴロゴロ果物の飾りが下がっています。
ウィッシング・ツリーだった時には入れなかった囲いがあけられて、木の下で記念写真が撮れるようになっていました。
ブランコにさがったパイナップルとイチゴを座って一休みしながら撮りました。

(ちなみに、英国ではイチゴは真夏のフルーツなのです。ああ、イチゴ、メロン、スイカとパイナップルは木にならないため、正確にはフルーツとは言えないのでした...)
おなじみ、大成功らしい夏休みのアートトレイル・イベント、Dtockport's Gigantic Leap の二階建て親子カエルのそばでキャンペーン活動をしていた若い女性2人の...

「Frog Warden (カエルの番人、ただのスタッフというような意味です)」と書かれたティーシャツがかわいかったので写真を撮らせてもらいました。
この人たちは熱心に子供たちに紙の旗を配ってカエル探しのイベントへの参加を呼びかけていました。
以前の記事からの転載の写真です。

夏の海岸をイメージした、仮設の遊園地や砂場をもうけたサマー・フェアを見守るアイスクリーム・カエル、Sir Splinkle 。
この頃、カエルめぐりをしている子供たちをぜんぜん見かけません。
熱心な家族は夏休みの最初の週にカエルをみんな見てしまったのだと思います。
私にもガイドマップと缶バッジをくれようとしましたが、どっちももう持っているから要らないとていねいに断わりました。
ストックポートのイベント案内チラシはもらっておきました。
それによると、9月いっぱい the Stockport Virtual FRUIT TRAIL という、アプリケーションをダウンロードしてタウンセンター中に散らばる「バーチャルな」フルーツを追いかけるトレイルをやるらしいのです!
説明がよくわからないのですが、数年前に心底私をウンザリさせた「ポケモン・ゴー」のようなものでしょうか?
スマートフォンの画面に映し出された目の前の実際の風景にちらちら出現するポケモンを指の操作で捕まえるヴァーチャル・ゲーム...。
スマートフォンを見つめながらまわりのことに心あらずといった子供や若者がそこらじゅうにいっぱいでした。
「ポケモンハンター」であることは落ち着きのない目や指の動きで一目瞭然。
またまた、「トレイル」って、柳の下の二匹目のカエル...じゃなくってドジョウ?
ポケモン・ゴーみたいなのだったら小さい子供につきあいたがる親はあまりいないと思います!!

高級住宅街に囲まれたブラモール・ヴィレッジ まで約3km、散歩がてら歩いて行って...
また見つけた、表面にアート装飾を施した2階建て巨大親子ガエル。

ストックポートタウンセンターのアートトレイル・イベント、Stockport Giant Leap の番外編のようです。
カフェやおしゃれなレストラン、セレクトショップ、それになぜかチャリティ・ショップがむやみに多い商店街の中のショッピングセンターの入り口に鎮座していました。

配布されたガイドマップに沿って、夏休み中の子供たちがカエルをめぐってタウンセンターを歩き回る公式イベント Stockport Giant Leap と違って、おそらく地元の人しか存在を知らないであろう番外編カエル...こんな場所にあるなんて本当に知りませんでした。
Frog with a View
グーグルで検索してみましたが、タウンセンターのアートトレイル・イベント以外のカエルについての説明が見つかりません。
起伏にとんだ緑の牧場や、紫色はラベンダー畑?イングランド北部の田園風景が全身にペイントされたカエルみたいですね。

夏休みなのに、子供はあまり見かけませんでした。
歩道にテーブルと椅子をならべたたくさんのカフェでは奥様風の女性や、退職後の年配のご夫婦などが優雅にお茶やランチを楽しんでいました。
また見つけた、表面にアート装飾を施した2階建て巨大親子ガエル。

ストックポートタウンセンターのアートトレイル・イベント、Stockport Giant Leap の番外編のようです。
カフェやおしゃれなレストラン、セレクトショップ、それになぜかチャリティ・ショップがむやみに多い商店街の中のショッピングセンターの入り口に鎮座していました。

配布されたガイドマップに沿って、夏休み中の子供たちがカエルをめぐってタウンセンターを歩き回る公式イベント Stockport Giant Leap と違って、おそらく地元の人しか存在を知らないであろう番外編カエル...こんな場所にあるなんて本当に知りませんでした。
Frog with a View
グーグルで検索してみましたが、タウンセンターのアートトレイル・イベント以外のカエルについての説明が見つかりません。
起伏にとんだ緑の牧場や、紫色はラベンダー畑?イングランド北部の田園風景が全身にペイントされたカエルみたいですね。

夏休みなのに、子供はあまり見かけませんでした。
歩道にテーブルと椅子をならべたたくさんのカフェでは奥様風の女性や、退職後の年配のご夫婦などが優雅にお茶やランチを楽しんでいました。
うちの近所のブラモル・パーク Bramall park にも...

パブリック・アートの親子カエルがいました!

丘の上の、厩舎 を改装したレストランのあるレンガ塀に囲まれたコートヤード(中庭)のTuder Frog 。
カエルにチューダー(エリザベス朝)時代の貴婦人のドレスを着せるのは難しそうですね。
この Tuder Frog は、21体の巨大な親子カエルをめぐってストックポートのタウンセンターをめぐるアート・トレイルイベント、Stockport Giant Leap のガイドマップには載っていません。


どうやら、タウンセンターのアートトレイル企画とは別に、ストックポート市内各地に同じ仕様のカエルのパブリックアートがバラバラに設置されているようです。
ひさしぶりに晴天で暖かい日曜日の昨日、パークはイヌの散歩をする人でいっぱいでした。

レストランやギフトショップにはマスク着用で入ってくださいと「お願い」立て看板がたててあります。

あくまで、「お願い」です。
もう法的強制力はありません。
公園内でマスクを着用している人はただの一人もいませんでした。
ギフトショップの販売員はしていましたが、客は私を含めてすべてマスクなし。
7月19日に屋内の商業公共施設でのマスク着用を義務付けた法律が撤廃された後、マスクの着用は任意になりました。
安全対策を徹底しているというアッピールでしょうが、「マスクをしない人は入れません」というポリシーを掲げたスーパーマーケットなどの規模の大きな店はけっこうたくさんあります。
そんな店でも半分から3分の1ぐらいの客はマスクなしで買い物をしています。
実際にマスクなしの客を入れないわけにはいかないようですね。
何しろスタッフのほとんどがマスクなしで仕事をしているので客に強制なんて絶対無理なのです。
せいぜい15~20分ぐらいしか店にいない客がマスクをするのは大して苦にはならないのですが、スタッフの勤務時間は8時間ぐらいです。
その間、ずっとマスクをして仕事をしていろ、なんて英国人には無理ですよ。
法的規制があるのならともかく...
チューダー様式の邸宅、ブラモル・ホール Bramall Hall の館内見学者にもマスクの着用が「お願い」されています。

順路に沿って見学していけば1時間は滞在することになる館内見学では(もしかしたら入館者の人数等にもよる?)マスクの着用をもう少し重要視しているかもしれません。
ブラモル・パークは14世紀から20世紀の初めまでこの地域、Bramhall (私が住む町の名前です。スペルが違います)を支配してきた貴族の丘の邸宅と広大な庭園が残る市営の公園です。



パブリック・アートの親子カエルがいました!

丘の上の、厩舎 を改装したレストランのあるレンガ塀に囲まれたコートヤード(中庭)のTuder Frog 。
カエルにチューダー(エリザベス朝)時代の貴婦人のドレスを着せるのは難しそうですね。
この Tuder Frog は、21体の巨大な親子カエルをめぐってストックポートのタウンセンターをめぐるアート・トレイルイベント、Stockport Giant Leap のガイドマップには載っていません。


どうやら、タウンセンターのアートトレイル企画とは別に、ストックポート市内各地に同じ仕様のカエルのパブリックアートがバラバラに設置されているようです。
ひさしぶりに晴天で暖かい日曜日の昨日、パークはイヌの散歩をする人でいっぱいでした。

レストランやギフトショップにはマスク着用で入ってくださいと「お願い」立て看板がたててあります。

あくまで、「お願い」です。
もう法的強制力はありません。
公園内でマスクを着用している人はただの一人もいませんでした。
ギフトショップの販売員はしていましたが、客は私を含めてすべてマスクなし。
7月19日に屋内の商業公共施設でのマスク着用を義務付けた法律が撤廃された後、マスクの着用は任意になりました。
安全対策を徹底しているというアッピールでしょうが、「マスクをしない人は入れません」というポリシーを掲げたスーパーマーケットなどの規模の大きな店はけっこうたくさんあります。
そんな店でも半分から3分の1ぐらいの客はマスクなしで買い物をしています。
実際にマスクなしの客を入れないわけにはいかないようですね。
何しろスタッフのほとんどがマスクなしで仕事をしているので客に強制なんて絶対無理なのです。
せいぜい15~20分ぐらいしか店にいない客がマスクをするのは大して苦にはならないのですが、スタッフの勤務時間は8時間ぐらいです。
その間、ずっとマスクをして仕事をしていろ、なんて英国人には無理ですよ。
法的規制があるのならともかく...
チューダー様式の邸宅、ブラモル・ホール Bramall Hall の館内見学者にもマスクの着用が「お願い」されています。

順路に沿って見学していけば1時間は滞在することになる館内見学では(もしかしたら入館者の人数等にもよる?)マスクの着用をもう少し重要視しているかもしれません。
ブラモル・パークは14世紀から20世紀の初めまでこの地域、Bramhall (私が住む町の名前です。スペルが違います)を支配してきた貴族の丘の邸宅と広大な庭園が残る市営の公園です。


ストックポート市庁舎の新館のカフェで見つけたレゴ作品です。

ストックポートの名物建築、タウンホール Town Hall(市庁舎本館)のミニチュア版モデル!

コーヒーを飲み終わったあとさっそくすぐそばの実物を見に出ました。

あ、うーん...撮った写真と実物を比べてみると窓や時計塔の高さの比率とか細部の乱暴な省略がちょっと...
でもなかなかよくできていますね(と、とってつけたような誉め言葉)
裏側はのっぺらぼうでした。

パリのレゴ店にはノートルダム大聖堂が、ダーラム大聖堂の見学コースにはダーラム大聖堂のレゴで作った精密な模型が堂々とディスプレイされていました。
どちらも建築図面から建築史学者の指導の下に制作された何分の一かの正確なミニチュア模型(ミニチュアと言ってもどちらも畳一畳分ぐらいの大きさがありました)です。
それらにくらべるとまあ、規模も正確さもグーンと劣ります。
でもカフェのガラスケースの上にちょこんと乗るサイズが何ともほほえましい、なかなかの出来栄えではありませんか。
レゴで作ったストックポートの有名な建物(ランドマーク)のミニチュア版を見てまわる Stockport Summer Landmark Challenge という、夏休みの子供向けのアート、文化アクティビティをやっているそうです。
表面を装飾された、巨大な親子二階建てカエルをめぐる Stockport's Giant Leap と平行して7月に始まったもう一つのアート・トレイルです。
カエルめぐりほど話題にはなっていませんがガイドマップもあるようですし(ダウンロードするか、夏休み前に学校でもらうことになっています)子供たちの教育的なヒマつぶしアクティビティにはいいかもしれません。

レゴ作品を見てまわるだけではなく、質問にも答えて応募すればミニチュア作品が抽選で当たるそうです。
ランドマークのミニチュアを制作したのは、自閉症や学習障害などの障害がある人たちにレゴを使ったアクティビティの場を提供するワークショップのスタッフだそうです。
建物を見るのが何よりも好きな私もちょこちょこ見てまわることにします。
こちらはたったの10件だそうです。

ストックポートの名物建築、タウンホール Town Hall(市庁舎本館)のミニチュア版モデル!

コーヒーを飲み終わったあとさっそくすぐそばの実物を見に出ました。

あ、うーん...撮った写真と実物を比べてみると窓や時計塔の高さの比率とか細部の乱暴な省略がちょっと...
でもなかなかよくできていますね(と、とってつけたような誉め言葉)
裏側はのっぺらぼうでした。

パリのレゴ店にはノートルダム大聖堂が、ダーラム大聖堂の見学コースにはダーラム大聖堂のレゴで作った精密な模型が堂々とディスプレイされていました。
どちらも建築図面から建築史学者の指導の下に制作された何分の一かの正確なミニチュア模型(ミニチュアと言ってもどちらも畳一畳分ぐらいの大きさがありました)です。
それらにくらべるとまあ、規模も正確さもグーンと劣ります。
でもカフェのガラスケースの上にちょこんと乗るサイズが何ともほほえましい、なかなかの出来栄えではありませんか。
レゴで作ったストックポートの有名な建物(ランドマーク)のミニチュア版を見てまわる Stockport Summer Landmark Challenge という、夏休みの子供向けのアート、文化アクティビティをやっているそうです。
表面を装飾された、巨大な親子二階建てカエルをめぐる Stockport's Giant Leap と平行して7月に始まったもう一つのアート・トレイルです。
カエルめぐりほど話題にはなっていませんがガイドマップもあるようですし(ダウンロードするか、夏休み前に学校でもらうことになっています)子供たちの教育的なヒマつぶしアクティビティにはいいかもしれません。

レゴ作品を見てまわるだけではなく、質問にも答えて応募すればミニチュア作品が抽選で当たるそうです。
ランドマークのミニチュアを制作したのは、自閉症や学習障害などの障害がある人たちにレゴを使ったアクティビティの場を提供するワークショップのスタッフだそうです。
建物を見るのが何よりも好きな私もちょこちょこ見てまわることにします。
こちらはたったの10件だそうです。
アート装飾を施した21体のカエルを探してストックポートのタウンセンターをめぐる、アート・トレイル、Stockport Giasnt Leap と、ストックポートの観光案内、続きです。
Ffrocket & Mini Frocket という親子の宇宙ガエル。

宇宙旅行の途中、このチェスターゲートChestergate (この通りの名前)で太陽エネルギーを充電しているところですって。

奥にストックポートのもっとも知られたランドマーク、ストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct (鉄道橋)が見えますね。
その手前にはバスターミナルもあるのですが、この寂しげな通りを通る人はあまりいません。
カエルの後ろの立派な石造りの建物は、ストックポート日報で何度も取り上げている格安衣料品店、プライマーク Primaek の裏側です。
10年ほど前まではその名もズバリ、チェスターゲートという名前の(はっきり言ってあまりぱっとしない)独立デパートでした。
そう言えばストックポートにはチェスターゲートも含め、5軒もデパートがあったのでした!
いずれも日本でいうデパートの規模には及びもつかない小さめの店舗でしたが。
ウールワース Woolworth が2009年に倒産したのに続いて、ブリティッシュ・ホームストア British Home Store (BHS 、現在 britishhomestore の名でオンライン展開しています)、エメネス M&S (Marks & Spencer ストックポートから撤退しましたが各地で営業を続けています)
そしてパンデミックのさなかの今年、デべナムス Debenham's (合併倒産後オンラインにのみ名を残しています)...今はもう、すべてストックポートから姿を消しました。
デパートはオンラインショップで買い物をしない年配の人たちの憩いの場だったのです。
ほんの2~3年前まではストックポートはデパート巡りのメッカでしたのに...パンデミックとロックダウンがより一層店ばなれとオンラインショッピングの普及に拍車をかけているというのが世間一般の通念です。
この寂しい通りにカエルを1体設置した理由はズバリ、ストックポートが観光の目玉にイチ押ししたいユニークな歴史遺産博物館があるのをカエルめぐりの人たちに強くアッピールしたいためでしょう。
反対側から撮った写真です。

カエルの親子の斜め向かい(街灯の左側)に入り口がある、ストックポート・エアレイド・シェルター Stockport Airraid Shelter。
(2019年の冬に撮った 写真です☟)

第二次世界大戦中、ドイツ軍の空爆に備えて英国各地の都市で設置された公共の防空壕のひとつです。
高低の多いストックポートのタウンセンターの地形をいかして、丘の下を何キロも掘り進んだ国内有数の規模の地下要塞とでもいうべきトンネルを一般公開しています。
戦後埋められることもなく完全な形で残っている非常に貴重な歴史的遺物なのです。
ストックポート・エアレイド・シェルターについての記事のリンクです☟
ストックポートの観光案内、イギリスの近代史を彩る貴重な歴史遺産、なんだかワクワクモグラ体験の防空壕
(記事中の開館時間が現在変更、月曜以外の週に6日開館しています。火~金;1時~5時、土;10時~5時、日;11~4、予約不要)
この通りを50メートルほど行った先のマージー・スクエア Mersey Square です。(以下、2年前に撮った古い写真を3枚)

バス・ターミナルの入り口と、1930年代の内装を完全に復元した映画館、プラザ Plaza と、高い煙突のある帽子博物館 Hat Works が見えています。
マンチェスターを経て、イングランドとスコットランドの国境の町、カーライルとロンドンを結ぶ国道A6もストックポート・ヴァイアダクトと平行に走っています。


ね、すぐ先に見栄えのするランドマークがぎっちり終結したチェスターゲートはストックポートタウンセンターの目抜き通りであってもおかしくないと思いませんか?!
デパートが開店した1930年ごろはとても賑やかだったはずです。
この立派なデパートの建物の入り口は、本来このチェスターゲート側にあったはずですから。
大きなショウウィンドーや入口だったらしいスペースがアールデコっぽい様式を模したパネルでふさがれています。
現在のテナント、プライマークの入り口は現在反対側にあるショッピングセンター、マージーウェイの広場に面しています。
ショッピングセンターが1970年代に完成してからは、みんなそっち側を通るようになっちゃったんですね。
バスターミナルからチェスターゲートを通ってエアレイド・シェルターを見学に来た観光客が「ストックポートって、案外ショボい町だな」と思わないかと心配です。
Ffrocket & Mini Frocket という親子の宇宙ガエル。

宇宙旅行の途中、このチェスターゲートChestergate (この通りの名前)で太陽エネルギーを充電しているところですって。

奥にストックポートのもっとも知られたランドマーク、ストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct (鉄道橋)が見えますね。
その手前にはバスターミナルもあるのですが、この寂しげな通りを通る人はあまりいません。
カエルの後ろの立派な石造りの建物は、ストックポート日報で何度も取り上げている格安衣料品店、プライマーク Primaek の裏側です。
10年ほど前まではその名もズバリ、チェスターゲートという名前の(はっきり言ってあまりぱっとしない)独立デパートでした。
そう言えばストックポートにはチェスターゲートも含め、5軒もデパートがあったのでした!
いずれも日本でいうデパートの規模には及びもつかない小さめの店舗でしたが。
ウールワース Woolworth が2009年に倒産したのに続いて、ブリティッシュ・ホームストア British Home Store (BHS 、現在 britishhomestore の名でオンライン展開しています)、エメネス M&S (Marks & Spencer ストックポートから撤退しましたが各地で営業を続けています)
そしてパンデミックのさなかの今年、デべナムス Debenham's (合併倒産後オンラインにのみ名を残しています)...今はもう、すべてストックポートから姿を消しました。
デパートはオンラインショップで買い物をしない年配の人たちの憩いの場だったのです。
ほんの2~3年前まではストックポートはデパート巡りのメッカでしたのに...パンデミックとロックダウンがより一層店ばなれとオンラインショッピングの普及に拍車をかけているというのが世間一般の通念です。
この寂しい通りにカエルを1体設置した理由はズバリ、ストックポートが観光の目玉にイチ押ししたいユニークな歴史遺産博物館があるのをカエルめぐりの人たちに強くアッピールしたいためでしょう。
反対側から撮った写真です。

カエルの親子の斜め向かい(街灯の左側)に入り口がある、ストックポート・エアレイド・シェルター Stockport Airraid Shelter。
(2019年の冬に撮った 写真です☟)

第二次世界大戦中、ドイツ軍の空爆に備えて英国各地の都市で設置された公共の防空壕のひとつです。
高低の多いストックポートのタウンセンターの地形をいかして、丘の下を何キロも掘り進んだ国内有数の規模の地下要塞とでもいうべきトンネルを一般公開しています。
戦後埋められることもなく完全な形で残っている非常に貴重な歴史的遺物なのです。
ストックポート・エアレイド・シェルターについての記事のリンクです☟
ストックポートの観光案内、イギリスの近代史を彩る貴重な歴史遺産、なんだかワクワクモグラ体験の防空壕
(記事中の開館時間が現在変更、月曜以外の週に6日開館しています。火~金;1時~5時、土;10時~5時、日;11~4、予約不要)
この通りを50メートルほど行った先のマージー・スクエア Mersey Square です。(以下、2年前に撮った古い写真を3枚)

バス・ターミナルの入り口と、1930年代の内装を完全に復元した映画館、プラザ Plaza と、高い煙突のある帽子博物館 Hat Works が見えています。
マンチェスターを経て、イングランドとスコットランドの国境の町、カーライルとロンドンを結ぶ国道A6もストックポート・ヴァイアダクトと平行に走っています。


ね、すぐ先に見栄えのするランドマークがぎっちり終結したチェスターゲートはストックポートタウンセンターの目抜き通りであってもおかしくないと思いませんか?!
デパートが開店した1930年ごろはとても賑やかだったはずです。
この立派なデパートの建物の入り口は、本来このチェスターゲート側にあったはずですから。
大きなショウウィンドーや入口だったらしいスペースがアールデコっぽい様式を模したパネルでふさがれています。
現在のテナント、プライマークの入り口は現在反対側にあるショッピングセンター、マージーウェイの広場に面しています。
ショッピングセンターが1970年代に完成してからは、みんなそっち側を通るようになっちゃったんですね。
バスターミナルからチェスターゲートを通ってエアレイド・シェルターを見学に来た観光客が「ストックポートって、案外ショボい町だな」と思わないかと心配です。
アート装飾を施した21体のカエルを探してストックポートのタウンセンターをめぐる、アート・トレイル、Stockport Giasnt Leap と、ストックポートの観光案内、続きです。
セイント・ピーターズ・スクエア St Peter's Square の Mondi。

オランダのアーティスト、ピエト・モンドリアンの作品に影響を受けたというモダンアート風のカエルです。
アート・トレイル・イベント最初の日、7月24日に撮った写真です。

そして、これは一週間後の先週末に撮った写真です。

違いがおわかりになるでしょうか。
それでは、セイント・ピーターズ・スクエアにあるもう一体のカエルです。

ギリシャ正教会風のセイント・ピーターズ・チャーチを背景に Phineas Frog 。
これも7月24日に撮影した写真です。

最近ミュージカル映画で評判になったグレイテスト・ショーマン、フィーニアス・バーマン Pheneas The greatest Showman のカエル化だそうです。
映画では主演のヒュー・ジャックマンがこの子ガエルと同じ帽子をかぶって赤いサーカス団長の上着を着ていましたっけ。
子ガエルの帽子からフィーニアス・バーマンにする発想を得たんじゃないかと思うのですが(だとしたら安易!)
ね?

先週の土曜日に撮ったのが上の写真です。
写真を見るまでは気がつかなかったのですが、すべてのカエルの後ろに記念写真を撮る時に便利なデッキング装備が取り付けられたのでした。

ガイドマップには「フィーニアスはリチャード・コブデンの台座と自分の竹馬 stilt を取り換えっこするなんてあり得ない」と書かれています。
リチャード・コブデン Richard Cobden とは...
この人です。

リチャード・コブデン像は、上のモンディの2枚の写真の背景にもちゃんと写っています。
リチャード・コブデンは19世紀に穀物法の廃止に尽力したストックポート選出の国会議員で、地元の英雄なのです。
小麦の値段を高く維持して地主貴族の利権を支えた穀物法を廃止することによって、多くの北部の工業労働者が飢えから救われたと言われています。

ついでです。モンディの写真をもう一枚。

左端にちょっとだけ写っている赤レンガの建物は...
私がよく利用するストックポート中央図書館 Stockport Central Library です。

人目をひくこの建物は、国道A6と(コブデン像のあるセイント・ピーターズ・スクエアのある)コブデン・ストリートの角にあります。
斜め向かいのマクドナルドの時計塔が、ストックポートのランドマーク建築のひとつであるこの中央図書館に敬意をはらってそっくりなクーポラ(ネギ坊主屋根)をのせているところが愛嬌です。
創刊当初(7年前)、ストックポート日報に「ストックポート名物ウソつき時計」として紹介して以来、たしか3~4年は修繕されることなくウソをつき通してきた時計ですが、現在2面とも正確な時刻を表示しています。
ストックポートとマクドナルドの名誉のために書き添えておきます。
図書館内のとても大きな明り取りのドーム天井の内部です。

セイント・ピーターズ・スクエア St Peter's Square の Mondi。

オランダのアーティスト、ピエト・モンドリアンの作品に影響を受けたというモダンアート風のカエルです。
アート・トレイル・イベント最初の日、7月24日に撮った写真です。

そして、これは一週間後の先週末に撮った写真です。

違いがおわかりになるでしょうか。
それでは、セイント・ピーターズ・スクエアにあるもう一体のカエルです。

ギリシャ正教会風のセイント・ピーターズ・チャーチを背景に Phineas Frog 。
これも7月24日に撮影した写真です。

最近ミュージカル映画で評判になったグレイテスト・ショーマン、フィーニアス・バーマン Pheneas The greatest Showman のカエル化だそうです。
映画では主演のヒュー・ジャックマンがこの子ガエルと同じ帽子をかぶって赤いサーカス団長の上着を着ていましたっけ。
子ガエルの帽子からフィーニアス・バーマンにする発想を得たんじゃないかと思うのですが(だとしたら安易!)
ね?

先週の土曜日に撮ったのが上の写真です。
写真を見るまでは気がつかなかったのですが、すべてのカエルの後ろに記念写真を撮る時に便利なデッキング装備が取り付けられたのでした。

ガイドマップには「フィーニアスはリチャード・コブデンの台座と自分の竹馬 stilt を取り換えっこするなんてあり得ない」と書かれています。
リチャード・コブデン Richard Cobden とは...
この人です。

リチャード・コブデン像は、上のモンディの2枚の写真の背景にもちゃんと写っています。
リチャード・コブデンは19世紀に穀物法の廃止に尽力したストックポート選出の国会議員で、地元の英雄なのです。
小麦の値段を高く維持して地主貴族の利権を支えた穀物法を廃止することによって、多くの北部の工業労働者が飢えから救われたと言われています。

ついでです。モンディの写真をもう一枚。

左端にちょっとだけ写っている赤レンガの建物は...
私がよく利用するストックポート中央図書館 Stockport Central Library です。

人目をひくこの建物は、国道A6と(コブデン像のあるセイント・ピーターズ・スクエアのある)コブデン・ストリートの角にあります。
斜め向かいのマクドナルドの時計塔が、ストックポートのランドマーク建築のひとつであるこの中央図書館に敬意をはらってそっくりなクーポラ(ネギ坊主屋根)をのせているところが愛嬌です。
創刊当初(7年前)、ストックポート日報に「ストックポート名物ウソつき時計」として紹介して以来、たしか3~4年は修繕されることなくウソをつき通してきた時計ですが、現在2面とも正確な時刻を表示しています。
ストックポートとマクドナルドの名誉のために書き添えておきます。
図書館内のとても大きな明り取りのドーム天井の内部です。

アート装飾を施した21体のカエルを探してストックポートのタウンセンターをめぐる、アート・トレイル、Stockport Giasnt Leap と、ストックポートの観光案内、続きです。
トレイルの最初の一体、Dr Frog。

パンデミックにおける医療従事者の健闘を称える意図は明記されていないのでわかりにくいのですが、医者ガエルの上にのった子ガエルが虹色の帽子をかぶっているところから控えめに表現されています。
先週の土曜日に撮った写真です。

トレイル・イベント開始1週間後にとつぜん取り付けられたカエルの後ろの狭いデッキングが役に立っています。

(昨日の記事参照)
記念撮影の時、子供がカエルの後ろに立てるようになりました。
最初の週に土台の狭い縁に立ったり、カエルによじ登ろうとしたりして落ちてケガした子供でもいたのでしょうか、それとも単なる予防措置?
ベンチとして座ってもいいのですが、カエルの突き出たお尻がジャマですし浅くて座り心地が悪そうです。
奥の中央に「ウェディングケーキ」の愛称がある、市庁舎 Stockport Townhall の時計塔が見えています。
(数年前の冬に撮った写真です)

(クリスマスの頃のライトアップです)

向かいのベージュ色の石造りの建物は旧王立病院 Royal Infirmary です。
18世紀から20世紀の初めごろまで英国各地にたてられた貧しい人に無料で医療行為を施す慈善病院だった歴史的建造物です。
現在は内部が改装されてオフィス・ビルとして使われています。
手前のボートを漕いでいる上半身だけの奇妙な銅像は第二次大戦中に英雄的行為で名を残した地元出身の海兵隊員の像です。
その人は無事復員して、10年ぐらい前に亡くなったそうです。
それにしても、実在した個人の像にしては帽子を目深にかぶっていて人物が特定できない表現だし...要するにアートなんでしょうね、何だか尊厳に欠ける「地元の隠れた偉人」像です。
で、なぜこの場所に、かというと...

国道A6を挟んだ向かいに,ギリシャ神殿風のファサードが立派なストックポート戦没者慰霊堂市民美術館 Stockport War Memorial Art Gallery があります。
ショッピングセンターや景観保存地域のある町の中心からちょっと離れているちょっと不都合なこの場所がアート・トレイルの出発地点なのは、歴史的意義がある市庁舎、旧王立病院、戦没者慰霊堂があるためでしょう。
日暮れの早い冬にはすべてライトアップされます。
左側の門柱には「1914,1918」、右側の門柱には「1938,1945」とそれぞれ第一次、第二次大戦の開始(英国の参戦)と終了の年号が刻まれています。

戦功を称える上半身だけ宙に浮く海兵隊員のアート表現は慰霊の一環ですね。
戦死していない人を慰霊堂に祀るわけにはいかないのでせめて向かいに像をたてたということでしょうか。
内部の戦没者慰霊廟の部分です。

両大戦時にストックポートから出征して戦死したすべての戦死者の名前が壁に刻まれています。

戦死した個人をいたむ気持ちは世界共通です。
ただ、英国が国家をあげて戦死者をいたみ、戦争の歴史を次の世代に伝えるとなると必ず愛国心をあおる国威高揚とセットになってしまうのです。
戦没者追悼の日曜日 Remembrance Sunday を迎える11月には愛国心高揚行事で国中がわき返ります。
政治家は尊い命を捧げた戦没兵に恥じない立派な国家を運営していこうと誓い、この時ばかりは政府も国民も一致団結して盛り上がるのです。

今の時期、原爆記念日や終戦記念日を迎える日本では絶対にそんな高揚した気分にはなれませんよね。
日本の終戦記念日は「日本の無条件降伏の日 Japanese Unconditional Surrender Day 」としておめでたいと認識している年配の人がけっこういる英国です。
....自由と民主主義が勝利したということなのですから。
ええ、英国は軍国主義の国ではなく、民主国家のリーダー的存在なはずです。
勝った国と負けた国の意識の違いと言ってしまえばそれまでですが。
ストックポート日報にほぼ毎年この件に関して何かしら書いているのですが、中でも一番まとまった記事のリンクを下に貼りました☟
赤いポピーであふれる、イギリスの晩秋・・・秋の終わりの一大愛国行事、疑問もあり
カエルから話がそれました。
それたついでに、英国がメダルの数で日本に負けた東京オリンピック...
8時間遅れの時差のためライブの観戦にこだわる人はいませんでしたが、毎朝BBCが英国時間の夜のあいだに英国選手が取ったメダルの数の報告と感動のシーンを逐一レポートしてくれていました。
(私は興味がありませんし、私の周りにも気にしている人はほとんどいませんでしたが)
夜明け前からのライブ中継や、夕方からのハイライト放送は英国が優位な種目が圧倒的に多かったのです。
(興味がなくてもニュースをつければ目に入ります)
やっぱり自分の国が取るメダルの数はどこの国の人にとっても重要な関心事なんですね。
(興味のある人にとっては)
日本では開催前にオリンピックはやめようと言っていた人があんなにいっぱいいたのに、開催直後は応援に夢中になる人たちが激増したと聞いてびっくりしました。
「いったん開催してしまったからには、つべこべ言わずに頑張っている選手を応援しよう!」という態度は 柔軟で建設的 と言えないこともありません。
メダルの数で勝ち負けを決めるオリンピック...平和でなによりです。
平和でない国々が世界中にいくつも存在することを忘れてはならないのはもちろんですが。
トレイルの最初の一体、Dr Frog。

パンデミックにおける医療従事者の健闘を称える意図は明記されていないのでわかりにくいのですが、医者ガエルの上にのった子ガエルが虹色の帽子をかぶっているところから控えめに表現されています。
先週の土曜日に撮った写真です。

トレイル・イベント開始1週間後にとつぜん取り付けられたカエルの後ろの狭いデッキングが役に立っています。

(昨日の記事参照)
記念撮影の時、子供がカエルの後ろに立てるようになりました。
最初の週に土台の狭い縁に立ったり、カエルによじ登ろうとしたりして落ちてケガした子供でもいたのでしょうか、それとも単なる予防措置?
ベンチとして座ってもいいのですが、カエルの突き出たお尻がジャマですし浅くて座り心地が悪そうです。
奥の中央に「ウェディングケーキ」の愛称がある、市庁舎 Stockport Townhall の時計塔が見えています。
(数年前の冬に撮った写真です)

(クリスマスの頃のライトアップです)

向かいのベージュ色の石造りの建物は旧王立病院 Royal Infirmary です。
18世紀から20世紀の初めごろまで英国各地にたてられた貧しい人に無料で医療行為を施す慈善病院だった歴史的建造物です。
現在は内部が改装されてオフィス・ビルとして使われています。
手前のボートを漕いでいる上半身だけの奇妙な銅像は第二次大戦中に英雄的行為で名を残した地元出身の海兵隊員の像です。
その人は無事復員して、10年ぐらい前に亡くなったそうです。
それにしても、実在した個人の像にしては帽子を目深にかぶっていて人物が特定できない表現だし...要するにアートなんでしょうね、何だか尊厳に欠ける「地元の隠れた偉人」像です。
で、なぜこの場所に、かというと...

国道A6を挟んだ向かいに,ギリシャ神殿風のファサードが立派なストックポート戦没者慰霊堂市民美術館 Stockport War Memorial Art Gallery があります。
ショッピングセンターや景観保存地域のある町の中心からちょっと離れているちょっと不都合なこの場所がアート・トレイルの出発地点なのは、歴史的意義がある市庁舎、旧王立病院、戦没者慰霊堂があるためでしょう。
日暮れの早い冬にはすべてライトアップされます。
左側の門柱には「1914,1918」、右側の門柱には「1938,1945」とそれぞれ第一次、第二次大戦の開始(英国の参戦)と終了の年号が刻まれています。

戦功を称える上半身だけ宙に浮く海兵隊員のアート表現は慰霊の一環ですね。
戦死していない人を慰霊堂に祀るわけにはいかないのでせめて向かいに像をたてたということでしょうか。
内部の戦没者慰霊廟の部分です。

両大戦時にストックポートから出征して戦死したすべての戦死者の名前が壁に刻まれています。

戦死した個人をいたむ気持ちは世界共通です。
ただ、英国が国家をあげて戦死者をいたみ、戦争の歴史を次の世代に伝えるとなると必ず愛国心をあおる国威高揚とセットになってしまうのです。
戦没者追悼の日曜日 Remembrance Sunday を迎える11月には愛国心高揚行事で国中がわき返ります。
政治家は尊い命を捧げた戦没兵に恥じない立派な国家を運営していこうと誓い、この時ばかりは政府も国民も一致団結して盛り上がるのです。

今の時期、原爆記念日や終戦記念日を迎える日本では絶対にそんな高揚した気分にはなれませんよね。
日本の終戦記念日は「日本の無条件降伏の日 Japanese Unconditional Surrender Day 」としておめでたいと認識している年配の人がけっこういる英国です。
....自由と民主主義が勝利したということなのですから。
ええ、英国は軍国主義の国ではなく、民主国家のリーダー的存在なはずです。
勝った国と負けた国の意識の違いと言ってしまえばそれまでですが。
ストックポート日報にほぼ毎年この件に関して何かしら書いているのですが、中でも一番まとまった記事のリンクを下に貼りました☟
赤いポピーであふれる、イギリスの晩秋・・・秋の終わりの一大愛国行事、疑問もあり
カエルから話がそれました。
それたついでに、英国がメダルの数で日本に負けた東京オリンピック...
8時間遅れの時差のためライブの観戦にこだわる人はいませんでしたが、毎朝BBCが英国時間の夜のあいだに英国選手が取ったメダルの数の報告と感動のシーンを逐一レポートしてくれていました。
(私は興味がありませんし、私の周りにも気にしている人はほとんどいませんでしたが)
夜明け前からのライブ中継や、夕方からのハイライト放送は英国が優位な種目が圧倒的に多かったのです。
(興味がなくてもニュースをつければ目に入ります)
やっぱり自分の国が取るメダルの数はどこの国の人にとっても重要な関心事なんですね。
(興味のある人にとっては)
日本では開催前にオリンピックはやめようと言っていた人があんなにいっぱいいたのに、開催直後は応援に夢中になる人たちが激増したと聞いてびっくりしました。
「いったん開催してしまったからには、つべこべ言わずに頑張っている選手を応援しよう!」という態度は 柔軟で建設的 と言えないこともありません。
メダルの数で勝ち負けを決めるオリンピック...平和でなによりです。
平和でない国々が世界中にいくつも存在することを忘れてはならないのはもちろんですが。
昨日の続きです。

ストックポートのアート・トレイル・イベント、Stockport's Giant Leap のカエル5体が設置されているストックポート駅前の広場で見つけた不気味な彫像の集合体....

右端がボリス・ジョンソン首相なのは一目瞭然、あっ、菅内閣総理大臣!
今年6月にコーンウォールで開催された先進国首脳会議 G7summit に出席した7人の首脳の頭像です。
土台を囲んだ説明板をぐるっと読んでまわりました。
マウント・ラシュモア Mount Rushmore(サウスダコタ国立公園のラシュモア山に彫られた4人の合衆国大統領の頭像)のパロディ・アート、 Mount Recyclemore (もっとリサイクルをすすめよう)だそうです!

環境にとって有害な、コンピューターやスマートフォンなどのエレクトロニクス(電子)部品の廃品(E-waste イー・ウエイスト)を20,000個も使って制作されています。
G7開催中、会場そばの海岸に設置されて世界中で評判になったそうです。
実は知りませんでした。
ストックポートに本社を置く中古エレクトロニクス製品をリサイクルしてオンライン販売する会社がアーテイストに制作依頼したそうです。

イー・ウエイストに対する認識を世界中に啓蒙するための活動だそうです。
各国のメディアで取り上げられ、一定の効果をあげました。

カエルのアート・トレイルを企画した Totally Stockport という団体の呼びかけで、ストックポートへの凱旋がかないました。
アート・トレイルの期間中、展示されます。
カエルを追って町中をめぐる夏休み中のよい子たちにも関心を持ってもらおうとしたらしく、クイズやアクティビティの提案が書かれています。
でも、はっきり言って私が見たかぎり関心を示した子供はゼロ!
G7の首脳なんて、子供はしりませんよね。
子連れの家族は広場のカエルをみつけたら広場からさっさと立ち去ります。
台座に書かれたアルファベットの1文字をガイドマップに書きつけ、記念写真を撮って、効率よくまわれる「拝観ルート」にそってショッピングエリアのある街の中心に向かいます。

駅から降り立った何人かが写真を撮っていきました。

「ゲーム機のケースが見つかるかな?」「各国首脳の瞳孔に使われている材料は何でしょうか?」「ボリス・ジョンソンの唇に使われている材料は何でしょうか?」「電気製品のコードに使われる高価で重要な物質は何でしょうか?」など子供には難しすぎる質問が出されていました。
エレクトロニクス関連の部品なんてチンプンカンプンの私も全く分かりません。

ボリスのなまっちろいピンクの肌が玉虫色のピンクのスマートフォンの裏板をつなぎ合わせて表現してあるのは見事です!
(ぎょっ、私のスマートフォンも同じタイプのデザインです)
で、この唇の白いぽつぽつした素材は何なのでしょうか。
QRコードをスキャンして開いたページを家に帰って読みました。
ストックポートは、このアートを所有して展示しているリサイクル会社の協賛を得てイーウェイストを廃棄せずに再利用するプロジェクトを進めていくそうです。
そういうことはインドなどの(人件費がめちゃくちゃ安そうな)発展途上国で盛んですね。
先進国では採算が取れずに廃棄しちゃったほうが安上がりみたいですよね。
失業者などにこの高度な技術を習得させ、環境のために有意義なリサイクル事業として、英国でも産業として成り立せようという計画のようです。
成功して世界中にもこの活動をひろめられたらいいですね。



ストックポートのアート・トレイル・イベント、Stockport's Giant Leap のカエル5体が設置されているストックポート駅前の広場で見つけた不気味な彫像の集合体....

右端がボリス・ジョンソン首相なのは一目瞭然、あっ、菅内閣総理大臣!
今年6月にコーンウォールで開催された先進国首脳会議 G7summit に出席した7人の首脳の頭像です。
土台を囲んだ説明板をぐるっと読んでまわりました。
マウント・ラシュモア Mount Rushmore(サウスダコタ国立公園のラシュモア山に彫られた4人の合衆国大統領の頭像)のパロディ・アート、 Mount Recyclemore (もっとリサイクルをすすめよう)だそうです!

環境にとって有害な、コンピューターやスマートフォンなどのエレクトロニクス(電子)部品の廃品(E-waste イー・ウエイスト)を20,000個も使って制作されています。
G7開催中、会場そばの海岸に設置されて世界中で評判になったそうです。
実は知りませんでした。
ストックポートに本社を置く中古エレクトロニクス製品をリサイクルしてオンライン販売する会社がアーテイストに制作依頼したそうです。

イー・ウエイストに対する認識を世界中に啓蒙するための活動だそうです。
各国のメディアで取り上げられ、一定の効果をあげました。

カエルのアート・トレイルを企画した Totally Stockport という団体の呼びかけで、ストックポートへの凱旋がかないました。
アート・トレイルの期間中、展示されます。
カエルを追って町中をめぐる夏休み中のよい子たちにも関心を持ってもらおうとしたらしく、クイズやアクティビティの提案が書かれています。
でも、はっきり言って私が見たかぎり関心を示した子供はゼロ!
G7の首脳なんて、子供はしりませんよね。
子連れの家族は広場のカエルをみつけたら広場からさっさと立ち去ります。
台座に書かれたアルファベットの1文字をガイドマップに書きつけ、記念写真を撮って、効率よくまわれる「拝観ルート」にそってショッピングエリアのある街の中心に向かいます。

駅から降り立った何人かが写真を撮っていきました。

「ゲーム機のケースが見つかるかな?」「各国首脳の瞳孔に使われている材料は何でしょうか?」「ボリス・ジョンソンの唇に使われている材料は何でしょうか?」「電気製品のコードに使われる高価で重要な物質は何でしょうか?」など子供には難しすぎる質問が出されていました。
エレクトロニクス関連の部品なんてチンプンカンプンの私も全く分かりません。

ボリスのなまっちろいピンクの肌が玉虫色のピンクのスマートフォンの裏板をつなぎ合わせて表現してあるのは見事です!
(ぎょっ、私のスマートフォンも同じタイプのデザインです)
で、この唇の白いぽつぽつした素材は何なのでしょうか。
QRコードをスキャンして開いたページを家に帰って読みました。
ストックポートは、このアートを所有して展示しているリサイクル会社の協賛を得てイーウェイストを廃棄せずに再利用するプロジェクトを進めていくそうです。
そういうことはインドなどの(人件費がめちゃくちゃ安そうな)発展途上国で盛んですね。
先進国では採算が取れずに廃棄しちゃったほうが安上がりみたいですよね。
失業者などにこの高度な技術を習得させ、環境のために有意義なリサイクル事業として、英国でも産業として成り立せようという計画のようです。
成功して世界中にもこの活動をひろめられたらいいですね。


ストックポート駅前の広場です。

ど~んより曇った、肌寒い昨日撮りました。
タウンセンター中に点在する21体のカエルを探すアート・トレイル・イベント、Stockport Giant Leap、昨日の 続きです。
イベントのガイドマップによると、前回(2019年)と同様、駅前広場はカエル密度が高く5体も設置してあるということです。
駅に用事がない人もわざわざ行かざるを得ません。
週末、ストックポートのタウンセンターはガイドマップを手にカエルめぐりをする親子連れでいっぱいでした。
多様性を表す虹色のカエルがカエルの表面にいっぱいの Philbert & Sprout 。


親ガエルがフィルバート、子ガエルがスプラウト(芽)という名前だそうです。
スポンサーは、ホテル・チェーンのホリデー・イン。

前回のカエルのアート・トレイルについての記事のリンクを今回はじめて貼ります。☟
ストックポートのカエルを使ったアートイベント第3弾!かなりあざとい広告媒体としてのカエル利用
...「それより、背後に見えている不気味な人物像の集合体は何だ?」と思われた方もおられるでしょう。
私も、広場に点在するカエル像よりまず先にそっちに目をうばわれてしまったのですが....(後述します)
近年ストックポートは駅前に立派で近代的なオフィスビルとホテルを設置して、国際的なビジネスの誘致に熱心です。
最大のセールス・ポイントは交通の便!
ストックポート駅にはロンドン⇔マンチェスター間の特急のみならず、終着駅のマンチェスター・ピカディリー行きのすべての列車が止まります。
特急だとマンチェスターまで1駅(約12分)、ロンドンまで乗り換えなしで(最短)1時間40分で行けます。
しかもマンチェスター国際空港まで車で20分足らずという便利さ!

それにしても駅前の立派なガラス張りのビル群には空きが多そうです。
パンデミックで、ホワイトカラーの人たちの自宅勤務(テレワーク)がかなり定着しています。
行動規制がすべて撤廃されて以後、政府は人々にオフィス勤務に戻るように促していますがなかなか元のようにはいかないようです。
家でこのまま働き続けたいという人が増えた今、高い家賃を払って交通至便な場所に見栄えのいいオフィスを借りる意味が減ってきているそうですし。
第一、会議やプレゼンテーションがオンラインでできちゃうのなら、交通の便を売り込んでもあまり説得力がないような...
Stokport Spiderfrog

読んで字のごとく、見ての通りのスパイダー・フロッグ。

奥の立体駐車場、みっともないですよね(私個人の感想)
工事用の足場覆いに赤さびがふいているように見えます。
実際は建築デザイナーが独特な色合いの資材を意欲的に使ってみたデザイン効果ねらいらしいのです。
天気予報カエルの Frogwain

すごい人気です。

駅を利用するわけではないとてもたくさんの人たちが、5体のカエルを見るだけのために駅前広場に次々とやってきます。

カエル効果、絶大!
え、5体!?
私はどうやら1体を見落としたようです!
で、この不気味な立体群像....

バイデン大統領、ジョンソン首相、菅首相...ストックポート駅前に集結したG7首脳!
以下次号。

ど~んより曇った、肌寒い昨日撮りました。
タウンセンター中に点在する21体のカエルを探すアート・トレイル・イベント、Stockport Giant Leap、昨日の 続きです。
イベントのガイドマップによると、前回(2019年)と同様、駅前広場はカエル密度が高く5体も設置してあるということです。
駅に用事がない人もわざわざ行かざるを得ません。
週末、ストックポートのタウンセンターはガイドマップを手にカエルめぐりをする親子連れでいっぱいでした。
多様性を表す虹色のカエルがカエルの表面にいっぱいの Philbert & Sprout 。


親ガエルがフィルバート、子ガエルがスプラウト(芽)という名前だそうです。
スポンサーは、ホテル・チェーンのホリデー・イン。

前回のカエルのアート・トレイルについての記事のリンクを今回はじめて貼ります。☟
ストックポートのカエルを使ったアートイベント第3弾!かなりあざとい広告媒体としてのカエル利用
...「それより、背後に見えている不気味な人物像の集合体は何だ?」と思われた方もおられるでしょう。
私も、広場に点在するカエル像よりまず先にそっちに目をうばわれてしまったのですが....(後述します)
近年ストックポートは駅前に立派で近代的なオフィスビルとホテルを設置して、国際的なビジネスの誘致に熱心です。
最大のセールス・ポイントは交通の便!
ストックポート駅にはロンドン⇔マンチェスター間の特急のみならず、終着駅のマンチェスター・ピカディリー行きのすべての列車が止まります。
特急だとマンチェスターまで1駅(約12分)、ロンドンまで乗り換えなしで(最短)1時間40分で行けます。
しかもマンチェスター国際空港まで車で20分足らずという便利さ!

それにしても駅前の立派なガラス張りのビル群には空きが多そうです。
パンデミックで、ホワイトカラーの人たちの自宅勤務(テレワーク)がかなり定着しています。
行動規制がすべて撤廃されて以後、政府は人々にオフィス勤務に戻るように促していますがなかなか元のようにはいかないようです。
家でこのまま働き続けたいという人が増えた今、高い家賃を払って交通至便な場所に見栄えのいいオフィスを借りる意味が減ってきているそうですし。
第一、会議やプレゼンテーションがオンラインでできちゃうのなら、交通の便を売り込んでもあまり説得力がないような...
Stokport Spiderfrog

読んで字のごとく、見ての通りのスパイダー・フロッグ。

奥の立体駐車場、みっともないですよね(私個人の感想)
工事用の足場覆いに赤さびがふいているように見えます。
実際は建築デザイナーが独特な色合いの資材を意欲的に使ってみたデザイン効果ねらいらしいのです。
天気予報カエルの Frogwain

すごい人気です。

駅を利用するわけではないとてもたくさんの人たちが、5体のカエルを見るだけのために駅前広場に次々とやってきます。

カエル効果、絶大!
え、5体!?
私はどうやら1体を見落としたようです!
で、この不気味な立体群像....

バイデン大統領、ジョンソン首相、菅首相...ストックポート駅前に集結したG7首脳!
以下次号。
ストックポート・タウンセンターのはずれにある、スーパーマーケット、テスコ Tesco の外にもあった...

アート・トレイルの二階建てカエル!

「拝観」ルートの一番最後にあたる作品番号21、Super Kevin Frog 。

平日よく空いた、私たちはめったに利用しない大型店舗のテスコに買い物に行きました。
パンデミックで出かける場所が限られている今、いつもと違う大型スーパーマーケットで買い物するのもけっこう気晴らしになります(寂しいですね)
夫はこのアート・トレイルイベント、 STOCKPORT'S GIGANTIC LEAP のような商業的な催しが気に入らないそうです。
小さな子供がいるのならともかく、タウンセンターにいる間カエルのことで大さわぎをするな、とくぎを刺されました。
くつ紐を結びなおすのに都合がいいカエルのベンチに腰かけたところをすばやく記念撮影。
このあと私も隣に座っていっしょにセルフィーを撮りました。
夫は渋々とカメラに向かって笑ってくれましたが、写っているのは私たちの顔半分ずつと子カエルのあごだけです。
帰宅してからガイドマップを読んで、このカエルは地元のプロサッカーチーム、ストックポート・カウンティ FC Stockport County Football Club がスポンサーの、同チームのスター選手、スーパー・ケヴィンの「カエル化」した姿だということが分りました。
夫が私と一緒に住むためにマンチェスターからストックポートにうつり住む前の30年前からずっとサポートしている伝統ある弱小チームです。
彼はこのカエルがひいきのチームのホームのユニフォームを着ているのに気がつかなかったのか?
クルマをテスコの駐車場において道を渡った場所にあるThe Peel Centre でも買い物をしました。
お年寄りの一休みに便利なカエルベンチ。

(ひたすら無視して歩きすぎる夫も写っています)
Rock Stock Stylus という70,80、90年代のロックレコードからインスピレーションを得た作品だそうです。

アイスクリームをかたどったこのカエルは Sir Sprinkles と言います。

わかりやすくていいですね。


国道A6に面したタウンセンターのメインのショッピングエリア、マージーウェイ Merseyway で晴天の先週の土曜日に撮りました。
マージーベイ Merseybey というキッチュな夏の海岸がテーマの夏のイベント会場で、カエルも幸せそうでした。

パンデミックのあいだオンライン・ショッピングになれた買い物客が店に戻って買い物する習慣に戻れるのでしょうか。
ロックダウン明けに多くの店がつぶれていました。
それでもカエルを追って子供たちと出てくる人たちがけっこういるところを見ると...まだまだ大丈夫そうな気がします。
カエルにひかれてお買い物...のカエル・ハンターもいることでしょう。
パンデミックでひどいことになっているストックポートの商業、観光の再興はカエルたちの集客力にかかっています!
イングランドではマスクの着用は法定ではなくなりましたし、来店人数制限もすっかり撤廃されています。

アート・トレイルの二階建てカエル!

「拝観」ルートの一番最後にあたる作品番号21、Super Kevin Frog 。

平日よく空いた、私たちはめったに利用しない大型店舗のテスコに買い物に行きました。
パンデミックで出かける場所が限られている今、いつもと違う大型スーパーマーケットで買い物するのもけっこう気晴らしになります(寂しいですね)
夫はこのアート・トレイルイベント、 STOCKPORT'S GIGANTIC LEAP のような商業的な催しが気に入らないそうです。
小さな子供がいるのならともかく、タウンセンターにいる間カエルのことで大さわぎをするな、とくぎを刺されました。
くつ紐を結びなおすのに都合がいいカエルのベンチに腰かけたところをすばやく記念撮影。
このあと私も隣に座っていっしょにセルフィーを撮りました。
夫は渋々とカメラに向かって笑ってくれましたが、写っているのは私たちの顔半分ずつと子カエルのあごだけです。
帰宅してからガイドマップを読んで、このカエルは地元のプロサッカーチーム、ストックポート・カウンティ FC Stockport County Football Club がスポンサーの、同チームのスター選手、スーパー・ケヴィンの「カエル化」した姿だということが分りました。
夫が私と一緒に住むためにマンチェスターからストックポートにうつり住む前の30年前からずっとサポートしている伝統ある弱小チームです。
彼はこのカエルがひいきのチームのホームのユニフォームを着ているのに気がつかなかったのか?
クルマをテスコの駐車場において道を渡った場所にあるThe Peel Centre でも買い物をしました。
お年寄りの一休みに便利なカエルベンチ。

(ひたすら無視して歩きすぎる夫も写っています)
Rock Stock Stylus という70,80、90年代のロックレコードからインスピレーションを得た作品だそうです。

アイスクリームをかたどったこのカエルは Sir Sprinkles と言います。

わかりやすくていいですね。


国道A6に面したタウンセンターのメインのショッピングエリア、マージーウェイ Merseyway で晴天の先週の土曜日に撮りました。
マージーベイ Merseybey というキッチュな夏の海岸がテーマの夏のイベント会場で、カエルも幸せそうでした。

パンデミックのあいだオンライン・ショッピングになれた買い物客が店に戻って買い物する習慣に戻れるのでしょうか。
ロックダウン明けに多くの店がつぶれていました。
それでもカエルを追って子供たちと出てくる人たちがけっこういるところを見ると...まだまだ大丈夫そうな気がします。
カエルにひかれてお買い物...のカエル・ハンターもいることでしょう。
パンデミックでひどいことになっているストックポートの商業、観光の再興はカエルたちの集客力にかかっています!
イングランドではマスクの着用は法定ではなくなりましたし、来店人数制限もすっかり撤廃されています。

昨日の続きです。
アート装飾を施した21体のカエルを探してストックポートのタウンセンターをめぐる、観光促進アートイベント、Stockport Giasnt Leap と、ストックポートの観光案内特集です。
上の写真のカエル、Hippie Frog のアートの背景にちょこっと写っているストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct はストックポートの有名なランドマークの鉄道橋です。

(アートっぽく気取った加工がしてありますが、白黒写真ではなくどんより曇った冬の日の写真です)
3年前の冬に、バスターミナルから撮った写真です。


とにかく絵になる壮大なこのヴァイアダクトは公称「世界で2番目に大きいレンガ建築」と言われています。
ストックポート・ヴァイアダクトの大きさの決め手は長さでも高さでも幅でもなく、レンガの数(少なくとも1,100万個がぎっしり)だそうです。

1840年完成の、世界の鉄道史、建築技術史に名を残す重要な建築物です。
完成当時、世界最大のレンガ建築だったことは言うまでもありませんが、完成の数年後に建築エンジニアが当時英国の植民地だったインドにもっと大きなヴァイアダクトを建設したため、世界第2位に順位が転落しました。
それ以後より高く、より長いレンガ建築物は世界中で数多く建てられているのですがレンガの数の多さではストックポート・ヴァイアダクトの2位の座を揺るがす物件は現れていません。
上のカエルの背後の左はしに一部分が写っているレンガの建物は、世界的にも珍しい、帽子の歴史に特化した産業博物館、ハット・ワークス Hat Works です。

☝この写真もまたストックポート・ヴァイアダクトの橋脚もとにあるバスターミナルから撮りました。

ストックポートは帽子の町として観光町おこしを狙っているのですが、知名度は今ひとつ...
入場無料のハット・ワークスがオープンしてから20年近くもたつのですが帽子について興味がある人ならともかく、よその地域から観光客を呼べるほどのインパクトは無い、と言わざるを得ないというのが私の正直な感想です。
ただ、やはりどこから写真を撮っても構図がきまる建物の外観はとてもインパクトがあります。

高い煙突の整備をしていた作業員が出入りするところを偶然見つけて撮った写真です。

数年前から展示のパワーアップを図って改装中、パンデミックで再開の見通しはまだ立っていないようです。
もともと綿織物の工場だった建物です。
解体された帽子工場から持ち込まれた、1930年代のフェルト帽を製造する機械が設置され、ガイドによる実演に使われています。
ストックポートはステッキを持ったロンドン紳士のシンボルでもあるボーラーハットの有名な生産地だったのです。
ボーラーハットは野ウサギなどの毛をかちんかちんの硬いフェルト状に固めて磨いた丸っこい帽子です。
シャーロック・ホームズの相棒、ドクター・ワトソンもかぶっていたはずです。

上にのった子カエルが帽子をかぶっているのはそのためです。
...カエルがかぶっているのはストックポート名産のボーラーハットではなくて、シルクハット(山高帽)ですが。
カエルをもうひとつ...
パンデミック以前から景気が悪そうだったプリンスィス・ストリート Princeses Street にある広場の Shine。

ガール・スカウト girlguiding の活動内容と活動理念からインスピレーションを得たそうですが...
ストックポート・ヴァイアダクトなどストックポートの「名所旧跡」を配したアートワークはさすが!イベントの意図への理解もバッチリ。

(突出したリアルな眼球の表現が怖い)
夏休みに入った子供たちに大人気のイベントです。

このスクエアをぬけて通りの裏側の総合レジャーセンター、レッドロック Redrock に出られるようになっています。

パンデミックがほぼ開けた(とされた)あと、この通りの「シャーッター街」度がいや増していた感じが何とも寂しいです。
個人的には上にのっているのは子カエル(フログレット froglet)ではなく、オタマジャクシにしてほしかった!
ストックポーツ・ジャイアント・リープ STOCKPORT'S GIANT LEAP 続きです。
前回の記事のリンクです☟
パンデミックはほぼ終息(ということにして)ストックポートに活気が戻るか、人気の町おこしイベント復活二階建てカエル

四つにたたむとコンパクトなA5サイズにおさまる、ガイドマップをもらいました。

いっしょにもらったプロモーション用の缶バッジに(と地図の左上にも)書かれているイベントのキャッチフレーズ、「A totally ribbiting adventure 」は、英語のキャッチフレーズやコピーではけっこうおなじみのダジャレです。
ribiting はカエルの鳴き声「ribbit ribbit (リビッ、リビッ」とrivering (あまりにも魅力的過ぎて目が離せない)にかけてあります。
日本人の言葉感覚で言えばオヤジギャグ(って今、言うんでしたよね)にあたると思われるのですが、英語圏の人には「かわいい!」と思われる言葉遊び(pan)です。
表面に地元のプロフェッショナル/アマチュア・アーティストがそれぞれ装飾を施した巨大な二階建てのカエル21体を探してストックポートのタウンセンターを歩き回るアート・トレイル、今年で2回目です。
アート/観光/商業振興イベントですね。
前回同様、地元の住人にはおおウケです。
さて、念願の観光客は呼べるでしょうか...?
色合いがかわいらしいこのカエルは Hippie Frog 。

60年代、70年代のヒッピー・カルチャーにインスピレーションを得ているそうです。
さてここで、久しぶりにストックポートの観光案内です。
背後の人目をひく Plaza ビルは、外観と内装を完璧に復元修復した1930年代の映画館です。
数年前に撮った写真を掘り出しました。


アールデコ調の内装が見事です。
現在一時的に営業を停止している、本格的なアフタヌーン・ティーを供するカフェ、Plaza Café があります。
再開は10月7日、水曜日と土曜日のみ営業です。
予約が必要です。電話番号 0161 480 3818 を見つけました。
もっぱら年配の英国人に大人気なのですが、日本人(特に女性)に喜ばれること絶対請け合いです!
もちろん、ロンドンなどの高級ホテルなどでも観光客向けにアフターヌーン・ティーを出してているはずです。
でもここの、日本人や中国人観光客がいない北部の地方都市での英国人に囲まれてのアフタヌーンティー、かなり穴場です。
7年前(!)プラザ・カフェで友人と友人のお母さんと一緒にお茶を飲んだ時の記事をみつけました!!☟
アフタヌーン・ティーが名物の、プラザのティー・ラウンジ
ストックポート日報のアーカイブ記事です。
(当時は日曜日以外 毎日営業していたプラザ・カフェには予約なしで入れました)
ヒッピー・フロッグを横から撮りました。

目の前を走る道路はイングランドの首都、ロンドンとイングランド北限の都市、カーライルを結ぶ古代ローマ人が建設した国道A6です。
ロンドンは左、マンチェスターとカーライルは右の方角です。
連続するアーチが美しい、A6と平行に横にのびるレンガ建築はストックポートが世界に誇るランドマーク、ストックポート・ヴァィアダクト(鉄道橋)Stockport Viaduct です。
左側にちょこっと写っているレンガ造りの建築物は、ストックポートが観光の目玉にしようと意気込んで20年近く前に開館したわりにはあまり注目を浴びることなく現在改装中...パンデミックで再開の見通しが立っていない、ハット・ワークス Hat Work です。
帽子に特化した世界でも珍しい産業史博物館です。
マージー・スクエア Mersey Square から撮った、プラザとハット・ワークスがいっしょに写っているずいぶん前に撮った写真を見つけました。

うーん、惜しい!ストックポート・ヴァイアダクトがほとんど見えません。
国道A6を上に載せてストックポート・ヴァィアダクトと並んだ白っぽい橋も実は建築史の上でちょっと有名なウェリントン・ブリッジ Welington Bridge です。
これでどうだ!

服装が暑苦しい、いずれもパンデミック前の冬に撮った写真です。
今日ご紹介したカエルはたったの1匹!!
ストックポートのもっとも有名なランドマークのストックポート・ヴァィアダクトと、それほど有名ではないハット・ワークスに関しては、次回!
前回の記事のリンクです☟
パンデミックはほぼ終息(ということにして)ストックポートに活気が戻るか、人気の町おこしイベント復活二階建てカエル

四つにたたむとコンパクトなA5サイズにおさまる、ガイドマップをもらいました。

いっしょにもらったプロモーション用の缶バッジに(と地図の左上にも)書かれているイベントのキャッチフレーズ、「A totally ribbiting adventure 」は、英語のキャッチフレーズやコピーではけっこうおなじみのダジャレです。
ribiting はカエルの鳴き声「ribbit ribbit (リビッ、リビッ」とrivering (あまりにも魅力的過ぎて目が離せない)にかけてあります。
日本人の言葉感覚で言えばオヤジギャグ(って今、言うんでしたよね)にあたると思われるのですが、英語圏の人には「かわいい!」と思われる言葉遊び(pan)です。
表面に地元のプロフェッショナル/アマチュア・アーティストがそれぞれ装飾を施した巨大な二階建てのカエル21体を探してストックポートのタウンセンターを歩き回るアート・トレイル、今年で2回目です。
アート/観光/商業振興イベントですね。
前回同様、地元の住人にはおおウケです。
さて、念願の観光客は呼べるでしょうか...?
色合いがかわいらしいこのカエルは Hippie Frog 。

60年代、70年代のヒッピー・カルチャーにインスピレーションを得ているそうです。
さてここで、久しぶりにストックポートの観光案内です。
背後の人目をひく Plaza ビルは、外観と内装を完璧に復元修復した1930年代の映画館です。
数年前に撮った写真を掘り出しました。


アールデコ調の内装が見事です。
現在一時的に営業を停止している、本格的なアフタヌーン・ティーを供するカフェ、Plaza Café があります。
再開は10月7日、水曜日と土曜日のみ営業です。
予約が必要です。電話番号 0161 480 3818 を見つけました。
もっぱら年配の英国人に大人気なのですが、日本人(特に女性)に喜ばれること絶対請け合いです!
もちろん、ロンドンなどの高級ホテルなどでも観光客向けにアフターヌーン・ティーを出してているはずです。
でもここの、日本人や中国人観光客がいない北部の地方都市での英国人に囲まれてのアフタヌーンティー、かなり穴場です。
7年前(!)プラザ・カフェで友人と友人のお母さんと一緒にお茶を飲んだ時の記事をみつけました!!☟
アフタヌーン・ティーが名物の、プラザのティー・ラウンジ
ストックポート日報のアーカイブ記事です。
(当時は日曜日以外 毎日営業していたプラザ・カフェには予約なしで入れました)
ヒッピー・フロッグを横から撮りました。

目の前を走る道路はイングランドの首都、ロンドンとイングランド北限の都市、カーライルを結ぶ古代ローマ人が建設した国道A6です。
ロンドンは左、マンチェスターとカーライルは右の方角です。
連続するアーチが美しい、A6と平行に横にのびるレンガ建築はストックポートが世界に誇るランドマーク、ストックポート・ヴァィアダクト(鉄道橋)Stockport Viaduct です。
左側にちょこっと写っているレンガ造りの建築物は、ストックポートが観光の目玉にしようと意気込んで20年近く前に開館したわりにはあまり注目を浴びることなく現在改装中...パンデミックで再開の見通しが立っていない、ハット・ワークス Hat Work です。
帽子に特化した世界でも珍しい産業史博物館です。
マージー・スクエア Mersey Square から撮った、プラザとハット・ワークスがいっしょに写っているずいぶん前に撮った写真を見つけました。

うーん、惜しい!ストックポート・ヴァイアダクトがほとんど見えません。
国道A6を上に載せてストックポート・ヴァィアダクトと並んだ白っぽい橋も実は建築史の上でちょっと有名なウェリントン・ブリッジ Welington Bridge です。
これでどうだ!

服装が暑苦しい、いずれもパンデミック前の冬に撮った写真です。
今日ご紹介したカエルはたったの1匹!!
ストックポートのもっとも有名なランドマークのストックポート・ヴァィアダクトと、それほど有名ではないハット・ワークスに関しては、次回!
ストックポートの町おこしアート・イベント、トータリー・ストックポーツ・ジャイアント・リープ STOCKPORT'S GIANT LEAP が帰ってきました。

ストックポートのタウンセンター各地に設置した、21体の巨大なカエルを見つけてまわるいわゆる「アート・トレイル art trail 」の企画です。
パンデミック前の2019年に続いて今年で2年目。
土曜日が初日でした。
前回の大成功をうけての、またパンデミックで大打撃を受けた商業、観光産業の復興をかけた希望と躍進のイベントらしいのです。

前回はカエルの表面に施されたアートにスポットを当てた記事を連載したストックポート日報ですが、私の私評が...ちょっとくどかった...ですね。
今回は、アート解説は割愛、カエルにむらがる地元の善男善女、周りの観光物件などの写真を中心に紹介します。
上の写真2枚はニンテンドーの人気ゲームキャラクター、マリオとルイジ をデザインした Frogtendo。
アート・トレイルは夏休み中の子供たちにうってつけのアクティビティです。
このスーパー・マリオ・ブラザーズのキャラクターは子供たちに喜ばれていましたが、そもそも、ほとんどのカエルめぐりの人々はあまりカエルのデザインは気に留めないようです。
カエルの台座ひとつひとつに取り付けられたアルファベットの1文字をガイド・マップに書きつけて(カエルを見つけた証拠です)、記念写真を撮るとすぐ次のカエル目指して移動します。
大型の店舗が集結したもうひとつのショッピング・センター、The Peel Centre の Gulp Oil Racin Frog 。

レーシング・カーのデザインです。
すべてのカエルと飼い犬の記念写真を撮ってまわっている男性がいました。

飼い主の指示に従い、カエルと同じポーズでピシッと正座する賢いイヌでした。
前回のカエルよりもディスプレイがパワーアップ!
木製デッキを前面に設けて、座って記念写真が撮れるようになっています。
デッキの奥の小さな花壇スペースには観葉植物が植えられています。
カエルの上に子ガエルが載った「ダブルデッカー(2階だて)」になりました。
ランカシャー・ブリッジ Lancashire Bridge の Isafrog Kingdom Brunel 。

このイサフロッグは19世紀に橋やトンネルを数多く設計した英国が世界に誇る建築エンジニア、Isambard Kingdom Brunel のいとこだそうです。

赤いティーシャツの2人の女性はトータリー・ストックポーツ・ジャイアント・リープのプロモーションをしていました。
ガイド・マップと缶バッジ、子供には旗を配っていました。
撮った写真をソーシャルメディアに投稿する際、忘れずに #stockportfrogs のキーワードを添えるように写真を撮った1人1人に念押ししていました。
暗渠になってショッピング・センターの下を流れるマージー河が、ここだけちょっぴり見えるようになっています。

1930年代に建設された、有名なランカシャー・ブリッジの橋脚のごく一部を数年前に発掘したのです。
向こう側にカエルのイサフロッグがちょっとだけ見えています。
ショッピングセンター、マージーウェイを1970年代に建設した際、橋の高さに道路で覆われてしまったマージー河は、大河となってリバプール湾からアイルランド海に流れ込む長大な河川です。
ショッピング・アーケード、マージィウェイ Merseyway の入り口があるマージィ・スクエア Mersey Square にある、Joy。

オーストラリアのロックバンドからインスピレーションを得た作品のようです。
(背景は、ストックポートに残っていたデパートの最後の一軒、デべナムスです。パンデミックを生き抜くことがかなわず倒産、買収されました )
奥さんがカエルにチュッするところをご主人が撮影する仲の良い年配のご夫婦をこっそり写真に撮りました。

今回は、これまで。

ストックポートのタウンセンター各地に設置した、21体の巨大なカエルを見つけてまわるいわゆる「アート・トレイル art trail 」の企画です。
パンデミック前の2019年に続いて今年で2年目。
土曜日が初日でした。
前回の大成功をうけての、またパンデミックで大打撃を受けた商業、観光産業の復興をかけた希望と躍進のイベントらしいのです。

前回はカエルの表面に施されたアートにスポットを当てた記事を連載したストックポート日報ですが、私の私評が...ちょっとくどかった...ですね。
今回は、アート解説は割愛、カエルにむらがる地元の善男善女、周りの観光物件などの写真を中心に紹介します。
上の写真2枚はニンテンドーの人気ゲームキャラクター、マリオとルイジ をデザインした Frogtendo。
アート・トレイルは夏休み中の子供たちにうってつけのアクティビティです。
このスーパー・マリオ・ブラザーズのキャラクターは子供たちに喜ばれていましたが、そもそも、ほとんどのカエルめぐりの人々はあまりカエルのデザインは気に留めないようです。
カエルの台座ひとつひとつに取り付けられたアルファベットの1文字をガイド・マップに書きつけて(カエルを見つけた証拠です)、記念写真を撮るとすぐ次のカエル目指して移動します。
大型の店舗が集結したもうひとつのショッピング・センター、The Peel Centre の Gulp Oil Racin Frog 。

レーシング・カーのデザインです。
すべてのカエルと飼い犬の記念写真を撮ってまわっている男性がいました。

飼い主の指示に従い、カエルと同じポーズでピシッと正座する賢いイヌでした。
前回のカエルよりもディスプレイがパワーアップ!
木製デッキを前面に設けて、座って記念写真が撮れるようになっています。
デッキの奥の小さな花壇スペースには観葉植物が植えられています。
カエルの上に子ガエルが載った「ダブルデッカー(2階だて)」になりました。
ランカシャー・ブリッジ Lancashire Bridge の Isafrog Kingdom Brunel 。

このイサフロッグは19世紀に橋やトンネルを数多く設計した英国が世界に誇る建築エンジニア、Isambard Kingdom Brunel のいとこだそうです。

赤いティーシャツの2人の女性はトータリー・ストックポーツ・ジャイアント・リープのプロモーションをしていました。
ガイド・マップと缶バッジ、子供には旗を配っていました。
撮った写真をソーシャルメディアに投稿する際、忘れずに #stockportfrogs のキーワードを添えるように写真を撮った1人1人に念押ししていました。
暗渠になってショッピング・センターの下を流れるマージー河が、ここだけちょっぴり見えるようになっています。

1930年代に建設された、有名なランカシャー・ブリッジの橋脚のごく一部を数年前に発掘したのです。
向こう側にカエルのイサフロッグがちょっとだけ見えています。
ショッピングセンター、マージーウェイを1970年代に建設した際、橋の高さに道路で覆われてしまったマージー河は、大河となってリバプール湾からアイルランド海に流れ込む長大な河川です。
ショッピング・アーケード、マージィウェイ Merseyway の入り口があるマージィ・スクエア Mersey Square にある、Joy。

オーストラリアのロックバンドからインスピレーションを得た作品のようです。
(背景は、ストックポートに残っていたデパートの最後の一軒、デべナムスです。パンデミックを生き抜くことがかなわず倒産、買収されました )
奥さんがカエルにチュッするところをご主人が撮影する仲の良い年配のご夫婦をこっそり写真に撮りました。

今回は、これまで。
スーパーマーケット、アスダ Asda に週ごとの買い出しに出かけました。

ウィークデイでしたのであいかわらず駐車場も店内も空いていました。

先週、息子とアスダに行った時の記事のリンクです☟
今回のロックダウン以来初めての庶民派スーパーマーケット、アスダ再訪;新機軸の感染対策、果たして効果は?(徹底ならず)
投稿後、最初のロックダウンの時(去年の初夏)の記事のリンクの貼り方が不備で開けなかったことに気がつきました。
貼りなおしましたのでもう1度読み直して、中に貼ったリンクをあけてみてください。
今回は見晴らしの良い階上のパーキングスペースに駐車しました。

広い店舗が立体駐車場のてっぺんにあるのです。

クルマで来ててっぺんのパーキングスペースに駐車した人のための入り口があります。
丘の上のマーケット・プレイス Market Place にある中世の内陣が残る古い教会、セント・メアリーズ・チャーチ Saint Mary's Church が同じ高さに見えます。

マーケット・プレイスの古い街並みもちょっぴり見ることができます。

せっかく出てきたストックポートのタウンセンターです、しかも今回は1人で出てきたものですからスーパーマーケットでの買い物を終えて、車をパーキングスペースに残したまま、ほんのちょっとだけ、町の中を歩いてみました。
2時間までならクルマをとめておけるのです。
ロックダウンの静けさを利用してだと思われる景観保存エリアの修復工事が年末から集中して行われていたはずです。
その進み具合がずっと気になっていたのです。
リトル・アンダーバンク Little Underbank の昔風の石だたみを再現した道路の舗装工事がほぼ終わっていました。


保存指定建築の、もとパブに買い手がついたらしく内装、外観工事がすすんでいました。
新装開店が待たれます。(写真には写っていません)
クリスマス前からのロックダウンで営業停止になっているグレート・アンダーバンク Great Underbank にある美容院です。

窓ガラスにクリスマスツリーのイラストが描かれたまま店が閉まっている悲しい光景です。
歴史的景観エリアは軒並みゴーストタウンのようなありさまでしたが、メインのショッピングエリアにほんのちょっと出てみたら(アスダから景観保存エリアに出るまで数十メートル通っただけですが)食品を扱っているために「生活必需品販売店」とみなされた大きなパウンド・ショップ Pound shop (1ポンド均一店)が堂々と営業していました。
ちょっと入り口からのぞいてみたら、レジに数人の列ができているほどの盛況ぶりでした。
その店と、テイカウェイ営業のサンドウィッチショップ目当てか、声高に話しながら歩いてくる買い物客もちらほら見かけました。
ロックダウンなんてなかったかのような緩み方でした。
....なんて人のことを厳しく言える立場ではない、用もないのにフラフラとロックダウンの街なかを出歩いていた私ですが。
マーケット・ホール Market Hall とセイント・メアリーズ・チャーチのあるマーケット・プレイスにも足をのばしてみました。


いつもなら搬送用トラックやら屋外の仮店舗用の台など、景観のジャマになるようなものがごちゃごちゃおいてあることが多い、実際に機能している「市場」エリアなのですが、人の気配すらもなく見た目が観光ポスターのようにスッキリしていました。
古い建物には欠かせない定期的な補修改装工事もロックダウン中に手際よく完成し、ロックダウンあけを待つ準備完了....のようです。
坂を下りて、クルマがとめてあるアスダの駐車場に戻ります。

月曜日から、学校が再開、生徒、児童たちが登校をはじめました。
ワクチン接種が効果をあげてイギリスのパンデミックは収束に向かい始めている....?
いやいや、まだまだ気は許せないと医療関係者が警告を発しています。
私にもワクチン接種の番が回ってきました。
先週の金曜日に通知の手紙を受け取ったのですが、時間と場所の予約にはまだ至りません。
詳細はまた次回に....。

ウィークデイでしたのであいかわらず駐車場も店内も空いていました。

先週、息子とアスダに行った時の記事のリンクです☟
今回のロックダウン以来初めての庶民派スーパーマーケット、アスダ再訪;新機軸の感染対策、果たして効果は?(徹底ならず)
投稿後、最初のロックダウンの時(去年の初夏)の記事のリンクの貼り方が不備で開けなかったことに気がつきました。
貼りなおしましたのでもう1度読み直して、中に貼ったリンクをあけてみてください。
今回は見晴らしの良い階上のパーキングスペースに駐車しました。

広い店舗が立体駐車場のてっぺんにあるのです。

クルマで来ててっぺんのパーキングスペースに駐車した人のための入り口があります。
丘の上のマーケット・プレイス Market Place にある中世の内陣が残る古い教会、セント・メアリーズ・チャーチ Saint Mary's Church が同じ高さに見えます。

マーケット・プレイスの古い街並みもちょっぴり見ることができます。

せっかく出てきたストックポートのタウンセンターです、しかも今回は1人で出てきたものですからスーパーマーケットでの買い物を終えて、車をパーキングスペースに残したまま、ほんのちょっとだけ、町の中を歩いてみました。
2時間までならクルマをとめておけるのです。
ロックダウンの静けさを利用してだと思われる景観保存エリアの修復工事が年末から集中して行われていたはずです。
その進み具合がずっと気になっていたのです。
リトル・アンダーバンク Little Underbank の昔風の石だたみを再現した道路の舗装工事がほぼ終わっていました。


保存指定建築の、もとパブに買い手がついたらしく内装、外観工事がすすんでいました。
新装開店が待たれます。(写真には写っていません)
クリスマス前からのロックダウンで営業停止になっているグレート・アンダーバンク Great Underbank にある美容院です。

窓ガラスにクリスマスツリーのイラストが描かれたまま店が閉まっている悲しい光景です。
歴史的景観エリアは軒並みゴーストタウンのようなありさまでしたが、メインのショッピングエリアにほんのちょっと出てみたら(アスダから景観保存エリアに出るまで数十メートル通っただけですが)食品を扱っているために「生活必需品販売店」とみなされた大きなパウンド・ショップ Pound shop (1ポンド均一店)が堂々と営業していました。
ちょっと入り口からのぞいてみたら、レジに数人の列ができているほどの盛況ぶりでした。
その店と、テイカウェイ営業のサンドウィッチショップ目当てか、声高に話しながら歩いてくる買い物客もちらほら見かけました。
ロックダウンなんてなかったかのような緩み方でした。
....なんて人のことを厳しく言える立場ではない、用もないのにフラフラとロックダウンの街なかを出歩いていた私ですが。
マーケット・ホール Market Hall とセイント・メアリーズ・チャーチのあるマーケット・プレイスにも足をのばしてみました。


いつもなら搬送用トラックやら屋外の仮店舗用の台など、景観のジャマになるようなものがごちゃごちゃおいてあることが多い、実際に機能している「市場」エリアなのですが、人の気配すらもなく見た目が観光ポスターのようにスッキリしていました。
古い建物には欠かせない定期的な補修改装工事もロックダウン中に手際よく完成し、ロックダウンあけを待つ準備完了....のようです。
坂を下りて、クルマがとめてあるアスダの駐車場に戻ります。

月曜日から、学校が再開、生徒、児童たちが登校をはじめました。
ワクチン接種が効果をあげてイギリスのパンデミックは収束に向かい始めている....?
いやいや、まだまだ気は許せないと医療関係者が警告を発しています。
私にもワクチン接種の番が回ってきました。
先週の金曜日に通知の手紙を受け取ったのですが、時間と場所の予約にはまだ至りません。
詳細はまた次回に....。