イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

病院に付き添い、問題山積みの英国の医療制度を再評価

2024年09月11日 07時28分10秒 | 英国の、生活のひとコマ

娘がレントゲン(X-ray)を撮るためにストックポート唯ーの病院、ステッピングヒル・ホスピタルに行きました。(近所です)

「レントゲン科」の表示サインがあまりにもかわいかったので写真を撮りました。

呼吸が浅いという娘が、かかりつけ診療所 GP's surgery の「ー般医 general practicioner=GP」による「電話診療 phone call consultation 」を受けた際、「いつでもレントゲン撮影をしてもらえるよう手配しておくからできるだけ早く行って来て」と言われました。その翌々日に、レントゲン科の受付で見せれば予約なしでレントゲン撮影が受けられるGPからの手紙が送られてきました。

診療所まで出向く「対面診療」は予約待ちがありますが、「電話診療」は受付後いつでも電話が取れるように待機していれば数時間でGPと話せるのが普通です。

全てのサービスが原則無料の「国家医療サービス National Health Service =NHS」の破綻が指摘されて久しい今、労働党新政権の最強最大の公約が「NHS の建て直し」!!

...手術や処置の待ち時間が長すぎる、医療従事者の待遇が悪すぎてストライキが頻発などなど、労働党の新政権が立ち向かう課題は多すぎです。

成人した娘に付き添いは不要ですが、病院内の構造は複雑で「X-ray A」なる科を探し当てるのは特性のある娘にはー大事だと私が勝手に判断して待合い室までついていきました。

...案内表示がわかりやすく、「X-ray A」は簡単に見つかりましたし、受付後10分も待たずに撮影してもらえました。結果はGPから直接の連絡待ちです。

...手際よさと処置の早さにびっくり。踊るホネホネトリオのかわいらしさとともに、まだまだ捨てたものではないNHSのサービスを高く評価します。

4年前と今年の3月に書いたストックポート日報の記事リンクです☟☟...

選択肢がほぼ皆無、すべての人が恩恵にあずかれる世界に誇るイギリスの無料医療制度

優先順位を上げるコツ? 大したことのない腰痛で国家医療制のありがたさを満喫

英国の医療制度について、わかりやすく解説しています。

コメント (1)
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