ローマ帝国が伝統の多神教を捨てて、一神教のキリスト教を国教と定める過程が書かれているが、著者が一神教に懐疑心を持っているため、ただ単に事実の羅列となっており、キリスト教がローマを席巻する熱気のようなものが伝わってこず、全体的に説得力がない。
国教にまでなるぐらいだから、宗教的な熱気というものがあったはずだが、当時、その場にいた人にしかわからないのだろう。
よくも悪くも、この時にキリスト教が勃興しなかったら、世界の姿は変わっていただろう。
国教にまでなるぐらいだから、宗教的な熱気というものがあったはずだが、当時、その場にいた人にしかわからないのだろう。
よくも悪くも、この時にキリスト教が勃興しなかったら、世界の姿は変わっていただろう。
キリストの勝利 ローマ人の物語XIV | |
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