美女と野獣

2017-06-10 13:53:59 | Movie
アニメ版は思い出が美化されており、最初に観た時は物凄く感動したが、最近見直すとそれほどでもなかったので、評判の良いリメイク実写版を見に行った。
リメイク実写版は、演出に無駄がなく、普通に面白く見ることができたのだが、そもそも、野獣がそれほど醜くないという点が、どうなんだろうか。
燭台や時計、ポットにされた家臣たちは、最後魔法が解けて人間に戻れたことは万々歳なわけだが、王子は人間よりも野獣時代の方がかっこいいのではないか?
野獣を、ベルセルクの使徒のように、涎を垂れ流したり、口から血を滴らせて生きたまま生肉を食べたりと、絶対にこいつとは一緒にいられないと思わせる気持ち悪さが伝わるような造形にしないと、野獣を愛するベルの崇高な人格や、魔法が解けた時の王子の喜びが、ひまひとつ伝わらないのではないか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神の棘 | トップ | 光をくれた人 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Movie」カテゴリの最新記事