貧困にあえぐ一家が生きるために犯罪に手を染めて、という設定は万引き家族と同じものがあるが、エンタメ作品として本作のほうが圧倒的に面白い。
金持ち一家に一人また一人と巣食っていく序盤から、意外な展開をみせる中盤、そして怒涛のラストと一気に魅せる。
ソン・ガンホの、絶望と羞恥、憤怒が混じった表情はさすがの一言。
雨のシーンはセットを組んでいるのだろうが、どうやったらこんな映像がとれるのかと思うほど、すごい。
あらためて韓国映画の凄さと日本映画との差を感じる。それは、脚本の出来と、撮影技術で、素人では絶対に取れないような画作りをしないと、世界には通用しない。
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