ネットニュースで紹介されていたので読んでみた。
汎銀河聖解放戦線のテロで夫と子どもを無くし、ただ一人生き延びた神鷹静香が、テロリストを殲滅するため、自ら過酷な訓練を受け戦士となる。しかし、静香には、汎銀河聖解放戦線のメンバーは殺せないよう心理コントロール処置が施されていた。
記憶を失くす薬を服用することで、その呪縛から逃れた静香だが、その結果、夫と娘の記憶も無くし、戦うことの理由もわからず、ただ汎銀河聖解放戦線を滅ぼすという憎しみだけが残された。
朝日ソノラマ全盛期のスペースオペラで、主人公の設定は面白く、前半の砂の惑星メフィスでの臨場感あふれる戦闘は凄まじい。
しかし、物語中盤の超能力から話がおかしな方向に進み、クライマックスは爽快感がなく、後味の悪いエンディングで終わる。
この作品が出版される数年前にZガンダムが放映されており、数年後にはエヴァンゲリオンが放映されることから、当時は、こういうオカルト+鬱展開の話が流行っていたのかもしれない。
汎銀河聖解放戦線のテロで夫と子どもを無くし、ただ一人生き延びた神鷹静香が、テロリストを殲滅するため、自ら過酷な訓練を受け戦士となる。しかし、静香には、汎銀河聖解放戦線のメンバーは殺せないよう心理コントロール処置が施されていた。
記憶を失くす薬を服用することで、その呪縛から逃れた静香だが、その結果、夫と娘の記憶も無くし、戦うことの理由もわからず、ただ汎銀河聖解放戦線を滅ぼすという憎しみだけが残された。
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サラマンダー殲滅上 (徳間文庫)
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梶尾 真治
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