安定のリンカーン・ライム最新作。今度の敵はどんな鍵も開けられる<ロックスミス> 。
なんとなく黒幕がわかってしまい、どんでん返しの魅力は今一つ。最近のライムシリーズは実行犯の正体が拍子抜けするパターンが多く、初期シリーズのようにこいつが犯人だったのかという意外性がない。
これは、レギュラーメンバーを増やしすぎていることが原因で、ライムシリーズよりも新シリーズの方が面白いケースが多いのは、キャラクターを新規で作れることで誰が犯人だかわからないようにできるという利点があるからだろう。
マンネリを避けるためにレギュラーメンバーが実は犯人というパターンがそろそろ出てくるかもしれないが、それもネタ的には一回しか使えないので、いつ使ってくるか。