シグマフォース 15弾。コンゴで発見された未知のウィルスが人類を襲う。
作者が執筆中に新型コロナウィルスのパンデミックが発生し、発売が延期になっていた。確かにこのネタで書いていて現実にウィルス被害で亡くなる人が大勢いたら、相当悩むだろう。普通の作家だったら便乗だと批判されるかもしれないが、長年シグマフォースシリーズを書いていた作者だからこそ、作品として公開することができたのかもしれない。
戦闘シーンが無駄に長いわりに敵がパッとしないのは、宿敵のギルドを潰してしまってからの本シリーズ共通の課題だろう。
コンゴの歴史や、ウィルスのうんちくは良かった。