懸賞金ハンター、コルター・ショーシリーズ第二段。
今回は誰に頼まれたわけでもなく、つまり懸賞金も出ずにカルト教団に潜入して悪者をぶっ飛ばしながら悪事を暴く。もはや、懸賞金ハンターでもなんでもない、ただの凄腕サバイバリストになってしまっている。
たぶん懸賞金ハンターという設定に無理があったのだろうが、そんなことはおかまいなしに、面白ければいいだろうという潔さは素晴らしい。
カルトの親玉の化けの皮がはがれた後がかなり残念なのは拍子抜け。もうちょっと奥深いキャラクターでないと現実のカルトの怖さには迫れないだろう。
 | 魔の山 コルター・ショウ (文春e-book) ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋 |
